新トレーニング革命

大リーグのイチロー選手や男子100m走日本記録保持者の伊東浩司氏がその理論に基づいてトレーニングしたことで有名な初動負荷理論が書かれている書籍です。伊東氏は本書のモデルも勤めていらっしゃいます。

初動負荷理論では、実際のスポーツで行われる「動き」を重視します。実際のスポーツの動きは、「初動負荷」形式、つまり動作の終盤には負荷があまり掛からない動作であることがほとんどです。それなのに、従来の筋力トレーニングは「ゆっくり挙げゆっくり下げる」、すなわち終動負荷形式のトレーニングで行われてきました。その常識を打ち破ったのが著者の小山裕史(やすし)氏です。

氏はボディビルで日本一になった方ですから、「動き」に関して興味を持つ必然性はありません。しかし、「最初に筋肉ありきではなく、最初に動きありき」とおっしゃるほど、動きに関してこだわっておられます。

初動負荷理論に関して、私なりの解釈は「ジャンプ力アップのために」の真ん中あたりで述べさせていただいていますので、こちらでは省略いたしますが、最後に小山氏のほかの著作も紹介し、ご購入の際の参考にしていただけたらと思います。

小山氏は私の知る限り4つの書籍を出されております。最初の書籍はここでご紹介した『新トレーニング革命』の元となる『トレーニング革命』です。これは古本屋で見つけておもわず購入いたしましたが、内容がかなり古く、新トレーニング革命があれば不要です。

次の著作がこの『新トレーニング革命』です。特徴として、トレーニングの種類が数多く紹介され、他の一般的なトレーニング本よりも詳細な説明が添えられております。メニューの組み方もいくつかのパターンが詳しく書かれているので、初動負荷理論とは切り離して筋力トレーニングを学ぶ本と考えても秀逸です。気休め程度の筋力トレーニングから脱却しようとお考えの方には大変おすすめです。

3作目が右上に写真とリンクがある『野球トレーニング革命』です。この本ではより「動き」に焦点が当てられた感があります。テーマは野球にしぼってありますが、ピッチング動作や走動作については直接バレーボールへも応用ができるでしょう。動作について考えを深めたい方にオススメです。

最新作が『「奇跡」のトレーニング』です。本の外観からすぐに入門書であることはわかりましたが、それでもそれなりの期待をして購入いたしました。しかしこの本はちょっと期待はずれでした。

結局、オススメなのは『新トレーニング革命』と『野球トレーニング革命』の二冊です。ただし、言葉が難解なのと、内容もやや高度ですので、中学生や読書の苦手な高校生には読みこなすのは難しいと思います。大人でもある程度苦戦すると思います。筋力トレーニングの必要性を感じ、読み通すだけの熱意を維持できる方にはぜひ購入していただきたいとおもいます。

本屋での入手難易度:★★☆ 中

★★★ 難:地方中枢都市の大きな本屋でもほとんど見かけない
★★☆ 中:        〃             たまに見かける
★☆☆ 易:        〃             よく見かける

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一見すると本書は、書店でよく見かける、大昔の常識をそのまま載せた入門書の仲間ようにも見えます。しかし、内容の誠実さは群を抜いて素晴らしいものがあります。

肩書きだけの入門書(元全日本など)とこの本とを同じようなものだと考えると、バレーボール人生において損をすることになるでしょう。

書店にも良く置いてありますのでぜひ一度手にとってご覧下さい。

『基本から戦術まで バレーボール』についての詳しい書評やコメントの投稿はこちら

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