メイン 1 - バレーボール技術戦術掲示板 逆足・・本校のジョエル君について考える。 | 投稿するにはまず登録を |
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後藤@愛産大 | 発想の転換 / 投稿日時: 2006-3-24 10:07 |
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11 投稿: 87
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
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逆足に関しては,旧へりくつでも何度か書きましたが,私自身は基本的には肯定派です。
逆足には,利き足(俗語)が関係していることが多いようです。私の職場の隣の席に,専門は陸上(今はスキー)で,野球もバレーもされるかたがいますが,彼は逆足のようです。走り幅跳びも右足踏切,スキーでも転ぶときは左足滑走の時と,利き足が自分とは逆です。高く安定してジャンプしようとすれば,逆足のほうが自然という考え方をされています。 もうひとつ,いわゆる「なんば」との関連も興味深いです。逆足でジャンプすると,順足に比べ,身体(体幹)のひねりもどしがかなり使いづらくなります。ボール投げや,スパイクフォームに身体のひねり戻しは重要な要素ですから,そこにこだわると,逆足でのスパイクは,はた目に無理な動作に見えます。逆にひねり戻しなしでスパイクが打てるのであれば,それはそれで武器になりますし,「なんば」的な発想でいえば,むしろ自然ともいえます。 元全日本の奥野などを昔の写真で見ると,逆足だけど,最後のツーステップが,ほぼ同時に並行に踏みきられ,体幹のひねりも使われています。ステップの工夫によっても,フォームの改善は可能だと感じます。 また,以前にも書いたことがありますが,大学時代に,逆足ステップからのCクイック,バックセミスパイクの練習をさせられたことがあります。身体のひねり戻しがないので,順足よりも早いタイミングで打てることができます。 同じトレーニングをそこそこのレベルの大学女子に試みたところ,運動能力の高い選手は,数日の練習で,逆足スパイクをものにしていました(違和感があり,実践で使うには至りませんでしたが)。 過去にはオランダの女子選手で,セッターの前に回り込むときには順足,後ろに回り込むときには逆足という選手もいました。 逆足の更正?に関して,全面否定するつもりはありませんが,新たな可能性として考えるのもひとつかと考えています。 もともと,ブロックジャンプでは,左右への移動に,順足,逆足を使い分けさせますので,まずはブロックジャンプから,さらに,セッターの前後ろへの入りで使い分ける「トレーニング」など,身体能力の向上,新たな可能性の模索で,順足,逆足両方のマスターをさせていくのも,面白いかなと感じます。 |
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