芭麗人先生は以下のようにおっしゃられています．

＞ミハルさんの監督さんはまずあなたの考えを聞きたいのではないですか？　ミハルさん自身はどう思うのか　がまず必要だと思うのですがどうでしょうか。

私は芭麗人先生のように人間ができておりませんので自分の考えをべらべらと書いてしまいます．ミハルさんが「よし自分で考えてみよう」と思っていらっしゃるなら個々から下は思い出したときにでも見られることをお勧めします．

＞「小さいお前らが長身チームに勝つにはどうしなければならない？」

低身長バレーボーラーの永遠のテーマであり「夢」であると思います．
未来あるミハルさんの「夢」壊してしまうようで申し訳ないですが【究極は勝てない】というのが私の結論です．

HP（ttp://www.volleyball-u.com/kaityourensai.htm
）で市川先生がおっしゃられているように『バレーボールは不平等なスポーツ』だからです．いやバレーボールだけではなくてスポーツなんてそもそも全て不平等なものですし，もっと言うと人生そのものも不平等なんですよね．

仮に6人全員の身長が180cmのチームAと，160cmのチームBがあるとします．A・Bチームそれぞれの選手が全く同じ身体能力とバレーボール技術を持ち，チーム力も全く同じだったらどちらのチームが勝つと思いますか？そんなのAに決まっています．

ただしこれはあくまでも究極の話です．現実はそうではない場合もあるわけです，事実，私はこれまで何度となく低身長チーム（B）が高身長チーム（A）に勝つ場面を見てきましたし私自身も経験してきました．ミハルさんはご存じないかもしれませんがビーチの西村選手やVリーグ松下の小糸選手は高校時代平均身長170cm台のチームで全国制覇しております．

当たり前のことですがBがAに勝つためには「個々人の能力×チーム力」がAより上回っていることが必要最低条件となると思います．個々人の能力とは例えば身体能力，ボールコントロール技術，経験などが挙げられるでしょうし，チーム力は戦略，戦術，連携技術などが挙げられることと思います．こういったことをさらに細分化したものが個々の能力では例えばジャンプ力等であったり，チーム力では例えばコンビ等になってくる訳です．

上で「バレーボールは不平等だ」ということを言いましたが，バレーボールもスポーツも人生も確かに「不平等」ではあると思いますが，決して「不公平」ではありません．頑張った人にも頑張らなかった人にも同じ分の配当が与えられるのが平等．頑張った人には頑張った分，頑張らなかった人にはそれ相応の配当が与えられるのが公平です．

じゃあ今の自分はどれくらいの力があって頑張ればどれくらいの目標を達成することができるのか？逆に目標を達成する為にはどれぐらい頑張ればいいのか？これを考えることが第一歩だと思います．「現状分析→目標設定→具体的対策→実行→再度現状分析→・・・」なんにおいてもこのプロセスは重要だと思うのですがこのうち「現状分析→目標設定」を簡単におっしゃられているのがヒデヨシ先生の

＞また、勝つことの意味やどのレベルで勝つといったことも重要なのではないでしょうか？

ということだと思いますし，ミハルさんの監督さんが「小さいお前らが長身チームに勝つにはどうしなければならない？」ということを言ったのは，このプロセスをスタートするきっかけを与えていらっしゃることだと思います．

9×9mのコートやボールはどのチームにも平等ですが，それをどう使うかという選択肢は各チームに公平に与えられています．いかに自陣のコートにボールを落とさず相手のコートにボールを落とすのかというのがバレーボールですから．

余談：「イチローが世界で活躍（成功）できるのはなぜか？」

彼自身が私達一般人にとっては「不平等な」才能の持ち主であることは疑う余地はありませんが，「現状分析→目標設定→具体的対策→実行→再度現状分析→・・・」の能力に長けているからだと思います．例えばイチローがホームランバッターに憧れて，もりもり筋肉をつけ，打撃フォームも長距離ヒッターを目指したフォームだったら今のようにメジャーで活躍できていると思いますか？彼はベースボールをこよなく愛し，その中で自分はどうやったら活躍できるのか．それを考え実行したのだと思います．