抜刀祭さん、こんにちは。
　レフトのプレーヤーには、高いトスを打ち抜く力と、サーブカットの能力が要求され、センタープレーヤーには、ブロックと速い攻撃（のための動き）が要求されます。
　多くの方にいわれるということは、センタープレーヤー的要素が強いのでしょう。
　最近の高校バレーを見ていると、速く、はたく攻撃が多いのは事実で、大学でそれなりのバレーに対応させるために、しっかり打つための技術を習得させるのに苦労をします。（このあたりは、多くの方がかかれています）

　とはいえ、大学でも、その高校の延長上にあるためか、最近は打ち抜けるセンターが少なくなりました。かつては、センターに高いトスを上げ、3枚ブロック相手に打ち抜く、センターエースを要するチームも珍しくなかったんですけどね。

　自分の母親の話で恐縮ですが、私の母親は、元々はレフトプレーヤーでしたが、後年、センタープレーヤーとして活躍します（9人制の時代です）。コンバートの理由は、レフトからだと、90度しか攻撃範囲がないが、センターからならば、180度の攻撃範囲があるからということだったようです。場合によっては、セカンドセッターの役割もこなしていたようですけど。

　ある程度レシーブもでき、しっかり打てるのであれば、バックに回った際には、バックアタックも打たせるという選択枝もあります。チームのサーブレシーブの苦しいときには、レフトに回せるということもあります。
　要は、ブロックと素早い動き、高さを備えているのであれば、一般的なセンタープレーヤーの役割プラスアルファも十分可能になるということです。
　強打ばかりで決まるのであれば、それがもっともよい方法ですし、軟攻をからめることで、より効果的と感じれば、軟攻を使うのもよい方法ということですよ。
　チームにとって、もっともよい、自分なりのセンター像というのを目指すのもよいのではないでしょうか。