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オリビア 興味深いバレーボールの本です。  /  投稿日時: 2006-10-23 22:55
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
こんにちは
アマゾンで次の本を見つけました。
「バレーボール―世界トップレベルの攻撃に関する運動技術学的研究」(金 致偉著 牧歌舎)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4434081012/sr=1-17/qid=1161609999/ref=sr_1_17/503-9304928-5969562?ie=UTF8&s=books
です。著者は中国出身ですが、現在、広島大学の先生のようです。もう、本のタイトルだけで飛びついた本です。全116ページの薄い本ですが、主に日本の研究者の研究を丹念に調べて書いております。本のジャンルで言えば「レビュー」でしょうか?しかし、バレーボールのスパイクだけで一冊の本を書いて、発刊するとはすごいことです!用語の解説や運動の局面の解説、攻撃戦術までスパイクに関しても何でもありの内容です。

しかし、さすがのこの本にも無い内容がありました。「スパイクフォーム」の話です。バックスイング、フォアスイング、フォロースルーなどの用語と各局面での所要時間やスティックピクチャーの話はありましたが、サーキュラースイングやストレートアームスイングなどの「フォーム」については触れられていません。すごく残念に思いました。

科学的研究は測定を数値化(それも精度の高い観測値)して、比較検討することが基本です。そうすることで見えてくる世界は沢山あります。科学的研究の上で科学者は科学的論文を書きますが、論文では平均を出したり、偏差を出す統計処理をしなければ認められません。

しかし、科学的研究の落とし穴は数値化できない事柄に対して冷淡であったり、否定する姿勢をとったりすることです。フォームのような形態的(画像的)な世界は科学的な研究から落ちてしまう危険性があります。この本を読んで感じたのはそんなことでしたが、それを差し引いても興味深い本でした。

先程「フォームについて触れられて残念」と書きましたが、少しだけ「してやったり」と思っている部分もあります。
後藤@愛産大 Re: 興味深いバレーボールの本です。  /  投稿日時: 2006-10-30 21:12
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 87
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
 亀レスですが‥‥。
 私も10月20日前後に、発注をかけました。まだ、届いていません(TT)。
 書き込みを読ませてもらって、届くのが待ち遠しく感じます。
 でも、よくそういう本を出せましたね(^^;;;;;。
オリビア Re: 興味深いバレーボールの本です。  /  投稿日時: 2006-10-31 8:00
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:

後藤@愛産大さんは書きました:
  私も10月20日前後に、発注をかけました。まだ、届いていません(TT)。


私が頼んだときは残り一冊になっていましたので…。
後藤さんはこの著者の先生をご存じでしょうか?私は寡聞にて存じあげておりませんでした。

新刊ではありませんが「國際式 六人制バレーボール」という1950年代の中古本も最近入手しました。日本での九人制から六人制の導入を書いた本です。主に九人制と六人制との比較が述べられていて、手さぐりで新しい競技を理解しようという事が書かれています。特に、六人制の反則に厳しいオーバーハンドパスに対して警戒の言葉が並んでいました。また、ポジションに関しては「ワンセッター」という発想はなく、セッターはライト対角に二人入るように書かれていました。写真のモデルの選手はインドの選手が多く、この時点ではインドの方が日本よりも六人制に関しては先行していたことがわかります。昔の本は時代の断面を見せてくれて興味深いです。
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一見すると本書は、書店でよく見かける、大昔の常識をそのまま載せた入門書の仲間ようにも見えます。しかし、内容の誠実さは群を抜いて素晴らしいものがあります。

肩書きだけの入門書(元全日本など)とこの本とを同じようなものだと考えると、バレーボール人生において損をすることになるでしょう。

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『基本から戦術まで バレーボール』についての詳しい書評やコメントの投稿はこちら

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