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投稿者 スレッド
オリビア 名人  /  投稿日時: 2008-2-6 15:15
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
http://www.youtube.com/watch?v=Iuen4PLMg00&feature=related

テナガザル=Gibbonは遺伝学的にはチンパンジーよりも人間に近く、ヒトはこの種の仲間から生れたと言われています。よって、肩の構造などもヒトはテナガザルから相当多くの部分を引き継いでおります。

そもそもテナガザルがあのように肩を頭の上で自由に動かせるのは木から木への移動のためです。テナガザルにとって腕は人における足以上に重要な身体部分です。テナガザルが肩を怪我することは移動手段を奪われることになり、それこそ致命傷となります。よって、傍目から見ると楽しそうに木の上を動き回っている姿は生存をかけたトレーニングの一環であると言えます。

肩の構造をテナガザルから引き継いでいる以上、ヒトもその構造や使い方の原則に従いながら運動をするしかないと思います。無理な使い方をすれば当然、壊れてしまいます。彼らの動く姿は実は自然な肩や腕の使い方のお手本であると思っています。スパイクもボール投げも、オーバーヘッドスポーツの原点はテナガザルの腕渡りの時の肩や腕の動きの中にあります。虚心坦懐で何度も何度も観ていただきたいと思います。

動画で何度か出て来ますが、時々、サルが両手を広げて木や棒を掴み、空中で休んで止まっている姿がみられます。器械体操の鉄棒や吊り輪の「Y字バランス」のような格好ですが、この時の肩の形が「ゼロポジション」です。休んでいる格好ですので当然、肩に負担が来ない形となっています。子供に肋木などで少し長い時間ぶら下がらせると楽な位置に気づいて来ます。それがその子供にとってのゼロポジョンとなります。

さて、このような雲梯や肋木のトレーニングをする時の注意ですが、子供の中には生まれつき肩関節がゆるく、ぶら下がっただけで肩が軽く外れてしまう人もいます。このような子供に特に雲梯などをさせると危険です。ぶら下がるだけで「肩が外れる感じがする」というような訴えがある場合は無理にさせてはいけません。それでも肋木(最初は足を地面に付けている状態で)で軽い懸垂をさせることは肩を支える筋肉である腱板(インナーマッスル)のトレーニングとなるので有用です。

名人の動きを拝見するといろいろと勉強になります。
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題名 投稿者 日時
   バレーに役立つ子供の遊び ざぶたねこ 2008-1-29 1:39
     Re: バレーに役立つ子供の遊び 2008-1-29 12:33
       Re: 雪合戦 ざぶたねこ 2008-1-30 3:33
     Re: バレーに役立つ子供の遊び オリビア 2008-1-29 17:17
       Re: 肋木 雲梯 ざぶたねこ 2008-1-30 3:48
     Re: バレーに役立つ子供の遊び ハラマワリフトシ 2008-1-29 22:59
       Re: メンコ ざぶたねこ 2008-1-30 4:04
       Re: バレーに役立つ子供の遊び 2008-2-2 1:32
         re:雪合戦 ざぶたねこ 2008-2-5 2:02
     Re: バレーに役立つ子供の遊び 山兄S 2008-2-4 1:18
       Re: 「こしき」 ざぶたねこ 2008-2-5 2:19
         RE:Re: 「こしき」 山兄S 2008-2-5 23:57
           RE:竹馬 ざぶたねこ 2008-2-6 2:45
             RE:竹馬 山兄S 2008-2-7 2:04
       Re: バレーに役立つ子供の遊び オリビア 2008-2-5 14:36
         解説ありがとうございます 山兄S 2008-2-6 0:19
         Re: 雲梯 ざぶたねこ 2008-2-6 2:54
         » 名人 オリビア 2008-2-6 15:15
             復旧後一番乗り? 2008-2-23 2:13
               Re: 復旧後一番乗り? オリビア 2008-2-24 12:12

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