メイン 1 - バレーボール技術戦術掲示板 サーキュラーアームスイングへの修正と捻りについて | 投稿するにはまず登録を |
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オリビア | Re: サーキュラーアームスイングへの修正と捻りについて / 投稿日時: 2008-2-9 15:17 |
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5 投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
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引用:
どれだけ、お役に立てるかはなはだ疑問ですが、踏み切り時の体幹の向きと動きについての以前の投稿の補足をしておきます。質問の一部の意見にしかなってなく、申し訳ないのですが、図を入れて考えてみたいと思います。 踏み切り時に体幹がどちらを向いているか(平たく言えばおへそがどちらを向いているか)で、その後の体幹の使い方は変わってくると思います。体幹の動きは腕のスイングに先行しているので、「サーキュラースイング」だけに当てはまる使い方、「ボウ&アロウスイング」だけに当てはまる使い方は厳密にはないようです。それを頭に入れながら、読んでいただければ幸いです。 上の絵は体幹の「ひねり」が完成した状態です。骨盤以下の下半身が(平たく言えばおへそが)前を向き、上からの図を見てもわかるように上半身は右回りにひねられています。これはスイングフォームの違いによらず、多くのスイングフォームで行われる動作であり、スパイクはこのひねりを戻す力を使いながら打ち込まれます。 上の絵はネットに向かってまっすぐ入った場合の踏み切り直後の姿勢。ひねり動作前であり、上半身も下半身ももネットにまっすぐ向いています。 ネットに向かって横向きになるように入った場合の踏み切り直後の姿勢。これもひねり動作前ですので上半身も下半身もネットに直角に近くなるように角度がついています。 さて、ここからが両者では動きが違います。ともに最初に示したひねりの完成図に向かうわけですが、ネットにまっすぐ入った場合は上半身を回旋をさせますが、ネットに対して直角に入った場合では下半身を回旋させます。 回旋の方向は前者では頭の上から眺めた場合に時計回り(赤い矢印)の上半身の回旋になります。後者では頭の上から眺めて反時計回り(青い矢印)の下半身の回旋となります。運動の大きさとしては下半身を回旋させた方が小さな動きで済みます。運動の経済性を考えるとこの方が有利です。 また、回旋の方向に関しても最終的には上半身を反時計回りに動かしてスイングするわけですから、前者が「上半身時計回り(赤い矢印)」→「上半身反時計回り(青い矢印)」という順番になるのに対して、後者が「下半身反時計回り(青い矢印)」→「上半身反時計回り(青い矢印)」となり、同じ方向となります。方向が揃っているということも動きをシンプルにして運動の経済性を高めていると言えます。行きつ戻りつということが運動の中で起きることを以前「スイッチバックの動き」と表現しましたが、やはりムダな動きであると言えます。 同じ「ひねり」という動きを作る上でも上半身を動かすか、下半身を動かすかという違いがあります。同じ山を登る場合でも東から登る場合と西から登る場合があることと同じ様なものです。山登りにしても「山頂に到達できればどっから登っても一緒」という訳にはいかずに険しい山道もあれば楽に登れる賛同もあります。最終的にひねりが作れればスパイクは打てますが、その過程に無駄がない方がスムーズで素早い動きになると思います。 |
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