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オリビア | Re: 指導言語そしてパスの性質と指導について / 投稿日時: 2006-3-20 11:08 |
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5 投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
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引用:
バレーボール学会の時に工学部の先生であるMさんとお話をした時に「なるほど」と思ったのは「学問は凡人のためにある」といった内容の言葉でした。物理学にしろ、なんの学問にしろ一握りの天才は直観的に真理がわかってしまうのですが、凡人にはわからない。それを凡人にわかるようにするために数式を使ったり、法則や原理を作り、体系化して凡百の人々に教えていくことこそが「学問」であるということです。 すぐれた指導者の経験に基づいた指導言語やユニークな練習法の中には多くの真理が宝の山のように隠されていると思います。しかし、凡人のわれわれにはその真意がなかなかわかりません。スポーツにおける物理学とはそのような優れた指導者のみが知っている真理を凡人にもわかるように翻訳する道具であると思います。 スポーツにおける科学は常に後追いであると思います。王選手の一本足打法や、イチロー選手の振り子打法、野茂投手のトルネード投法などがスポーツ科学が生み出したとは聞いたことはありません。必ずある選手が成功したあとに「○○打法は理にかなっている」と解説が出てきます。物理は天才的な選手や創造的な選手の動作を解説することはあっても生み出すことは難しいと思います。(これはなかなか覆せないと思います) 堺ブレーザーズがVリーグ男子を制しました。神奈川県出身ということもあってキャプテンの千葉新也選手(今回MVP!)は大学時代から注目しておりました。身長は低いのですが、今の男子の中じゃ、上手い選手の筆頭に挙げられると思います。千葉選手のどこが上手いのかを説明し、他の身長の高い選手がその技術を身につければ日本はもっと強くなるでしょうし、後世の人間にわかる形で残していけば選手にも指導者にも役に立つことだと思います。そのためには運動を客観的に説明し、(どの時代の人でも誰でもわかる言葉で)残して置く必要があります。それこそが運動における物理的な説明の存在意義だと思います。 引用: トス技術に特化してパスを考えるのは危険だと思います。 オーバーパスとオーバーレシーブのふたつにわけるだけでは駄目なのですか?もしそうならばその理由を教えてください。 危険という言葉はこの場合、適切でしょうか? つまりは「トス寄りの考えでは半分しか考えていない」とおっしゃるのだと思いますが何も考えないよりはよいのでは? |
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