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投稿者 スレッド
クッキー スパイクで何を目指すかの優先順位  /  投稿日時: 2006-10-10 17:49
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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打球の威力か打点の高さか。

あるいはレフトだったら高さよりも威力と決定率で
センターだったら打点の高さ、打つまでの速さ、早く床にボールを着けるための鋭角さ、みたいな考え方はないのでしょうか。
とんと 答えになっていませんが  /  投稿日時: 2006-10-10 22:39
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
前提なしのお題ですから最大限一般化しての答えになります。

攻撃の最大の優先事項は得点する事です。
レフトもセンターも、セッターのツーも然り。
クッキー Re: 答えになっていませんが  /  投稿日時: 2006-10-10 23:50
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
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より得点できるようにするためには何を目指せば良いのでしょうか。

レフト(サイド)の場合、鋭角には打たずにラインを目指して強い打球を打つ事で、ブロックに当たったとしても「どシャット」を食らわず良いリバウンドが取れ、また抜けたあともワンタッチやジャッジミスで得点に繋がりやすくなるのではないかと思います。

でも逆に、レフトからエースが鋭角に強打を打ち込んで戦意を喪失させるという場面もあると思います。

テレビの解説で中垣内さんがサイドはエンドラインを狙って打つのが
1番打点も高くなるし、得点しやすいと言ってました。

たぶんスパイカーによって目指すべきスパイクというのがあるのではないかと思っています。
とんと Re: 答えになっていませんが  /  投稿日時: 2006-10-11 8:07
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
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引用:
たぶんスパイカーによって目指すべきスパイクというのがあるのではないかと思っています。


ポジションによって(得点力を増すために)目指すべきスパイクがあるのではないか、ということでしょうが、ポジションによってではなく選手個々人によって考えるべき事だと思います。私は他の選手より優れている点を生かす事でより得点しやすくなると考えます。高い選手は高さを生かす、パワーのある選手はパワーを生かす、ということです。パワーでごり押しするセンターもいいし、フェイントで決めまくるレフトもありでしょう。

「ここのポジションはこう」といった一般的な答えを求めるほど、「普通のアタッカー」になってしまい、「普通のアタッカー」ほど守りやすくなってしまいます。
クッキー そうでしょうか?  /  投稿日時: 2006-10-11 13:48
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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フェイントで決めまくるレフト。
100%決めるなら面白いかもしれませんが、現実的には半分近くは決まらないわけで、それでもフェイントをし続けるレフトに対して
「エースなら強打で決めてくれよ!」という意見も出てくると思います。
クッキー そこは逆に  /  投稿日時: 2006-10-11 13:54
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
「ここのポジションはこう」といった一般的な答えを求めるほど、「普通のアタッカー」になってしまい、「普通のアタッカー」ほど守りやすくなってしまいます。

という問題にはそれこそ
「選手個々人によって考えるべき事だと思います。」
ではないでしょうか。
kanntoku-syoshinsya スパイクは得点してなんぼ  /  投稿日時: 2006-10-11 13:58
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-4-27
投稿: 17
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 1年未満
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レフトからフェイントを打ち続けることに関して、フェイントが相手チームのフォーメーションやミスマッチから決まり続けるのであれば、フェイントを打ち続けてよいと思います。フェイントを拾われるようになったら、強打に変更すればよいのでは。

コンビネーションに関しても、それが決まり続けているうちは、同じコンビでいいと思うし、止められるようになったら変えていけば良いと思います。

しかし、エースがチームとしての大黒柱の場合は、少々乱れたトスは打ってほしいところです。消極的なプレーという意味で、フェイントを打ち続けるのは、やはりチームとしては盛り上がりませんよね。
コヤック 得点してなんぼに一票  /  投稿日時: 2006-10-11 15:38
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 118
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
なんだか御意見が平行線をたどっているような気もしますが.

私もとんとさんやkanntoku-syoshinsyaさんと同じ考えで,スパイクで目指すべきは「得点してなんぼ」だと思います.優先順位は決定率なんじゃないでしょうか?高さや威力はそのための手段の一つということでしょう.同じ技術(ここではボールコントロール力)を持った選手であれば高さや威力があるほうが決定率が高くなるでしょうから.

>フェイントで決めまくるレフト。100%決めるなら面白いかもしれませんが、現実的には半分近くは決まらないわけで、

そりゃまぁそうでしょうねぇ.フェイントは強打あってこそ生きてくるものでしょうから.

逆に言うと強打はたいしたことがなくても軟打(フェイント含む)のボールコントロール力がずば抜けて優れているスパイカーがいるとしたら(他の人には見ることのできないフォーメーションの”揺らぎ”を見抜くことができ,その”揺らぎ”に対して正確にボールを置くことのできる選手.実際にはあまりお目にかかったことがありませんが(笑)),たいしたことのない強打も生きてくると思います.

クッキーさんの御意見でひとつだけ違和感があるのが

>「エースなら強打で決めてくれよ!」

です.確かに私も「エースなら何とかしてくれよ!」と思うことはありますし,他のスパイカーが決めることのできない場面で決めることのできるスパイカーこそエーススパイカーだと思います.ただ何でもかんでも真っ向勝負の強打でいいかというとそうとも限らないような気もします.

例えば二段を打つ場面で上や間を抜くことのできないような高く揃ったブロックが3枚来るとわかっている場面で何も考えずブロックの正面めがけてバカスカ打ち付けて連続得点をとられても「エースが強打で通用しないんだから仕方ない」とは私は思えない.

もちろん次の一点を取るため,その後の展開を有利にする為に敢えて強打で真っ向勝負という場面はあるかと思いますけどね.

クッキー Re: 得点してなんぼに一票  /  投稿日時: 2006-10-11 15:44
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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>クッキーさんの御意見でひとつだけ違和感があるのが

>>「エースなら強打で決めてくれよ!」

決まらないのにフェイントをし続けるエースに対して、そう思うときもあるんじゃないかと書いております。
クッキー そのときに!  /  投稿日時: 2006-10-11 16:01
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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>例えば二段を打つ場面で上や間を抜くことのできないような高く揃ったブロッ>クが3枚来るとわかっている場面で何も考えずブロックの正面めがけてバカ>スカ打ち付けて連続得点をとられても「エースが強打で通用しないんだから>仕方ない」とは私は思えない.

この場面でエースが打つべきなのは、キルブロックのシャットをくらうような打ち付ける強打ではないというのは分かります。

三枚ブロックの後ろに落とすような軟攻か、ワンタッチや処理しやすいリバウンドがとれるような足長の強打になると思いますが、そのときにエースは
「フェイントでいいから点数取る!」なのか
「ブロックを砕くような強打でワンタッチで得点だ!」なのか。
フェイントを思った以上にあっさり拾われたり、ワンタッチをとるつもりが失敗したりと、両方とも成功しないリスクはもちろんあるわけです。

スパイクは得点のために打つのは当たり前です。
どんな形にせよ得点すれば盛り上がります。
しかしその得点の仕方でチームに勢いがついたり雰囲気が変わったりします。

そこでスパイクの目指すべき方向性はどこなのかについて皆さんの意見を伺いたかったのです。
じゅん@ Re: 得点してなんぼに一票  /  投稿日時: 2006-10-11 16:02
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-17
投稿: 174
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バレー暦: ウン十年
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 最初のお題から少しずれているような気がするのですが・・・クッキーさんのおっしゃりたいことは、レフト・センター・ライトというポジションに応じたスパイカーの「スパイク決定方法」みたいなものがあるのかどうか?ではないのですか。
後藤@愛産大 Re: 得点してなんぼに一票  /  投稿日時: 2006-10-11 19:42
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 87
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
 お久しぶりです。とても興味深いお題ですね。
 スパイクには,決定,ミス,被ブロック,継続とあり,決定率は最も注目される数字です。いうまでもなく,相手に決められようが,自分たちでミスをしようが,相手の得点になります。
 ですから,ミス率を考慮しない決定率重視は無意味という考え方もあります。言葉として定着はしてませんが,決定−ミスで,貢献率という数字も存在します。
 また,被ブロック数(率)というのは,独自の記録をしないと考慮できないし,スパイカーの問題なのか,トスの問題なのか,ブロックカバーの問題なのか難しいですが,やはり,頭のどこかにはあって欲しい数字です。

 ネットゲームは,ラリーを取る(得点する)のが最大の目的で,最も得点できるのが,スパイクですので,みなさんのおっしゃることは理解できます。
 ただ,スパイク決定率って,男子の上級レベルで50〜55%程度,女子の上級レベルで45〜50%程度です。
 50〜50%弱は,ミスであり,被ブロックであり,継続です。
 また,数あるネットゲームの中で,1本1本の決定率がこれほどまでに重視されるのは,おそらくバレーボールだけでしょう。
 多くのネットゲームでは,1本1本は,ラリーを取得するための過程でしかありません(もちろん,1本目に決まる確率もありますけど)

 さて本題。
 スパイクに何を求めるのかは,そのラリーを取るために,どれだけ効果的であったかどうかと考えています。
 もちろん,決めてくれるに越したことはないですが,ミスなく,被ブロックなく,相手に有効な攻撃(50%以上の決定率)を与えなければ,ラリーを取得する確率はあがります。

 相手の攻撃力だとか,得点の状況,チームの状況によっても変わってきますけど,サイドアタッカーであれば,男子大学生でも,決定率40%程度で,十分にラリーを取るのに貢献できるアタッカーは存在します。
 逆に決定率が50%以上でも,ミスや被ブロックが多く,継続したスパイクが,相手のチャンスボールばっかりというスパイカーでは,意外とラリー取るのに貢献してなかったりもします。

 皆さんの話の流れと異なりますけど,自分なりの視点です。
とんと 削除  /  投稿日時: 2006-10-11 21:21
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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一度書き込みましたが、削除しました。
汚してスミマセン。
ナゾノヒデヨシ Re: 削除  /  投稿日時: 2006-10-11 21:46
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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惜しかった!見逃しました。
  まぁ、僕のように何もないコーチからすれば、まずはどのポジションからも打ち抜いて頂くでしょうね。
  あとは、試合の重要度と相手によると思います。
ちょおく センスを磨きたい  /  投稿日時: 2006-10-11 23:28
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
投稿: 53
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個人的には、やっぱりセンスの良いスパイクを打つ人は息が長いし渋いと思いますね。
センスという身も蓋もない事を言ってみたりしますが、、。

私が思うセンスが良い人とは、

1)基本的に80〜90%くらいの力で打つ
体の力の抜き方、入れ方がうまい

2)ブロック、レシーブが良く見えている
ブロックをよけて且つ、レシーバーもいないところが見える

3)ボールコントロールが抜群に良い
見えたところに精度良く打てる

4)決め所を知っている
強打、軟打、フェイントの使いどころが抜群に良い
奥、前、ブロックの間(割れ目、横)、ブロックアウトの取り方を知っていて、どんなときでも自然にそういうところを狙っていける

と、夢の様なことばかり書いたかも知れませんが、実際に私の周りにも1、2人はこんな感じのセンスの良い人はいます。
こんな人は年を取って体力が落ちても決め所を体が憶えているかのように無難にポイントできています。
若い頃はそりゃもうすごかったです。

才能という部分もあると思いますが、やっぱりいろんな事を意識して練習して身に着けた事も沢山あると思います。

「スパイクを打つときに常に考えて打つ」単純かもしれませんが、こういう意識が常にできる人はセンスが磨かれるのではないかなー?と勝手に思っています。
普通にスパイクを打てるようになる事が先かもしれませんが、初めの頃から考える癖をつけるとよいのかもしれませんね。
センスのない私は、気が付くと打つことだけに気が行ってしまい、何も考えず打っている事が多いです。
もちろんブロックがあるかないか程度は常に気が行きますが、そこから先、
ブロックは何枚あるか、乱れてるか、間を狙えるか、どっちが低いか高いか、ストレートかクロスか、レシーバーはどこにいるか、どのレシーバがあんまりうまくないか、、、とか。
スパイクを打つ一瞬、もしくはゲームの流れの中、自分自身で戦略を練ってポイントできる可能性の高い道を常に自分で選択してスパイクを打てるかどうかじゃないでしょうか。
(監督さんやコーチの仕事のような気もしますけど)

ただ、こういったことを凌駕できる高さとかパワーという物を持ってる人もいたりしますが・・・。

後藤@愛産大さんの「ミスの少ないアタッカー」ということもとても重要だと思います。

後、わかりやすいところで、速攻の打てるサイド、高いトスの打てるセンターなんていうのも渋いと思うので、自分のポジション以外の攻撃も得とくできると良いかもしれません。

ちょっとずれている様な気もしますが、高さやパワー、フォームなどと言った技術的な事に加えて、常に考えるという事も、簡単なようで難しい重要な事ではないかな?というあくまで個人的な考えです。
クッキー 効果  /  投稿日時: 2006-10-12 11:47
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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後藤@愛産大さんに頂いたレス、大変勉強になりました。
ありがとうございます。

特に最後の
>逆に決定率が50%以上でも,ミスや被ブロックが多く,継続したスパイクが,相手のチャンスボールばっかりというスパイカーでは,意外とラリー取るのに貢献してなかったりもします。

は考えさせられました。
スパイカーを評価するときにある程度の決定率があり決めたときの印象が強いと「凄い」と思ってしまいがちですが、その角度から見たときにスパイクで何を目指すのかの1つの答えが存在すると思いました。

貴重なレス、本当にありがとうございました。

クッキー Re: センスを磨きたい  /  投稿日時: 2006-10-12 12:13
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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うまさに長けてキメが強いアタッカー、相手チームは絶望しますよね。
単にコントロールショットがうまいというのではなく、各種攻撃技術の使いどころ
がニクイほどうまいという。

打球の威力や打点の高さと並ぶ項目だと思います。
やはり練習中などでもスパイクの感想として
「(球威)凄いなー」
「(打点)高いなー」
「うまいなー」
の三つは良く言ってるような気がしますし。

ちょおくさんのおっしゃるタイプの選手、剛打の選手や高い選手より、安定して頼もしかったりするんですよね。

クッキー では「高さ」は  /  投稿日時: 2006-10-12 12:47
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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皆さんに頂いたレスからですと、強打とうまさ(単にフェイントの落としどころが良いというのではなく攻撃の技術力が高いということ)は求められているようなんですが、スパイクにおける「打点の高さ」は優先順位が低いような気がします。

「高さ」は決まりやすくするための1つの項目に過ぎないのでしょうか。
だとしたら、ネットにかからない程度の高ささえあれば、もう特に「打点を高く」という事を考えなくても、強打とうまさの項目を伸ばせば良くなってしまいます。

もちろん350cm級の打点があったとしたら全てフリーで打てるようなものなので素晴らしいですが、なかなかそうは行きません。そこそこの高さが出たところで、そこで必要になってくるのはブロックやフォーメーションを凌ぐうまさという項目になってきます。

ここで「ジャンプが高い」ということは、空中で余裕が出来てやれることが増えるので必要と思います。

しかしスパイクの打点の高さは、ちょっとまた違う話です。

スパイクの「高さ」とはなんなのでしょうか。
コヤック だんだん面白い方向に展開しているような気がします.  /  投稿日時: 2006-10-13 21:19
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 118
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スパイクの「高さ」とは私自身のへりくつを一言で言えば「ボールの通過する高さ」かと思います.

最高到達点が高くても例えば,スパイクの打点を自身でコントロールできない,コースを狙ってスパイクを打てない,また,これに付随しますが打ち下ろすことしかできないとなればその利点も損なわれてしまうと思います.

相手ブロックの上から,もしくはブロックに当たってもスパイクの威力が落ちないほどの「高さ(ボールが通過する高さ)」があればもちろんそれだけで有効かと思いますが,「高さ」があると,コート上に打てる場所の選択肢は広がるだけでなく,得点できるスパイク,あるいは後藤先生のお言葉をお借りして「効果的なスパイク」の選択肢も増えるものと思います.

当たり前のことではありますがリードブロックが主流となっている昨今では,センターの高さはそれだけでも武器に成ると思います.速攻の場合スパイカーが絶対的に有利ですので,高い打点からの速攻に対応するためのブロッカーには高さもさることながら高度な技術も要求されます.ウイングスパイカーの場合も同じ理由で有利だと思いますが,それに加え高さの選択肢つまり横方向だけでなく縦方向の選択肢も加わるわけで,処理できるボールも多くなりますよね.

強打.高さ.うまさ.ここでレス主様が初めに提起されていたように敢えて優先順位をつけるとするならば.ダメダメ論を持ち出すと.

1. 強打だけではダメ
2. 高いだけではダメ
3. 上手いだけではダメ

違和感を覚える順番は3→2→1という感じですかね.「強打だけじゃダメなんだよ!」これよく耳にする言葉です.「高いだけじゃダメなんだよ!」これも聞いたことありますが,競技の特性上高いというのはそれだけで才能ですし実際これで選出される選手はいますよね.他の部分は後から伸ばせるいう考えなんでしょう.「上手いだけじゃダメなんだよ!」あまり聞いたことないかもです.

なんだかお答えになってないかもですが.
ちょおく Re: では「高さ」は  /  投稿日時: 2006-10-14 1:50
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
投稿: 53
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バレー暦: ウン十年
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引用:

スパイクの「高さ」とはなんなのでしょうか

単純にあるに越したことはないものではないでしょうか。
高さは絶対に必要なものか?
個人差やプレーするレベルによるでしょうが、ある程度は必要なのではないでしょうか。

引用:

ここで「ジャンプが高い」ということは、空中で余裕が出来てやれることが増えるので必要と思います。


これはあるんじゃないでしょうか。
例えば私は、球技大会、女子の練習の手伝いなどで低いネットでスパイクを打つとき、普段より断然ブロックもレシーバーも見えて、精度の良いスパイクが打てます。
「ネットが低い=相対的に高くなる」という事でうまく打てるんだと思います。
(まあ、別の気分的な要素もありそうですが)
そう考えると例えば20、30cmジャンプ力が上がると世界が変わる可能性も十分あるんじゃないでしょうか。

正直言って優先順位をつけるのはとても難しくて、本音を言えばどれも大事で優先順位はないよーと言いたい所ですが・・・、クッキーさんの問いについていろいろ考えると、高さの優先順位は低いかも・・と言いたくなるかもしれません。

でもなあ・・・バレーをやってると高さにやられるって事は割とあることだし、自分自身もっと高ければなあ・・と思うことがよくありますからね。
難しいですね。
ナゾノヒデヨシ 相違点  /  投稿日時: 2006-10-14 3:00
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
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  久しぶりの方の登場で嬉しくなってついまた出てきてしまいました。
  スパイクされたボール(要はスパイク)とスパイカー、この両者の素晴らしさや目指すものがゴチャゴチャになってはいないでしょうか?
  いや、混沌としているからバレーは面白く奥が深いのです。
  楽しいスレッドですね。
                   (完全な外野よりクッキーさんに感謝をこめて)
クッキー Re: だんだん面白い方向に展開しているような気がします.  /  投稿日時: 2006-10-16 18:23
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
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コヤック様
頂いたダメダメ論、素晴らしいです。感服致しました。
優先順位というものがあるかどうかは別にして、私の知りたかった事が
今までより明確に見えてきたと感じました。
答えになっていないどころか大収穫です。ありがとうございます。
クッキー ちょおく様のおっしゃる通り  /  投稿日時: 2006-10-16 18:43
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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どれも大切で優先順位なんか無いし、逆に一つだけを突出させて極めても、それはそれで面白い選手になると思います。

高さを上げたことによってスパイクの威力があがった!なんて事も考えられるので、それだと優先順位という考え方自体に全く意味がありません。

ちょっとここで自分の感覚で恐縮なんですが、例えば私は
「高さ+うまさ」で相手コートの空いているポイントにポコポコ落とす
っていうタイプのニクいセンタープレーヤーが好きなんですよ。

逆にパワーのあるスパイクで決めまくるセンターも存在するし、味方だったら頼もしいです。

どっちも得点する力は高いです。

で、そこなんです。
スパイクで何を目指すかの優先順位が知りたくなりました。
自分に合ってるものを目指せばいい、というなら自分に合っているものの判別方法はあるのでしょうか。

例えばもともと背が高いひとは何を目指せばいいのでしょうか。
・強打か
・更に高さか
・高さを生かす為にうまさの追求か。
クッキー ナゾノヒデヨシ様  /  投稿日時: 2006-10-16 18:52
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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バレー暦: ウン十年
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レスありがとうございます。
楽しいスレッドと言って頂けて光栄です。
人気スレッドの表示が点いており、大変な人数の方が読んでおられるようで是非皆さんのご意見も書いて頂きたいと思っております。


>スパイクされたボール(要はスパイク)とスパイカー、この両者の素晴らしさ>や目指すものがゴチャゴチャになってはいないでしょうか?

この謎かけについてこれから考えてみたいと思います。
ナゾノヒデヨシ様も外野と言わず、以前のような厳しいレスを付けてください!
宜しくお願いします。
クッキー ここで「サーキュラースイング」  /  投稿日時: 2006-10-16 19:14
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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サーキュラースイングを否定する人の言い分に
「打点が低くなる!」
というのがあります。

実際はストレートアームの「お正月の羽つき打ち」の方がよっぽど打点が低いのに、です。

でも打球の威力がサーキュラーによってアップする部分は目に見える事実なので連中も否定できません。

なので高さが下がるからダメ!とストレートアームを教えてしまうのです。

くどいようですがサーキュラースイングの方が打点が高いのに、です。

先日、始めたばかりの中学生の男の子がナチュラルにいい感じのD型サーキュラースイングで、いい感じのスパイクを打っていたのを、その監督かコーチによって、コテコテのストレートアームに矯正されてしまっていく現場に出くわしました。

「それじゃあ肘が下がってるから打点が低い!」
ばっかり言われて。
打った球はビシっとコートに打ち付けられているのに、打点が低いからダメなんですって。

くどいようですがサーキュ(以下略。

もし、先ず打てる事、強打が打てること、が優先順位のトップなら
スイングの教え方はどうなっていたのでしょう。

打点が低いからダメ!というのは「高さ」が優先順位のトップであるという教え方ですよね。

でも実際そのスイングでは高さを追求できないし、スパイクを打つということ自体の楽しさも少ししか感じることは出来ません。
ナゾノヒデヨシ Re: ここで「サーキュラースイング」  /  投稿日時: 2006-10-16 22:55
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
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バレー暦: ウン十年
性別: 男性
>スパイクを打つということ自体の楽しさ<
ん〜、いい表現ですね。嬉しくなっちゃいました。焼酎おかわりしちゃお〜っと。(自分で作るんですけどね、ショボ)
ちょおく Re: ここで「サーキュラースイング」  /  投稿日時: 2006-10-16 23:55
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
投稿: 53
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:

くどいようですがサーキュラースイングの方が打点が高いのに、です。


そうなんでしょうか?
私はスパイクフォームで打点が変わるとは思いませんが。
是非理由をお伺いしたいです。

引用:

例えばもともと背が高いひとは何を目指せばいいのでしょうか。
・強打か
・更に高さか
・高さを生かす為にうまさの追求か。


私はこれだと思います。
・高さを生かす為にうまさの追求
でかくてうまい、こんな人を見ると嫌になっちゃいますね(笑)。
後藤@愛産大 Re: ここで「サーキュラースイング」  /  投稿日時: 2006-10-17 1:12
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 87
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:

引用:

くどいようですがサーキュラースイングの方が打点が高いのに、です。

そうなんでしょうか?
私はスパイクフォームで打点が変わるとは思いませんが。
是非理由をお伺いしたいです。

 大御所の何人かが食いついてくれそうな素晴らしいネタふり(笑)。

 ちょおくさんのご意見は,本質的な部分では間違っていないと思います。体幹と肩の使い方を身につけているスパイカーであれば,サーキュラー,ストレートという「見た目」のフォームの違いでは,打点はあまり変わらないでしょう。

 それでも,クッキーさんのご意見は,統計的には正しいと感じます。
 毎年,バドミントンの授業でどうやったらわかってもらえるか試行錯誤している答えがここにあるのかな?
 皆さんのご意見を聞きたいので,このへんで‥‥(^^;;
クッキー フォームによって打点が変わる…か?  /  投稿日時: 2006-10-17 1:13
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
高いところに棚があるとします。
背伸びをしてやっと上のものに届くか届かないか。

一旦話を置いて、

ストレートアームでは打つほうの腕が耳をこするような感じで
肘を真上にもって行きます。

では再び棚の上のものを取ろうとしてみます。

自分の体を使って1番高いところに手を届かそうとしたとき
上げているほうの腕はストレートアームのときのように、耳についている…はずがありません!
耳を離れて、やや外側に、肩のスパンも使うような感じで伸びていきます。

ちょうど野球のピッチャーがリリースをする瞬間のような位置で。
たれいらんさんの「ジルソン選手のスパイクフォーム」の写真に見られる、ボールを手が捉える瞬間のような位置で。

ストレートアームでは、この位置で打つことは出来ません。
ストレートアームの形をマネてから、その位置で手と球をピチッとあわせることは出来るかも知れませんが、テイクバックの軌道もあることで、その位置で「打つ」ことは出来ません。

スパイクフォームで「打点」は、もの凄く変わります。
どうですか?変わりませんか??
Re: フォームによって打点が変わる…か?  /  投稿日時: 2006-10-17 2:11
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
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引用:
後藤@愛産大さんは書きました:

体幹と肩の使い方を身につけているスパイカーであれば,サーキュラー,ストレートという「見た目」のフォームの違いでは,打点はあまり変わらないでしょう。


引用:
クッキーさんは書きました:

ストレートアームでは、この位置で打つことは出来ません。

定義の違いでしょうね。

私個人の立場を言えば、「サーキュラー」とか「ストレート」とか、最近はそういう言葉を使わないでコミュニケーションしようとしていますが、「サーキュラー」とか「ストレート」とかは、「体幹や肩の使い方のコンセプト」だと思っているので、「体幹と肩の使い方を身につけているストレートアームのスパイカー」というのは言葉としてあり得ないと思っています。

体幹の回旋や側屈を使うことを否定しているんだけど上手に使えているスパイカーっていうのは、勘違いしているだけでしょうね。問題は、「体が」それらを使うことを否定している場合で、それは、「体幹の回旋や側屈を使えていない」ということになりますよね。
ちょおく Re: フォームによって打点が変わる…か?  /  投稿日時: 2006-10-17 9:30
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
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引用:

クッキーさんは書きました:
スパイクフォームで「打点」は、もの凄く変わります。
どうですか?変わりませんか??


うーん、すみません、いまいちよくわかりませんでした・・。

私的には側屈とか肩のラインとかの話になるのかと思いましたが。

クッキーさんと似たような例えになるかもしれませんが、
例えば右手で高いところに触ろうとするなら、右肩が上がり左肩が下がり、左側にやや側屈したような体勢になるのではないでしょうか。
まさにサーキュラーっぽい体勢かもしれません。
ただ、スパイクのボールヒットの時って、少なからず右肩が上がり、左側の側屈はどんなスパイクフォームでもおこるんじゃないでしょうか。
タイミングさえよければ、自然により高い位置でボールを捕らえようとするはずじゃないでしょうか。
というのも、変なフォームの自分がボールヒットの時だけは「右肩が上がり左肩が下がり、左側にやや側屈したような体勢」になっているからなんですが。
サーキュラーの場合、肩のラインがきれいな斜めの直線(に近い線)になるはずのなので、わかりやすいとは思います。

オリビアさんの文献の以下のページを見てみてください。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/7907/kikou/taikan/taikan-2.html
サーキュラーとストレートを比較した画像があります(いつ見てもすごい画像です)。
クッキーさんのご意見は、正面から見たフォームの、床との平行線とボールヒット時の腕の角度の事なんでしょうか?
サーキュラーの方がより垂直に近く(打点が高い)、ストレートは垂直から遠い(打点が低い)?ということでしょうか。
画像は違う選手のもので各タイミングが同じ時系列だとは限らないので一概に比較はできませんが、ご覧になって打点が低くなると感じますでしょうか?

但し、サーキュラーは側屈、肩の入れ替え(確かTさんがこの表現を使われていたと思いますが)を積極的に使うフォームだと思いますので、より高くなりやすいかもしれないとは思います。
そして、右肩が上がっているときは左肩が下がるのがより自然な体勢である事も想像できますよね。
だけど、私は打点の高さの本質は、最高到達点やスパイクのタイミングなどの要因が支配的だと思うので、サーキュラーだからストレートアームだからで打点がそう変わるものではないと思います。
初めは「『あまり』変わらない」と卑怯な書き方をしようと思ったんですが(笑)、「サーキュラーが高い」というクッキーさんのご意見もまったく理解できないということはありません。

正直に言いますと、私はサーキュラーだから・・ストレートアームだから・・という論調や表現が苦手なんです。
まあ、クッキーさんが遭遇した現場を想像するとお気持ちもわかるんですが・・・。
私も、春高キャラバン?で河合さんが男子高校生のでかいセンターに、早い速攻を打つためのフォームを教えている場面を見たとき「・・・・」と思いましたしね。
(個人的に河合さんは好きなんですけど。)
ちょっとずれてきちゃってすみません、この辺で。。
クッキー ちょおく様  /  投稿日時: 2006-10-17 19:21
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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なんか対立してなくないですか?私たちの意見。
むしろ補足して頂いているようで…。

でも一点だけ。
最高到達点の高い選手が打点が高いということはないですよね。
それこそフォームによって全くちがいます。

しつこいかも知れませんが、ストレートアームの「スイングの経路」では
打点は低くなります。これは仕方ないです。それがフォームというものです。
首と腕が平行になって打っているのがストレートアームです。
リンクを貼られたオリビアさんの文献の画像でも確認できます。



川合さんのセンター講座、私も見ました。
で、そのセンターの高校生を紹介する前に現役当時の川合さんのスパイクフォームが流れたんですが、思いっきり下から回してましたね。あれは笑ってしまいました。
スタッフの方が意図的に選んだのかも知れませんね。
ナゾノヒデヨシ センター論  /  投稿日時: 2006-10-17 21:31
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
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  サーキュラーという呼び方はまたおいておくとして、クイックを早く打つということに関してはラリー中(実践では)はサーキュラーの方が明らかに早いです。これは、映像を比較すれば良く判りますし、諸外国の速攻を見れば今は、ストレートアームスイングのセンターを見つけるのが難しいくらい。
  センターではないですが、大古サンにしても横田サンにしてもご自身はサーキュラーなのに、教えるのはストレートアームスイング。
  で、前出の川合氏にしても同様です。高校生に教えていたあんな打ち方で決まることなんかまずない。たまに決まったとしても勝つためのゲームの流れを左右するセンターのスパイクにはならない。
  素人ながらそう考えて以前にもこんな話題があったことを思い出しました。
ちょおく クッキー様へ  /  投稿日時: 2006-10-17 21:32
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
投稿: 53
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引用:

最高到達点の高い選手が打点が高いということはないですよね。
それこそフォームによって全くちがいます。

確かにフォームが悪ければ打点が低くなるかもしれません。
サーキュラーでもフォームが悪ければ打点は低くなるんじゃないでしょうか?
フォームという言葉の定義が恐かったですが、私はスイングの種別のつもりで書いてます。
たぶんクッキーさんもそうでしょうけど。
一応書いときますが、私は別にアンチサーキュラーなわけではありませんので・・。

引用:

しつこいかも知れませんが、ストレートアームの「スイングの経路」では
打点は低くなります。これは仕方ないです。それがフォームというものです。
首と腕が平行になって打っているのがストレートアームです。
リンクを貼られたオリビアさんの文献の画像でも確認できます。

残念ながら、やはり私にはこの部分が理解できませんでした。
首と腕が平行なのはわかります、首・・曲がってますけど。
ストレートアームの方が体の軸というかバランスが悪く見えますよね。
まあ、同じ画像を見ても感じ方が違うのは当然かもしれませんね。
画像だけで全てを語るのは難しいですし。

自分でふっておいて申し訳ないのですが、この話題については私はリタイアさせていただきたいと思います。
ですが、なにかコメントがあればよろしくお願います。
ほんと、自分勝手ですみませんです。

クッキーさんみなさんありがとうございました。
クッキー すみませんでした  /  投稿日時: 2006-10-17 22:20
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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ちょっと横道に反れました。

言いたかったのは、高さを優先するスパイクの教え方が
ストレートアームスイングの幅を効かせているのではないか、

だとすると、ちょっと前には確実に高さが優先順位のトップにあったとのではないか。

ということです。

ところが最近、日本を含む国際試合のチームのレフトアタッカーが中型化してきており(もちろん守備力やスピードある攻撃が重視されるから一概には言えないとは思いますが)、高さよりハードヒットを求めるという傾向があるようにも見えます。
クッキー ・・・あれ?  /  投稿日時: 2006-10-17 22:50
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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ナゾノヒデヨシさんから頂いたレスを読んでいて思ったのですが

打球の強さ
打点の高さ
攻撃のうまさ

速さってなんですかね?
そんなに強打じゃなくてもAクイックが速さで決まることもあるし。
単にスイングの速さだけでなく、仕掛けの早さも。

うまさの一種ですかね???
オリビア 向上のためには「たかさ」と「つよさ」の両立を目指すべき  /  投稿日時: 2006-10-18 11:55
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
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引用:

ところが最近、日本を含む国際試合のチームのレフトアタッカーが中型化してきており(もちろん守備力やスピードある攻撃が重視されるから一概には言えないとは思いますが)、高さよりハードヒットを求めるという傾向があるようにも見えます。


こんにちは

「腕を耳にくっつくように挙げて」手を伸ばせば、最も高い位置に手が届きます。逆に腕と耳との間に隙間があれば腕が耳にくっつくよりも打点は下がるように思えます。しかし、これで腕を振ろうとすると肩が引っかかる感じがして実際は上手く、素早く振れない。これは人間の肩の構造上どうしても起きる制限です。それで腕をやや耳から離して自分の振りやすい所(ゼロポジション)で振れば上手く、素早く振れます。しかし、高さが…?永遠のジレンマのように思います。

これは次のような実験をしてみると面白い結果が出ると思います。まずは壁にギリギリに向かって立って右腕を耳につけて掌を壁に押し当てます。両足は気をつけの要領で揃えます。これは考えられる最高の打点です。次に掌を押し当てたまま左に肩幅の半分だけ左足を踏み出し体幹を移動させます。どうでしょうか?耳と腕の間は開きます。殆どの人は掌の位置を全く変えることなく、横に動けると思います。耳と腕が離れても実際は我々が思っているほど、打点は下がらないのです。
この実験の種明かしは肩甲骨の動きが体幹の動きを補正するからです。「腕を耳にくっつくように挙げてスイングする」と最も高い打点で打てるというのはある種の思い込みであることがわかります。人間の体は応用力が高いのです。確かに腕と耳が離れすぎた「横振りスイング」では打点を損をするのは確かです。しかし、両立点はあると思います。

「はやさ」を考えてスイングをするためにはスイング自体を小さくコンパクトにして対応するように考えます。しかし、やみくもに小さなスイングとすることで「つよさ」は犠牲にされます。本当は大きく力強いスイングであっても「はやい」スパイクを打つことは可能です。実際の選手のプレーを観てみるとスイングのスタートが早いことがわかります。踏み切りの直前からスイング動作をスタートしている選手が殆どです。ここでも邪魔するのは「スイングはジャンプして空中でスタートする」という思い込みです。国際試合に行きビックリするのは外国選手のクイック攻撃の力強さです。最近はかなり改善されてきましたが全日本の女子選手などはクイックのはやさを追及するためにタッチ攻撃のようなミートが殆どでした。このため折角、ブロックを抜いてもレシーブされる場合も多かったです。外国チームの速攻のトスが格別に高く、遅いとは思えません。スイングのスタートが早く、十分に振り切る打ち方をしていることが違いと思います。今度の世界バレーでもその辺に注目してみてください。

「たかさ」と「つよさ」の両立を考えましたが、これに「はやさ」を加えた三つの要素の両立を実際に考えなければなりません。普通はひとつの要素を重視すれば他の要素を犠牲にする「妥協」という道を選ぶことになりそうですが、スポーツ選手はあくまでも貪欲に、欲張って「両立」という道を選ぶべきであると思います。そして、「両立」の道は必ずあると考えます。
Re: 向上のためには「たかさ」と「つよさ」の両立を目指すべき  /  投稿日時: 2006-10-19 0:56
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
オリビアさん、こんばんは

書かれたことの主旨にはまったく賛成ですが、ちょっとだけ突っ込みを・・・

引用:
オリビアさんは書きました:

「たかさ」と「つよさ」の両立を考えましたが、これに「はやさ」を加えた三つの要素の両立を実際に考えなければなりません。普通はひとつの要素を重視すれば他の要素を犠牲にする「妥協」という道を選ぶことになりそうですが、スポーツ選手はあくまでも貪欲に、欲張って「両立」という道を選ぶべきであると思います。そして、「両立」の道は必ずあると考えます

おっしゃるとおりですね。
矛盾するor対立すると思っていた要素が、実はそうではなかったということもあるわけですね。

引用:
腕を耳にくっつくように挙げてスイングする」と最も高い打点で打てるというのはある種の思い込みであることがわかります。

そうですね。

引用:
「腕を耳にくっつくように挙げて」手を伸ばせば、最も高い位置に手が届きます。逆に腕と耳との間に隙間があれば腕が耳にくっつくよりも打点は下がるように思えます。しかし、・・・それで腕をやや耳から離して自分の振りやすい所(ゼロポジション)で振れば上手く、素早く振れます。しかし、高さが…?永遠のジレンマのように思います。

ここですが、私は「腕からやや耳を離した方が最も高い位置に手が届く」と考えます。
なぜなら、右肩を上げるには左肩を下げた方がよいからです。

ご存じの通り、背骨の側屈を使っているわけで、胸の上の方が一番傾きます。ですから、首の付け根も同じように傾きます。首を反対方向に曲げて、頭を垂直に立てることはできますが、傾けたままの方が楽です。
そして、頭を垂直に立てても腕と耳の間は少し空くだろうと思います(人によって違うかもしれませんが、私の体ではそうですね)。

あの有名なパスカルの画像でも、耳と腕の間にはかなり距離があります。
http://www.herikutu.com/html/zeroposition/
そして、あれ以上耳と腕を近づければ、かえって打点が下がることにしかならないでしょう。

「耳と腕が離れても実際は我々が思っているほど、打点は下がらない」のではなく、「ある程度離した方が打点が高くなる」と言うべきだと思います。


引用:
「はやさ」を考えてスイングをするためにはスイング自体を小さくコンパクトにして対応するように考えます。しかし、やみくもに小さなスイングとすることで「つよさ」は犠牲にされます。本当は大きく力強いスイングであっても「はやい」スパイクを打つことは可能です。実際の選手のプレーを観てみるとスイングのスタートが早いことがわかります。踏み切りの直前からスイング動作をスタートしている選手が殆どです。ここでも邪魔するのは「スイングはジャンプして空中でスタートする」という思い込みです。

これも異論のないところですが、勘違いの中心は「いつ始めることができるか」よりも「スイングの準備状態とはどんなものか」にあると思います。

両肩を結んだ線の延長に右肘がある状態は、「大きいけど、早く始めれば間に合う」ということではなくて、「腕が振られるために必要なので、まずその状態を作った方が(右肘を高く上げるよりも)早く打てる」ということなんですね。
Re: 向上のためには「たかさ」と「つよさ」の両立を目指すべき  /  投稿日時: 2006-10-20 18:59
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
オリビアさんは書きました:

スポーツ選手はあくまでも貪欲に、欲張って「両立」という道を選ぶべきであると思います。そして、「両立」の道は必ずあると考えます。


そうですね。思い直しました。
「両立」の道を一緒に見つけたいですね。
その方がずっと理解を得られそうだと思います。
クッキー 蒸し返すようで悪いのですが  /  投稿日時: 2006-10-26 22:05
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
両立するにしても、並行して進めるにしても
必ず先ずどちらかから取り組みますよね。

・地面に足をつけてボールを打つ
・ステップを覚えてジャンプする

から始まって、ずっと。

ここで例えば
身長が高校〜一般男子で
ジャンプ力などは普通程度の
身長165cmクラスの選手が、
ネットを越えて打てるようになったとき、彼はそこから更に高さと威力の両立を目指すのか、

或いは出来るだけネットにかからない様に(ブロックを上から抜けるほどにはなっていないでしょうから)更に高さを目指すのか

またはネットは越えるようになったからあとはできるだけ強打を目指すのか

両立するにしても、その中での優先順位が出てくると思います。

逆に言うと、捨てて良い部分がハッキリすれば
その分高さなり、強打なりを伸ばす事に時間をかけられるようになり
より優れた選手にたどり着けるのではないかということです。

戦士か僧侶か魔法使いか。
何になるのが良い選択なのか。
どうぞどうぞ ブロックを見てからよけて打つ  /  投稿日時: 2006-10-27 1:26
へりくつ道場入門したばかり
登録日: 2006-8-9
投稿: 1
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
興味のあるスレッドがたっていましたので初めて書き込みさせていただきます。

バレーボールをしてきた中でスパイクの決定率が上がったことがありましたので参考になればと思い、書いてみます。

自分は173cmでジャンプ力は普通程度です。
高校から17年くらいバレーボールを続けています。

ある時期を境にスパイクの決定率が劇的に上がりました。
これは、ブロックを見て、よけて打てるようになったからです。

たぶん40パーセントくらいだった決定率が70パーセントくらいにあがりました。
(正確に記録しているわけではありませんが、決して大げさではありません。練習試合で自分の打ったスパイクはだいたい覚えているものです)

自分の場合、数年前まではスパイクの助走前から打つ方向を決めていたんですが、ジャンプしている最中に、相手のブロックを見て、ブロックのないところに打てるようになってからは、以前とは比べられないほどスパイクが決まるようになりました。
(残念ながらまだレシーバーは見えていません)

打つ方向を予め決めておくと、当然その同じ方向にブロックが飛ばれたら、ノータッチで決まる確立はかなり低くなります。ところが、ジャンプしてから打つ方向が変えられると、ブロックをかなりの確立でよけることができ、ノータッチで決まることが多くなります。これは試合のここぞ!という場面で非常に有利です。

非力なほうなので、ブロックを蹴散らすようなスパイクではありませんがボールのスピードはそこそこあります。
このようなタイプの人は「ブロックをよける」ということが決定率の向上にはかなり役立ちます。

で、どのようにして、ブロックを見てよけられるようになったか、というと
有名な整体士のところで背骨を矯正してもらったからです。


たぶん たったコレだけです。


いままでの努力はなんだったの?

と思えるくらいですが、技術は体に備わるものですので、しっかりとした身体が大事だと感じました。


以前はブロックをよけて打っているセンスのいい人に人に、「どうしてブロックが見えてよけて打てるの?」 と聞いていましたが、その人は「逆に、どうして見えないかわからない」と言っていました。できる人はそんなもんなんでしょうか。

ちょおくさまの 「 センスを磨きたい / 投稿日時: 2006-10-11 23:28 」 の中で書かれている1234の項目に少し近づけた気がしたので書いてみました。

調子が悪くブロックが見えない日は、本当によくブロックにつかまります。
前はこんな感じのまま打っていたんだな〜と思うと、決まらなくてもしかたないと思えるのでした。


自分のプレーする環境のレベルによって、「たかさ」や「つよさ」の平均値が見えてくると思いますが、まずはそれを両方超えていくのが必要と思われます。


女子の高橋選手を目指して、今度はレーシーバーが見えるように、精進しようかと思います。彼女が190cmくらいあったらといいのにと思う世界バレー開幕前です。
オリビア Re: 蒸し返すようで悪いのですが  /  投稿日時: 2006-10-27 12:27
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:

ここで例えば
身長が高校〜一般男子で
ジャンプ力などは普通程度の
身長165cmクラスの選手が、
ネットを越えて打てるようになったとき、彼はそこから更に高さと威力の両立を目指すのか、

戦士か僧侶か魔法使いか。
何になるのが良い選択なのか。


小学校の算数であれば「足し算」を勉強して次に「引き算」、さらに「掛け算」「割り算」と勉強が進んでいきますが、運動の技術はこのような「段階的な」習得が必ずしも功を奏しないように思います。

さらには「高さ」と「強さ」は相反する別のものでなく、「高さ」があれば下に叩きつけるタイプのスイングができるので、低い選手よりも強いスパイクが打ちやすくなります。外国のものすごい高い選手がフォームは目茶苦茶でもすごいスパイクを打っていることをみればわかります。

「あいつは強く打てるんだけど高さはない」といった選手もよくよく観察してみるとジャンプの降り際で打っていて、自分のジャンプの頂点で打ててなかったりします。そのような選手には「ボールの強さやコースを考えなくて良いから自分のジャンプの一番高い所で打ちなさい」とアドバイスすれば改善が見込まれます。そして、高い位置で打てればボールの上を叩けるようになるのでボールの勢いも増すと思います。結局、その選手は高さを得ることでも強さも手に入れることになります。

ここからは自分の体験となりますが、中学時代はセッターをしていたのでまともなスパイクは打てませんでした。おそらく小さなスイングの縮こまったフォームで打っていたのだと思います。高校に入って、スパイク練習をしても「お前のスパイクは鰯みたいだな」と先輩に冷やかされていました。見るに見かねたある先輩が「他は何も考えなくて良いから、打つ瞬間に体を伸び上がらせることだけ考えてみろ」とアドバイスをしてくれました。その日から来る日も来る日もそれだけを考えて打っていました。低身長の選手でしたが、しばらくすると「腕を回しすぎだぞ」と言われるぐらいに大きなフォームでインナーのアタックライン位にしっかりとボールが打てるようになりました。体を伸ばして打てるようになったことで「ジャンプの頂点出打つ」ことや「しっかりと腕を伸ばしてスイングする」といったことの感覚を掴め、高さに余裕が出たフォームになったのでコース打ちも可能となったのでしょう。

高校時代から将来を嘱望された選手がいましたが、大学時代に脚の故障をしてジャンプ力が落ちてしまいました。するとスパイクの決定力が激減。並の選手になってしまいました。今のスパイクを見るとスイングもバラバラで、決まる時もブロックアウトや決まるコースも限られています。結局はそれまではジャンプ力を頼りにして打っていたので、それが無くなった時に梯子を外されたようになってしまったのでしょう。それでもまだ十分な高さはあるので、今の高さで打てる打ち方を身につければ十分に復活は出来ると思っています。

少々、話は脱線しましたが、スパイク技術は要素は複合的に絡み合っているのでクリアーカットに分けれない部分があると思います。私の知り合いのお話ではあるハードヒッターは調子が崩れて思い通りの強いスパイクが打てなくなると、コースをキッチリ打つ練習をすることで調子を取り戻したと言います。おそらくはコース打ちに気を配ることでバラバラになったフォームが修正されたと思います。また、オリンピックで絶不調になった選手が調子を取り戻すために行った練習が試合では余り使わない「バックアタック」の練習だったそうです。バックアタックのジャンプでジャンプの思い切りが取り戻せたのだと思います。こういった事も技術の要素間に関連性があることを物語っていると思います。

「両立」を目指すということはあれもこれもと混乱するぐらいに技術を詰め込むのではなく、高い次元での要素の複合を促すことと思います。高さを押し上げる練習が強さに効果あるということがあっても不思議ではないと考えて良いと思います。あえて、習得に順序をつける必要はないのではないでしょうか?
クッキー オリビアさんレスありがとうございます。  /  投稿日時: 2006-11-11 3:01
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
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丁寧なレスを頂いたのに返信が遅れて済みません。

書いて頂いたことには私も同意で、実際私も調子が悪い選手へアドバイスするときは、強いスパイクを打とうとするよりも高く飛ぼうと意識を変えてみるように言います。

たしかに、たしかにそうなんですが…。

例えば今の世界バレーでのワンジョーのスパイク。
前衛の時よりもバックアタックのときの方が明らかに威力があります。

バックアタックなので前衛の時より高さは死んでいます。
でも前に飛ぶ為か、フォームが大きくなるためか、威力は出ています。

そういう所なんです。
それともワンジョーはバックアタックの方が威力あるように見えるのは
私の主観でしょうか。でもティモンズもそうでしたよね?あれ?
司馬仲達 色んな事考えるよりも・・・  /  投稿日時: 2006-11-11 8:02
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
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バレー暦: 6年以上
性別: 男性
このスレッドの流れを注目してみていましたが・・・

ちょっと頭でっかちになってません??

スパイクを考える上で「僕は決まれば良し」。と考えます。

僕なんかは時たまネットに対して垂直に入って窓を扇形に拭くような車のワイパーの様なスイングでインナーに打ったりします。
これは世に分類されているサーキュラーでもストレートアームでも無い無茶苦茶なスイングです。
でも決まればOKだと思ってます。

小山選手がストレートアームだから駄目とかピッチニーにがサーキュラーだから良いとかってのは飽く迄が点数に結びつく可能性が高いからですよね?
極論すれば、ストレートアームでも決まりゃ良しですよね?

スパイクフォーム云々考えるのと大切かと思いますが、考えすぎも良くないのではないでしょうか??

枝葉末節論をするよりも僕ならその間にシャドースイングしますけどねぇ・・・
(って夜中の3時には始めませんけど(^^;))
オリビア 小山選手の場合  /  投稿日時: 2006-11-11 15:00
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:

クッキーさんは書きました:
例えば今の世界バレーでのワンジョーのスパイク。
前衛の時よりもバックアタックのときの方が明らかに威力があります。


こんにちは 今の彼女はコース打ちがあまり上手く出来ません。とくにストレートは苦手で打ててもかなり甘い所になるようです。また、相手の前衛に打てるインナーの厳しいクロススパイクもありません。ネットに近いトスになると打てる所は殆ど決まってきます。つかまり出すと連続するのはそのせいと思います。
一方、バックアタックで特にセッターがノーマークにしたときはのびのびと打てるので決定率が高くなります。また、ブロードした方がジャンプ高が上がるのかもしれません。

彼女の今後の課題はコース打ち、特にストレート打ちにあると思います。そうすれば前衛においても高さを生かした威力のあるスパイクが打てると思います。そう、今の小山選手はコース打ちをマスターすることで結果として威力を増す可能性があると思います。スパイク技術はいろいろな要素が絡み合っていることと言えます。
サブ Re: スパイクで何を目指すかの優先順位  /  投稿日時: 2006-11-12 18:29
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-2-8
投稿: 126
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 チームづくりの観点で言えば、どの個性の選手をどう配置するかはクッキーさんの着眼点は誰もが大いに検討すると思います。

 そう考えるとスパイクの有効要素を考えてみることは指導者として大切ですね。

 クッキーさんが示された、「打球の威力」にはいろいろな要素がありそうなのでとりあえず、速さ、重さ(笑)等にしておきましょう。

・打球の速さ、遅さ
・打球の重さ、軽さ
・打球の回転や変化
・打球の角度
・打球のコース

・打点の高さ、低さ
・打球の角度

・打つまでの早さ、遅さ

・ブロックアウトの技術
・読みを外す技術

・魂

こんな観点でアタッカーを評価するのも面白いですね。

できれば、スポーツマンですから自己評価させたいものですね。

クッキーさんはポジション毎の優先順位をイメージしているようですが、対戦相手のイメージを壊すこともたたかいの中では有効だと思いますよ。

私はクッキーさんの投げかけで私が優先している指導順位は何なのか考えたりしていました。

幕間の投稿です。あまり気にしないで下さい。(笑)



クッキー やはり強さが優先…?  /  投稿日時: 2006-11-23 14:18
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
強く打つ為に高く飛ぶというのなら、
優先される目標はやはり強打なのかも知れないと思いました。

…っていうかブラジルのダンテとかジバのスパイクを見てたら
このスレで持った自分の疑問や考えが全てリセットされてしまいました。

凄いプレーを見れば刺激となりますが、致死量の毒です、アレは。
クッキー スパイクの特性  /  投稿日時: 2007-1-26 2:14
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ちょっと疑問に思ったので掘り返します。

ブラジルチームのサイドアタッカー。
決め方を見ていると
ジバは「強さ」とコース狙いや拍子崩しなど「うまさ」に特化しており
高さを生かして真下に強打を決めるダンテは「強さ」と「高さ」に特化しているように思います。

また、アメリカのスタンリーやセルモンのミリュコビッチのスパイクは、
真下に叩きつけるような鋭角さより、
レシーバーの胸元をえぐるような、水平に伸びるような強打を放ちます。

高さがないぶんジバがうまさに特化するのは分かるのですが、
高さと強さを持った選手が、同じサイドアタッカーというポジションでありながら
前衛・後衛、速攻など関係なくダンテのように真下に打つタイプと
ミリュコビッチのように奥に打つタイプがおり、どちらも強力であるという部分に興味があります。

これらは腕の軌道や、ヒットするポイントが違うはずで、もちろん使い分けはあるでしょうが、それぞれ最大効力を発揮するときのフォームは微妙に違うものであると思います。

例えばこれ、速攻や低いトスを多用するチームの選手は真下に打つスパイクを、
アタッカーの個人技に頼るチーム(極端に言うとワンマンエースのチームのエースになる予定)の選手は、得点につながる可能性が高い足長スパイクをフィニッシュブローとして習得したほうがベター、みたいな考え方はないのでしょうか?
クッキー Re: スパイクの特性  /  投稿日時: 2007-3-20 11:57
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
すみません、自問自答みたいになってますが
ここに投稿することで自分の考えの整理になっていますのでお許し下さい。


・ジャンプの高さ
・打点の高さ

・左右の幅広いコースの打ちわけ
・前後(鈍角・鋭角)のコース打ちわけ

ジャンプが高いとタイミングのコントロールに長けると思います。
打点が高いと、対ブロックで有利になると思います。

ジャンプが高くても打点が低い選手、そしてその逆の選手がおり
また、到達点=打点ではないので、実戦においてはやはり
打点が高いというのが、ジャンプが高いよりもスパイクに至るまでの
持っている時間が長いのではないかと考えます。

スパイクにおける「高さ」を求める場合、ジャンプ力を上げるよりも
フォームを見直して打点を上げた方が近道ではないかと。
もちろんジャンプもフォームによって向上しますが、ある程度ある状態からは
10cmも伸びることは稀と思われます。(かといってスピードトレをしても無駄ということではなく。)

また、コース打ちに関しても広角打法という言葉でイメージされる
例えばレフトならアンテナをかすめるようなストレートと超インナーなど
左右への幅広いコース打ちのスパイクと、

鋭角、鋭角と同じコースでレーシーバーを前傾守備にしておいての
強力な足長スパイクなど
前後に対してののコース打ちという概念もあります。

これは意外と、選手によってどちらかが非常に苦手な場合があります。
鋭角なスパイクをバンバン決める選手が、奥を狙うと強打が打てなかったり
エンドラインギリギリに強打を打ち込めるサイドの選手が真下に強打を打てなかったり。

もちろん技術的な熟練度もあると思いますが、そういったケースは実際あります。

そしてその左右のコース、前後のコースというのが
その前に挙げた「打点」と関係があると思うのです。
ナゾノヒデヨシ Re: スパイクの特性  /  投稿日時: 2007-3-21 18:39
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
  スパイカー個人の能力や習熟度、あるいはチーム構成等によって優先順位など一概には言えないって事になりませんか(笑)。
  高さ、巧さ、ガッツ。
  全て条件によって変化しますね。(個人的にはガッツだと思うんだけど、スレ題からずれるので触れない)。
  ただ、
>鋭角なスパイクをバンバン決める選手が、奥を狙うと強打が打てなかったり
エンドラインギリギリに強打を打ち込めるサイドの選手が真下に強打を打てなかったり。<
  これは、ゲーム中であれば相手の力量にもよります。
  練習ということも含めば、少なくても大学1部リーグのヒッターになればありえない事だとも思います。

  駄。打点が高く足の長い素晴らしいスパイクを打つカジスキー選手の練習スパイクを見た人から聞いた話ですが、遊びで打ったAがセンターライン近くにバウンドしたそうです。
クッキー とても興味があります。  /  投稿日時: 2007-3-26 14:16
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-3-25
投稿: 61
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ナゾノヒデヨシ先生、ありがとうございます。

またいろいろ調べてみたいと思います。
ありがとうございました。
サブ Re: スパイクの特性  /  投稿日時: 2007-4-8 11:33
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-2-8
投稿: 126
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
初心者の場合は

助走のタイミングやスピードを大事にして声をかけるようにしています。
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