代表チームのメンバー選考は非常に難しい部分があります。監督さんが使いたい選手であっても、怪我、病気や調整不足で招聘を見合わせたり、本人やチームの側から代表入りを辞退する場合があります。また、優れた選手でもチームの戦術にマッチしなかったり、モチベーションが低い場合は選考から外す場合があります。選考は試合の視察と大会事前の候補選手合宿で選手の調子や戦術とのマッチングを判断しますし、直接、面接をして全日本でプレーをしたいかの意志確認をすることもあるようです。

そんなこんなで、監督が思うような人選が出来ずに12人が決定される場合も少なくありません。今回のアジア選手権が、どのような経緯で人選されたかは私も知りませんが、前回のアジア選手権の時は招集予定していたセッターが、怪我のために本大会に間に合わず、大会登録の問題で追加エントリーも出来なかったので、セッター1名だけの選手総員11名で戦いました。背水の陣でしたが、一人セッターが頑張って、見事に優勝しております。今回ももしかしたら現時点のベストメンバーではないかもしれませんが、出場する選手は精一杯プレーをして前回大会に匹敵する成績を残して欲しいと思います。