センター線はやはり時代遅れと言えますが、逆に日本の特色として捉えれば気にもならないかなと・・・。ただ、同じ地域のオーストラリアとかイランに比べてやはり強打が少ないのが気になるところです。
　　サイドの強打があるから、センターはソフトタッチでいいなんていう発想自体がレトロであって、強打を打てないなら最強ブロックがあるとかだと考えますが、少なくても松本にはそれは感じられません。富松選手は小型ながら充分に通用する要素があると思いますが、スタッフの評価がいかようなものなのかはイマイチ計り知れぬところです。
　　今のチームでいいところはセッターそれぞれの存在価値がゲームメイクに生かされているところだと思います。
　　ただ、１戦目のインタビューで阿部選手が「宇佐美さんより速い平行を上げた」なんてありましたけど、いや、そりゃ君のホールディングトスじゃ無理じゃんって・・・。
　　しかしながら、前回のそれぞれの個性を出すだけだった、宇佐美、朝長のコンビより宇佐美に対して相変わらずオドオド感のある阿部が宇佐美を深呼吸させるための緩衝材になっていることは確かではないでしょうか。
　　メダルは素晴らしいと思いますが、本気モードじゃない欧州のチームに来年勝ち越して初めてオリンピック本戦での決勝Ｔ進出が見えてくるのではないでしょうか。