メイン 1 - バレーボール技術戦術掲示板 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか? | 投稿するにはまず登録を |
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オリビア | 錯覚という言葉は… / 投稿日時: 2006-8-25 8:35 |
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5 投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
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「目の錯覚」で検索するとかなりの数のサイトがヒットします。そこでの実例を見ていただくとわかると思いますが、条件を変えると線分の長さが違って見えたり、本来真っ直ぐの線が背景の図柄によってゆがんで見えたりします。これが本来の意味での目の錯覚(錯視)です。「見る」という目的に対して「見た」という結果が(多くは脳の処理の問題ですが)異なっている場合(=現実と違っている場合)、目の錯角という言葉が使われます。
ここで注意していただきたいのは「見ようとしたものが、違って見える」ということで目的と結果の行為(この場合は視覚)は同じであるということです。錯覚のもう一つの例として錯聴があります。聴こうとしたものが現実と違った物に聴こえることで、簡単な言葉で言えば空耳ということになります。 さて、ボールが軽いあるいは重いという感覚はボールを受けた腕や体が感じる感覚(触覚あるいは圧迫感)ですが、ボールを受ける時の見たという情報は視覚の情報です。つまり、普通、「目の錯覚」という時は同じ視覚の中での話であり、あくまでも視覚という一つの知覚の中での話ですが、今回のボールの重い軽いの話は視覚という知覚と触覚という知覚の二つの知覚が出てきています。通常は錯覚は二つの知覚をまたいで考えないと思います。 ヒデヨシさんが「初速を見誤りそれに似た現象に陥ってしまう結果が「重いスパイク」になっているのではとも考えられるのではないでしょうか?」とお書きになったことや、さぶたねこさんが「これも初速と終速の差で説明がつくのではないかと思います。きっとフォークボールは同じ初速のストレートに対して終速が遅いのだと思います。そこで打者に錯覚が生まれ同じ初速のストレートに対して軽く飛ばせたように思うのではないでしょうか。」と書いたことも錯覚という言葉にはなじまないように思います。 みなさんのご意見をまとめると「視覚と触覚のずれ」ということになりますが、これは単純な視覚の問題ではなく「予測」や「視覚情報を元にした体の身のこなし」というもっと高度の(複雑な)脳の機能が関与してくると思います。 |
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