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カテゴリ: アンダーパス
タイトル: 低空アンダー  人気評価: 5.00  回閲覧:22195
説明   一対一の対人パスのメニューのひとつです。

3mほど離れてアンダーパスを続けるのですが、そのさい膝の高さよりボールが上に行かないようにふたりともコントロールします。そうすると卓球のようにテンポの速いアンダーパスの応酬になるはずです。

効果として期待できるのは

(1)低いボールを取るための低い体勢と重心前が自然と身に付く
(2)楽しいので自然と乗ってきて細かいステップが自然と出てくる
(3)楽しく、しかも集中しやすいので試合前に心を盛り上げるために役立つ

などがあります。

--------追記----------
サバダンさん評価ありがとうございます。1というのはなかなか勇気が要ることだったと思います。疑問符がつくということですのでそれにお答えいたします。

「膝より下でとる」ことがバレーボールで有り得ないのか。そんなことないですね。スパイクレシーブでもサーブレシーブでもそういう体勢を取れない、あるいは取った場合に安定感の無い子がいます。その矯正のためにも役立ちそうです。サバダンさんのおかげで気付きました。ありがとうございます。

「手だけでパスを出す」ことになるのか。そうとも言えますし、そうでないとも言えます。この体勢で「手だけでパス」と感じるとすれば、それはこの体勢でのバランス感覚が無いということです。おそらく足元のボールを上手くコントロールできないプレーヤーだと思われます。その改善のために役立ちそうです。ありがとうございました。

「練習のための練習」なのか。この言葉はかなり否定的な響きがあります。しかし、試合で有り得ない状況だからといって、練習のための練習にすぎないのか。もしそうだとすると、月刊バレーボール8月号の70ページから71ページにあるアンダーハンドパスの練習はほとんど練習のための練習ということになってしまいます。そこには板を利用したパス練習やおしりだけ床に着けての腹筋アンダーパスや直上パスなどが書かれています。どれも試合では使いませんよね。これらは無意味でしょうか?
こういった練習は、動作の幅を広げる意味合いが強いです。練習のための練習と言えばそうかもしれませんが、簡単に否定はでないと思います。

ちなみにこの低空アンダーに夢中になってくると、相手が左のボールを苦手にしているようだからそこを狙ってみようとか、イジワルしてすこし前に動くように狙ってみようとか、細かなコントロールの意識が出てきます。パスの精度への関心が高まります。サーブレシーブも低く速く返す意識が出てきやすくなります。単調にセッターを狙う練習もいいですが、たまにはこんな練習も良いだろうと思うわけです。

「私だったら、高さ制限を設けず、手を固定させ、腰でボールを運ぶ(重心を前後に移動させる)感覚を身に付けさせる練習とします。」について。
私は「腕を振る=悪」という図式を正しいとは思いません。腰でボールを運ぶ感覚というのは大切だと思います。そのための良いアイデアをご投稿なさると宜しいかと思います。
平均評価: (1) (10)
掲載日: 2006-8-18
投稿者: サバダン on 2006-8-19
総合評価: カテゴリ毎の評価: 5 5
説明   私はこの練習に疑問符がつきます。中学校のとき、女子バレーがこの練習と思わしきものをやっていました。

 膝より低いパスを出すということは、膝より下でとるということですね?
 そこまで変な姿勢になると、手だけでパスをすることになってしまいます。
 腰を屈めるのが、低い姿勢ではありません。
 実際の試合で、そんなに低いパスは出しません。

 ボールのタッチを習得する、試合前に集中力を高めるという点ではいいと思います。

 しかし、これでは練習のための練習。

 私だったら、高さ制限を設けず、手を固定させ、腰でボールを運ぶ(重心を前後に移動させる)感覚を身に付けさせる練習とします。

−追記−
 1〜10までの段階は、私も評価に困りました・・・。「普通だね」という評価では、ある意味失礼かなと思い、思いっきり意見をぶつけてみました。そのため、どういう深い意味があるのか「懐疑的」なのですが、「否定的」な表現となっています。

 だんだん、この練習の意図が分かってきました。文章の理解力がなく、気づくのが遅いですけど・・・。

 「練習のための練習」というのは、「練習の先に試合が見えない練習」のことだと考えます。
 
 直上パスは、膝をうまく使うことで、ボールを触っている時間(といっても、コンマ何秒の世界)を長くし、ボールの処理に余裕を持たせるためにする必要があると考えています。余裕があれば、試合でいいプレーができるようになります(ちょっとボヤけています。すいません)。

 腹筋アンダーは・・・。ちょっと分かりません。

 腰で運ぶ感覚は、選手個人で習得してもらうしかありませんね。言葉で説明しても、野球の長島流みたいに、「この時点で膝と腰にギュッと力をいれる」みたいなことになってしまいます(笑)

練習法としては
1 2人を対峙させる。
2 利き足側を前に置く。
 ※前後に足が開く形になります。
3 手は動かさないことを意識
 ※意識程度で十分だと思います。実際は微調整のために動いてしまいますから
4 腰は上下させず、スライド(水平移動)で、ボールにインパクトさせ、パスを続ける。

こんな感じでしょうか。

 私も「手を振ること=悪」だとは思っていません。そういう図式を目的にしている指導者もいますけど。
 手を振らないのは、「腰をのスライドを意識させるため」のあくまでも手段だとお考えください。

なぜ、腰の上下ではダメで、「スライド」なのか、
 私の実感として、人間の目線は上下方向より、水平方向の方が素早く、柔軟に対応できるようです。トヨタ車が安全性のため、センターメータを採用しているのは、そういう理由からだと解釈しています。
 サーブカットのとき、サーブが浮いて、それに対応しようと膝を伸ばし(上下移動)、カットをミスするケースが多いと思いませんか?

 腰の水平移動を身に付けることでパスが安定し、試合運びが楽になると思います。(攻撃は素晴らしいが、守備が悪いチームは波が激しい)

p.s.なぜ腰の上に固執するか?
 人間が重たい物を挙げようとするとき、腰を落とし、腰の近くで物を持ちます。
 特にスパイクをレシーブするときは、腰の上で処理しないと、重さに負けてしまい、つながる(上に上がる)ボールにならないと思います。
 これは、腰をボールの下に入れる移動の練習が別途必要と思うので、割愛します。



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一見すると本書は、書店でよく見かける、大昔の常識をそのまま載せた入門書の仲間ようにも見えます。しかし、内容の誠実さは群を抜いて素晴らしいものがあります。

肩書きだけの入門書(元全日本など)とこの本とを同じようなものだと考えると、バレーボール人生において損をすることになるでしょう。

書店にも良く置いてありますのでぜひ一度手にとってご覧下さい。

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