メイン 1 - バレーボール技術戦術掲示板 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか? | 投稿するにはまず登録を |
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mizo | Re: 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか? / 投稿日時: 2006-9-7 17:06 |
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-8-28 投稿: 10
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
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重いボールに関しての色々な論議を大変興味深く読ませていただきました。初心者ですが、私の経験から一言言わせていただきます。
初心者のコーチをしていると、スパイク練習のはじめから強いボールを打てる人がいます。他の人と比べて運動能力が高く、ジャンプ力があります。男子ではジャンプ力がある運動神経の良い選手はすごいスパイクが打てるようになりますが、重いスパイクというわけではありません。 女子では、男子と比べて上半身の筋肉量と筋力が少ないため、スパイクの威力の優劣がはっきり出ます。スパイクの上達が早い選手は男子と同じように運動神経が良く、上半身に力があります。 しかし、重いスパイクを打てる選手は、スパイクが速い選手と少しだけ違いがあります。昔は体型が違うと思っていましたが、今年の選手に、体型は一般的だが重いスパイクを打つ選手が出てきました。 その選手は、手に当たる音からして違います。女子の初心者は、ボールをたたくとパチンと小さな音がしますが、その選手は最初からドスンという音がします。体型は一般的なスリムなタイプです。 他にもう一人重いスパイクを打てる新人がいますので、二人を比べてみました。 その選手はからだが大きく、筋力があるタイプで、いかにも重いスパイクを打てそうだという選手です。 だが、注目の新人は筋力がありそうですが、腕力は少し運動神経が良いくらいの選手と同じくらいなので、重いボールを打てそうには見えません。 しかし、打ち方を見ると、一つの特徴がありました。右手でボールを打つときに右足が出ます。左足前に直そうとしてもすぐに右足が前に出ます。試合の様子を見ると、ボールを強く打とうとすると右前になりました。練習をしすぎたときに、右の背筋が痛いと訴えてきました。そこで、合点がいきました。 腕だけでなく、体の後ろの筋肉を強く使っていました。右半身の前と後ろを勢いよく使うために右足前になっていたのでした。 もう一人のいかにも重いボールを打つ選手の背中を見ると、他の人達と比べて背筋が大きく盛り上がっていました。 ボクシングでは、ハードパンチャーは肩の裏側の筋肉が盛り上がっていると言います。 プロ野球のピッチャーとアマの違いは、ボールの重さだといわれています。同じ135kmのボールを投げても、プロのボールは重く前に飛びません。プロの体は通常の人と比べて筋肉の質が違い、「一目見てプロ向きの体だね。」と専門家が判断しています。 以上のことから、重いボールは腕を振る速度以外に、肩の裏の筋肉と背筋が関わっていると思います。 物理の法則には p=mv [kgm/s] とありますが、私はスパイクの場合にはこれを単純に当てはめることはできないと思っています。 一般には、ボールをヒットするときに作用・反作用の法則が働き、スピードがあるアタックを当てた手に同じ力の反発が生じ、筋力のない腕はその勢いに負けて、力を全てボールに伝えられないと考えられます。反発力に対してさらに反発する力を発揮できる筋力を持つ選手がボールに力を伝えられるのではないでしょうか。 つまり、スイングスピードがあまり変わらない選手でも、筋力が強いことでボールに強い力を与えられる状態を重いボールと言うのではないかと考えています。 この仮説に無理がありますか? |
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