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ればぁ 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか?  /  投稿日時: 2006-8-20 20:10
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-2-24
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
普段から疑問を感じていることがあります。サーブや、スパイクされたボールの重さ、軽さについてです。お恥ずかしい話ですが、球質の違いは、何が原因で起こるのかイマイチ理解できていません。

私が現役だった頃、「体重を乗せなさい」と良く指導を受けたものです。確かにその指導のお陰で、私の打球は重さが増したように感じました。

スポーツの分野では、選手により良いイメージを持たせるために、指導者が特殊な比喩を使うことが多いと思います。これもその一種なんでしょうか?

もしそうであるならば、「体重を乗せなさい」と比喩することで伝えたかった、本当の技術は何なのでしょうか?

また体重を乗せたことで、どうして球質は重くなったのかもイマイチ理解できていません。速度が同じなら運動エネルギーは等しいはず。ボールの回転など何か他の違いがあるのでしょうか?

指導者の立場となった今、自分が指導されたように「体重を乗せなさい」と指導してしまうことがあります。しかし指導内容の本質を、実は自分も理解できておらず、子ども達に嘘をついているのではないかといつも不安になります。

球質の重さ、軽さについてはバレーボールに限ったことではないと思います。他のスポーツの情報でも全く構いません。皆さんのご意見をお聞かせください。
とも 答えになりませんが・・・。  /  投稿日時: 2006-8-21 0:47
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-19
投稿: 7
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 1〜5年
性別: 男性
自分も、ればぁさんと似たような疑問を持ってました。自分の先輩に、すごいスピードのスパイクを打つのですがレシーブしてみると意外とポンと上がる人と、そこそこのスピードなのにレシーブしたとき体ごともっていかれそうなくらい重いスパイクを打つ人がいました。
自分も、速さ重さは比例すると思っていたので、とても不思議でした。物理の先生に聞いたところ、話が難しくて文系の俺にはさっぱりだったんですが、何となくわかったのが、重さは回転の仕方や、受ける側の力加減によっても変わってくるということです。まあ、それでもいまいち分からないんですが・・・(^−^;)
参考にならなくてスミマセン。
ればぁ ボールに体重を乗せるとは?  /  投稿日時: 2006-8-23 14:31
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-2-24
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
ともさんレスありがとうございます。

受ける側の力加減ですか?このような視点では考えたことがありませんでした。例えばスパイクレシーブで考えれば、レシーブ時にボールの勢いを吸収しようとするかしないかで、感じるボールの重さが違うということでしょうか?

お手数で申し訳ありませんが、物理の先生がおっしゃったこと、もう少し詳しく教えていただけないでしょうか?お願いします。

ところで、ともさん。「ボールに体重を乗せる」って指導されたことありませんか?ともさんは、ボールに体重を乗せるとはどのようなことだと考えていらっしゃいますか?
たれいらん 仮説「錯覚説」  /  投稿日時: 2006-8-24 15:07
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
この問題は昔から私も考えていました。そこで、私の仮説を聞いていただきたいと思います。
ですが、その前に私の高校生のころの思い出話をいたしましょう。

そのとき私は学校のちょっとしたピロティでテニスもどきの遊びをしていました。バドミントンのラケットで。

ボールは普通の硬式テニスボールを使っていたので、しばらくして案の定ラケットはフレームが折れてしまいました。その時の私はそんなことにも考えが及ばなかったのです。若気の至りです(?)。道具と言うのは正しく使うべきですね。

そのときの経験を忘れてしまってはラケット君も浮かばれませんので、詳しく思い出してみましょう。私はけっこう思いっきりラケットを振っていました。しかしボールはそのスイングスピードのわりにまったく速くはなりませんでした。この、テニスラケットと違いの出る原因はなんなのでしょうか。

その主な原因はラケットの重さにあると考えています。非常に高速ではあるものの、羽根(シャトル)という軽いものと衝突することが前提に作られたバドミントンラケットはテニスボールの重さと比較して軽すぎたわけです。バドミントンラケットはテニスボールを打つには軽すぎるのでボールは遅かったということです。

野球のバットを考えてもこれはよくわかる話だと思います。打球のするどさ、飛距離はスイングスピードだけで決まるわけではありません。もしそうなら全選手がルールで認められる最も軽いバットを使うはずです。実際はスイングスピードがあまり落ちないならバットが重いほど飛距離が伸びると思われます。

突然ですが話がいったん「滞空力」に飛びます。

「空中で停まるように見える」「重力が小さくなったかのように落ちてくるのが遅い」「時間の流れが遅くなったようだ」と思わせる選手を指して、「滞空力がある」と私たちは形容します。ジャンプ力は同じでも滞空力のある選手とない選手があるという話はあちらこちらで聞かれます。
もちろんこれは物理的にはありえない話で、高校物理初歩の知識がある人なら「そう見えるのは確かだけども、それは単にそう見えるだけだ」と言うでしょう(そう見えるというのもプレーの質を高めるうえで重要かもしれませんが)。ある意味、目の錯覚です。

本題に入ります。

私の仮説は、「ボールが重い軽いというのは目の錯覚だ」というものです。


上のグラフはオリビアさんが出して下さったものです。日本体育協会が発行している1981年(ワールドカップ81男子)と1982年(82日米対抗女子)の日本バレーボール協会科学研究委員会の報告書からだそうです。棒グラフが手先の速度で○印がボールの最大速度で、解説文には「一流選手の打撃の強さをスパイクされたボールの最大速度とインパクト字の手先の速度からみたものである。図中矢印の横の数値は手先の速度とボール速度との差である。黒い棒グラフが女子選手、白い棒グラフが男子選手を示している。一般に手先の速度が大きければ、ボール速度は大きくなると考えられる。しかし、図に示したように手先の速度の速度とボール速度との差が約3.1〜16.5 m/sと個人差がかなり大きいことから、強いスパイクをするには、手先の速度を大きくするとともにボールへの手の当て方も重要になってくると考えられる。」と書かれているようです。

手先のスピードとボールのスピードが比例していないのはなぜか。この問題は私の経験したバドミントンラケット破壊事件とつながりがあると考えています。上の解説文では「ボールへの手の当て方」と簡単に表現されていますが、言葉を補うと手だけではなく「ボールと衝突するときの身体全体の姿勢」が重要だと思います。

さて、これがボールの重さとどう関係があるのか、私の仮説を説明いたします。

スイングスピードが遅い人と速い人がいます。上のグラフでは、このデータがひとつのスパイクのデータなのかいくつかのスパイクの平均値なのかわかりませんが、山田選手はシリイエ選手より手先の速度は速いことになっています。そして、通常はスパイクスイングが速ければボールも速いだろうと予測してしまうはずです。

ところが、打球の速さはシリイエ選手の方が速く、山田選手を逆転しています。この現象を人間はどう解釈するか。この逆転現象を、「シリイエ選手のスパイクは重い」と判断するのではないか、というのが私の仮説です。この仮説では、山田選手に対しては「切れがある」と表現することが予想されます。スイングスピードが速いからです。

私の経験から検証してみますと、身体が小さかったり線の細い選手は「切れのある」スパイクを打つ場合が多い印象があります。身体が小さい、つまり腕の短い選手はスイング開始から完了までにかかる時間が短くて済むのでなおさらスパイクスイングが速く見えます。その見た目から予想されるほどには実際の打球が速くない場合、「切れはあるけどボールが軽い」と判断されると言えそうです。線が細い選手の場合、腕の質量が小さいのでやはりスパイクスイングに比較して打球は速くなりません。

逆に大柄な選手はまるで大砲のような重いスパイクを打つ印象があります。その選手は腕の質量が大きいため、スパイクスイングの速さのわりに打球が速くなるので重いスパイクのように見える、仮説からはそう説明できます。

もちろん身体が小さかったり線が細くても重いスパイクを打つように感じることもあるでしょう。それはその選手が抜群に切れの良いスイングを身に着けていたり、「ボールへの手の当て方」や「ボールと衝突するときの身体全体の姿勢」が抜群に良いのだろうと推測されます。

では、「ボールへの手の当て方」や「ボールと衝突するときの身体全体の姿勢」を良くするにはどうすれば良いのか、そこに興味がいくと思います。

この点についてはまだまだ検討課題としてとっておこうと思いますが、ればぁさんのご投稿の中の「体重を乗せなさい」という比喩はボールと衝突するときの身体全体の姿勢を改善させる指導言語かも知れないですね。

以上で私の仮説「錯覚説」の説明を終えますが、ともさんのおっしゃるボールの回転などもありえる話だと思いますし、錯覚説との並存は可能だと付け加えさせていただきます。
とも Re:  /  投稿日時: 2006-8-24 15:33
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-19
投稿: 7
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 1〜5年
性別: 男性
たれいらんさん、さすがです!そういった錯覚もあるのかもしれませんね。ただ、レシーブ時に相手のスパイカーの腕の振りがどこまで見えるのかという疑問も出てきますね。ブロッカーに遮られてスイングのスピードまではなかなか見えないかも。けど、普段その人のスパイクを見ていることによる先入観に対しての、体験したときのギャップなどの錯覚も考えられますし、難しいですね。
と偉そうに言いながら、自分の意見はとてもしょぼいのですが、一応物理の先生の言っていたことを書きますね。ボールを受ける側の手の振りによって、感じる衝撃が違うというのは、ただ単に、飛んでくるボールに対して思いっきり手を振ってレシーブすれば衝撃が強まり、吸収するようにレシーブすれば弱まるということらしいです。ボクシングのカウンターパンチみたいなもんですね。
とんと 錯覚説2  /  投稿日時: 2006-8-24 17:52
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
先を越されてしまいましたが、たれいらんさんとは少し違う視点での錯覚説です。

同程度のスピードで来る場合、きれいに回転しているボールは軽く、回転の少ないボールは重く感じる傾向があると思います。回転の差による物理的な力の違いはとりあえず無視して、この現象を感覚(錯覚)で説明してみようと思います。

最初に私の仮説を一言でまとめると、「(軌道が)予想通りのボールは軽い」です。きれいな回転のボール=予想しやすいボールは「良いタイミング」で受けることができるため、レシーブ側の力加減のタイミングが正しくとれ、また正しい位置でボールをとらえることができ、結果として「軽く」感じられるのではないかということです。回転の少ないor無回転の場合はその逆で、タイミングや場所がずれることで「重く」なるのではないか、ということです。

予想と現実の差が重さの差となって感じられるという部分ではたれいらんさんと同じといえます。
ナゾノヒデヨシ 錯覚説3かしら  /  投稿日時: 2006-8-24 22:29
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
同じボールを打っているのだから、全ては速度に左右されるということ(若干回転なんかも影響してるのかもですけど)を肯定したたれいらん氏の説であると解釈しています。
 合わせて、レシーバーの腕の振り?ようは面を床のようにできるかどうかの問題ですが、これも考えられると思います。
 板を使ってのレセプションのドリルの場合、アンダーハンドサーブであってもタイミングがずれるとずしりとくることがあります。
 初速を見誤りそれに似た現象に陥ってしまう結果が「重いスパイク」になっているのではとも考えられるのではないでしょうか?
 初心者にありがちであり、また恐ろしく強いインパクトを与えるスパイカーの場合そんな現象がありうるかな。(後者はジルソンとか・・・)
 言ってること同じかな・・・。
ざぶたねこ 錯覚説4 初速から推測される終速  /  投稿日時: 2006-8-25 2:51
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-6
投稿: 213
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
初速(打たれた瞬間の速度)と終速(レシーブする瞬間の速度)の差が小さいほど重く感じるのだと思います。
初速から推測した終速が推測以上に速かった時に重く感じ、推測とおりだった時、もしくは遅かった時は軽く感じるのではないでしょうか。予測と現実の差、その点、とんとさんの説に賛成です。

テニスのサイトで調べていましたら、重いボールを打つにはボールを潰すように強く打つとありました。やはり回転のかからない速いボールが重いとあります。

球質という点では受けた場合の重さの感覚と別に、受けた後のはずみ方という面もあるように思います。

野球でいうと球質の軽いピッチャーの球はよく飛ぶというアレです。
その点、フォークボールはあたった時はよく飛ぶと言われています。
無回転だから重いはずですよね。

これも初速と終速の差で説明がつくのではないかと思います。
きっとフォークボールは同じ初速のストレートに対して終速が遅いのだと思います。そこで打者に錯覚が生まれ同じ初速のストレートに対して軽く飛ばせたように思うのではないでしょうか。

以上から、一番重い球は、無回転で初速と終速の差が少ない速い球。
次に回転していて、初速と終息の差が少ない球。
それから回転していて初速と終速に差がある球(予測とおりの球)
一番軽いのは無回転のために予想以上に終速が遅くなった弱い球の順になるのかと思います。

体重を乗せるという事は初速と終速の差が小さい速い球を打つための指導言語だと思います。
オリビア 錯覚という言葉は…  /  投稿日時: 2006-8-25 8:35
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
「目の錯覚」で検索するとかなりの数のサイトがヒットします。そこでの実例を見ていただくとわかると思いますが、条件を変えると線分の長さが違って見えたり、本来真っ直ぐの線が背景の図柄によってゆがんで見えたりします。これが本来の意味での目の錯覚(錯視)です。「見る」という目的に対して「見た」という結果が(多くは脳の処理の問題ですが)異なっている場合(=現実と違っている場合)、目の錯角という言葉が使われます。

ここで注意していただきたいのは「見ようとしたものが、違って見える」ということで目的と結果の行為(この場合は視覚)は同じであるということです。錯覚のもう一つの例として錯聴があります。聴こうとしたものが現実と違った物に聴こえることで、簡単な言葉で言えば空耳ということになります。

さて、ボールが軽いあるいは重いという感覚はボールを受けた腕や体が感じる感覚(触覚あるいは圧迫感)ですが、ボールを受ける時の見たという情報は視覚の情報です。つまり、普通、「目の錯覚」という時は同じ視覚の中での話であり、あくまでも視覚という一つの知覚の中での話ですが、今回のボールの重い軽いの話は視覚という知覚と触覚という知覚の二つの知覚が出てきています。通常は錯覚は二つの知覚をまたいで考えないと思います。

ヒデヨシさんが「初速を見誤りそれに似た現象に陥ってしまう結果が「重いスパイク」になっているのではとも考えられるのではないでしょうか?」とお書きになったことや、さぶたねこさんが「これも初速と終速の差で説明がつくのではないかと思います。きっとフォークボールは同じ初速のストレートに対して終速が遅いのだと思います。そこで打者に錯覚が生まれ同じ初速のストレートに対して軽く飛ばせたように思うのではないでしょうか。」と書いたことも錯覚という言葉にはなじまないように思います。

みなさんのご意見をまとめると「視覚と触覚のずれ」ということになりますが、これは単純な視覚の問題ではなく「予測」や「視覚情報を元にした体の身のこなし」というもっと高度の(複雑な)脳の機能が関与してくると思います。
ればぁ きっかけは甲子園でした。  /  投稿日時: 2006-8-25 14:32
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-2-24
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
たれいらんさん、ともさん、とんとさん、ナゾノヒデヨシさん、ざぶたねこさん、オリビアさん、私の疑問にお付き合いいただきありがとうございます。皆さんのコメントを読んで昨日は、一日中物思いにふけっておりました。

ここで今回この疑問を書き込ませていただいた経緯を簡単に説明させてください。

それは、駒大苫小牧と早稲田実業の決勝戦をテレビ観戦していた時のことです。同じ140kmの速球でも斉藤君の球が田中君の球よりも、とても早く感じました。(打席に立ってもいないんですけどね・・・(´Д`ヽ))

これは恐らく身長が180cmを超える田中君の速球は、170cm台の斉藤君よりも早いだろう・・・なんてことを知らず知らずのうちに考えていてしまったんだろうと思います。

もし私と同じことを、駒大苫小牧の打者が打席で感じていたのなら、「思ったよりも速球が伸びる」とか「球が重い」とか感じるのかもしれませんね。まぁそんな単純ではないかもしれませんが・・・。

「球の重さ」は、「予測と実際のずれ」によって生じるに賛成です。でもそうであるなら、私が日頃指導していた【球の重さを増すために】という指導の仕方は、【球の速度を増すために】を変え、それが結果として【球の重さ】を生むとしなければいけませんね。
サブ レシーブの腕の角度で重さ体感は変わる。  /  投稿日時: 2006-8-26 20:16
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-2-8
投稿: 126
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
 実際にスパイクの重さを感じるのはレシーバーだと思います。
レシーブ時の腕の角度で体感は変わると思います。
 スパイクの衝撃を抜くことができる角度があると思ってます。
これは、スパイクのヒットポイントに対して
レシーブポイントと言ってもいいものだと思います。

 物騒な話ですが、軍人のヘルメットは単に頭の沿って丸いのではなく「跳弾」を期待した丸さなのです。
 例えば、銃撃を垂直に受けると貫通する厚めのベニヤも角度をつけると衝撃が分散し貫通することがなくなります。
 レシーブにその理論を応用することで重さが変わると思います。

 ちなみに私のノックも重いと言われたことがあります。
軽い人との差は体幹を使ってしまう量だと仲間内では分析しています。
手打ちであれば軽くなります。
ジュニアのレシーブを鍛える時は比較的、手打ち気味の方がいいのかもしれないのかもしれません。
たれいらん Re: 錯覚という言葉は…  /  投稿日時: 2006-8-26 22:11
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
オリビアさんのご指摘勉強になりました。錯視で有名な図はたとえば
http://www3.plala.or.jp/yat/sakusi26/sakusi26.htm
がありますね。

引用:
オリビアさんwrote:
みなさんのご意見をまとめると「視覚と触覚のずれ」ということになりますが、これは単純な視覚の問題ではなく「予測」や「視覚情報を元にした体の身のこなし」というもっと高度の(複雑な)脳の機能が関与してくると思います。

私の仮説は「視覚と触覚のずれ」ではなくあくまで視覚内での話だと思っていますが、いずれにしろ ればぁさんがおっしゃった「予測と実際のずれ」にまとめられそうです。

みなさんのご投稿を読んだり、サブさんの「実際にスパイクの重さを感じるのはレシーバーだと思います。」という箇所を読んだりして気付いたのは、私が考える「重い」というのは正確には「重そうに見える」という話だったということです。私はたとえば「ジルソンのスパイクは重そうだ」「青山のスパイクは軽そうだが切れがある」などのセリフを想定しておりました。ですので視覚の中で話が完結していたわけです。

ところで、私はレシーブしていて「ボールが重い、軽い」と感じた覚えがありません。単純にスピードが速ければ重い、遅ければ軽いと、物理の法則に則った感じ方をしてきたように思います。まして、ボールが重いからレシーブに失敗したと感じた経験はありません。ですから威力のある(=スピードのある)スパイクを打とうと練習したことはあっても重いスパイクを打とうと考えたことはありません。

以下、サブさんのご投稿についてコメントさせていただきます。

引用:
レシーブ時の腕の角度で体感は変わると思います。
(中略)
物騒な話ですが、軍人のヘルメットは単に頭の沿って丸いのではなく「跳弾」を期待した丸さなのです。
 例えば、銃撃を垂直に受けると貫通する厚めのベニヤも角度をつけると衝撃が分散し貫通することがなくなります。
 レシーブにその理論を応用することで重さが変わると思います。

これはボールの入射角(面に対し垂直が0度)を大きくすれば面に対する速度成分が小さくなるという話だと解釈しました。しかしレシーブ時の腕の角度は反射角から自動的に決まってしまうように思います。もう少しご説明いただければサブさんの意図がわかるかもしれません。

引用:
ちなみに私のノックも重いと言われたことがあります。
軽い人との差は体幹を使ってしまう量だと仲間内では分析しています。
手打ちであれば軽くなります。
ジュニアのレシーブを鍛える時は比較的、手打ち気味の方がいいのかもしれないのかもしれません。

私の仮説からは、身体が大きいほどボールは重く見えます。手打ちだと予測ほどボールが速くならないと言えます。体幹を上手く使えるならボールが予測より速くなるというのは大いに考えられます。
ジュニアの選手は大人に比べて身体の各部分の質量が小さく、どうしても「軽い」スパイクになってしまうと思うので、とくに初期の段階では手打ちで慣れさせてあげるのがいいかもしれませんね。
たれいらん 仮説「予測と実際のずれ説」(←「錯覚説」から改名)  /  投稿日時: 2006-8-26 23:03
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
詳しく考えてみました。

私の仮説はスパイクスイングの時点でスパイクのスピードを予測し、その予測が実際のボールスピードとずれているときに「重そう」「軽そう」と見えるというものです。図示すると

  [予測]      →  [実際]   → ???
スパイクスイング →ボールスピード→レシーブで体感

ということです。
それに対し、他の方の説はレシーブでの体感が基準になっているようです。これも図示すると

  [予測?]    →  [予測]   → [実際]
スパイクスイング →ボールスピード→レシーブで体感

となると思いますがどうでしょうか。ボールスピードから威力を予測し、実際の体感とずれがある場合に「重い」「軽い」と触覚で感じるということですね。
ではこれらの説を前提とした場合、「重いスパイク」を打つにはどうすれば良いのでしょうか。
とんとさんの説の場合、きれいなドライブ回転ではなく、複雑な回転または無回転などで、ぶれるようなスパイクを打つのがその答えとなりそうです。
ざぶたねこさんの説の場合、初速と終速の差を小さくすれば良さそうですが、ではそのためにはどのような打ち方が良いのか、そもそも初速と終速の差が大きかったり小さかったりするのはなぜか、研究が必要となるでしょう。野球にヒントがありそうです。
ヒデヨシさんの説の場合、恐ろしくインパクトのあるスパイカーになるのがその答えとは言えますが、ボールが重くなるのは副次的な効果ですね。そうなりたいものです。
TUBE 硬球を打ってみてください!  /  投稿日時: 2006-8-27 0:23
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
野球の硬球を打ってみてください!
同じ速度のボールでも、バットの芯をはずして打つと
腕がしびれます。

これが重たいボールの正体ではないでしょうか?

この現象が硬球の時には、硬いので顕著ですが軟球では差し込まれた感じかな?

バレーボールでも柔らかいので、同様でしょう。

逆に心に当たったときは、野球でもゴルフでも打った気がしないくらい軽いものです。

きっとこれです。

私も、回転の遅い球が重いとは感じていましたが、心から外れているはとんとさんの書き込みで気づきました。
TUBE 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-27 0:43
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
心から外すためには、予想不可能な変化球(無回転)
予想を上回るドライブで、ボールを落とす。が考えられるのでは?

野球の場合、球が伸びるといいますが、
これは、通常よりも逆回転が強く、
落ちるべきボールが落ちず真直ぐ走ることだそうです。

たれいらんさんの予想より早いOR遅いも、これではないでしょうか?

私の経験から言えば、同じ力で打ったつもりでも、
ドライブの掛かった綺麗なボールに比べ、無回転ボールは遅く(みえる)。
反対にドライブボールは早いものです。

実際、床に当たってからもドライブボールは音もバンと大きく・派手にはじけます。

無回転ボールは、ドンという感じであまり跳ねません。

この音の違いは、打ったときも同じですね。

ちなみに重いボールを打つタイプは、ふかしやすいイメージがあります。
ですから、無回転のスパイクというのは???

逆に日本には、足の長い鋭いドライブの掛かったスパイクを打てる選手が育っていないのが、男子の低迷に繋がっているのでは?

やっぱり、あれはキューバのようなパワーが無いとダメなのかな〜
ナゾノヒデヨシ 回転数  /  投稿日時: 2006-8-27 15:24
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 715
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
  ピッチャーが投げてから、「伸び」をするまで18m 44cmでどれだけ回転するの0か?
  昔、男どアホゥ甲子園でジャック時田がホップボールを投げました?が、あの方法でも不可能なのですから。
  伸びるは錯覚でしょうね。
  ジルソンのスパイクは無回転に近いのではないでしょうか?あと、グルビッジのスパイクだってインパクトから床に届くまでは何回転してるのでしょうか?
  回転数よりは回転の方向が関係するような気がしています。
  ぶん殴りタイプ(ジルソンとかね)だと、インパクトの瞬間のボールの変化がテニス的でこれまた違うのでしょうね。
  関係ないけど、今夜のロシアは楽しみだぁ。
骨屋 Re: 回転数  /  投稿日時: 2006-8-27 18:49
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-1-28
投稿: 10
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
もし、スパイクの球質の重い(軽い)が、レシーブ時の感覚の重い(軽い)の感覚であれば、レシーブ時のボールのエネルギーに着目すると

スパイク時のボールの運動エネルギー=”レシーブ後の運動エネルギー”+”レシーブ時に腕が受けた運動エネルギー”だと思います。

レシーブ時のボールが、飛んで行かなければ、腕に受けたエネルギーが大きかったと言えます。

では本題の、腕に受けるエネルギーの差は、ボールの何に影響されるかですが、個人的にはボールの回転の差ではないかと思っています。

ボールが回転しなければ、レシーブ時にボールが人間の腕の形に合わせて変形します。
その変形する分だけ、ボールがレシーブ側の手を押し下げている力が加わる時間が長くなります。その分腕に加わる力と時間の積(力積)は大きくなります。

ボールが回転(勿論、ドライブ等垂直方向)していれば、ボールの表皮にも重さが有るので、ボールの表皮に遠心力が加わり、ボールが変形することに対する抵抗になると思うのですが
(凹もうとする力に対して、ボールが径方向に広がろうとする力働くため)

ボールの回転により、ボールの球形を維持しようとする力が働き、レシーブ時の腕に力が加わっている時間が変化するので、ボールに重い、軽いを感じる

この様な感じで説明はつくでしょうか?
たれいらん Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-28 2:48
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
TUBEさん、骨屋さんこんにちは。

引用:
TUBEさんは書きました:
野球の場合、球が伸びるといいますが、
これは、通常よりも逆回転が強く、
落ちるべきボールが落ちず真直ぐ走ることだそうです。

この部分でおっしゃりたいことは、「落ちるべきボールが予想軌道ほどは落ちずに、直線に近い軌道である。」ということですよね。

引用:
たれいらんさんの予想より早いOR遅いも、これではないでしょうか?

申し訳ありませんが私の仮説とは内容が全く違うと思いますよ。


ところでTUBEさんの仮説をまとめると「重いボールとは無回転ボール、または正反対に回転の著しく多いボールである」ということでよろしいでしょうか。もう少し説明していただけるとうれしいです。

引用:
実際、床に当たってからもドライブボールは音もバンと大きく・派手にはじけます。

無回転ボールは、ドンという感じであまり跳ねません。

この現象は物理的に当然です。無回転ボールでも一度バウンドするとドライブ回転がかかっているはずです。これはスパイクを放たれたときに持っていた運動エネルギー(並進エネルギー)の一部がボールの回転エネルギーに変換されたということです。そのエネルギーの分ボールは並進エネルギーを失い、つまり速度が遅くなりバウンドの高さが低くなります。

物理の話になったので骨屋さんへのレスに移ります。

引用:
骨屋さんwrote:
もし、スパイクの球質の重い(軽い)が、レシーブ時の感覚の重い(軽い)の感覚であれば、レシーブ時のボールのエネルギーに着目すると

スパイク時のボールの運動エネルギー=”レシーブ後の運動エネルギー”+”レシーブ時に腕が受けた運動エネルギー”だと思います。

意図されていることはよくわかります。ひとつだけ、「レシーブ時に腕が受けた運動エネルギー」というのは「腕に移動した運動エネルギー」などとしたほうが良さそうです。

引用:
レシーブ時のボールが、飛んで行かなければ、腕に受けたエネルギーが大きかったと言えます。

そういうことですね。

引用:
では本題の、腕に受けるエネルギーの差は、ボールの何に影響されるかですが、個人的にはボールの回転の差ではないかと思っています。

ボールが回転しなければ、レシーブ時にボールが人間の腕の形に合わせて変形します。
その変形する分だけ、ボールがレシーブ側の手を押し下げている力が加わる時間が長くなります。その分腕に加わる力と時間の積(力積)は大きくなります。

ボールが回転(勿論、ドライブ等垂直方向)していれば、ボールの表皮にも重さが有るので、ボールの表皮に遠心力が加わり、ボールが変形することに対する抵抗になると思うのですが
(凹もうとする力に対して、ボールが径方向に広がろうとする力働くため)

ボールの回転により、ボールの球形を維持しようとする力が働き、レシーブ時の腕に力が加わっている時間が変化するので、ボールに重い、軽いを感じる

この様な感じで説明はつくでしょうか?

目の付け所はかなり面白いと思います。
ただ、ボールの回転数はさほど多くないので、遠心力もごくわずかです。その遠心力と比較して、ボールが腕に衝突するときの力は格段に大きいと思われます。結果として遠心力は無視できるほど影響力は小さいと思います。

ただ、TUBEさんへのレスで出てきたバウンドの仕方と絡めると面白そうです。ちょっと考えてみましたがまとまりませんでしたので、また後日書き込ませていただきます。
TUBE Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-28 10:40
へりくつ道場高段者
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引用:

たれいらんさんは書きました:
この部分でおっしゃりたいことは、「落ちるべきボールが予想軌道ほどは落ちずに、直線に近い軌道である。」ということですよね.?

はい、そうです。

引用:
たれいらんさんの予想より早いOR遅いも、これではないでしょうか
申し訳ありませんが私の仮説とは内容が全く違うと思いますよ。?

そうですね、私が言いたかったのは、スピードや変化の違いはあるかもしれませんが、どちらにしても予想軌道をずれる。
つまり、心からずれる。と位置づけたかったんですが?

引用:
ところでTUBEさんの仮説をまとめると「重いボールとは無回転ボール、または正反対に回転の著しく多いボールである」ということでよろしいでしょうか。もう少し説明していただけるとうれしいです。?

はい、私が予想したのは回転無回転もありますが、予想軌道からずれる。
すなわち、心からずれると衝撃が大きくなる。よって、レシーバーは重たいと感じる。

引用:

この現象は物理的に当然です。無回転ボールでも一度バウンドするとドライブ回転がかかっているはずです。これはスパイクを放たれたときに持っていた運動エネルギー(並進エネルギー)の一部がボールの回転エネルギーに変換されたということです。そのエネルギーの分ボールは並進エネルギーを失い、つまり速度が遅くなりバウンドの高さが低くなります。?


ん〜。ここだけとれば納得ですが、じゃ〜何故スパイクボールは、ドライブの掛かったボールのほうが早く切れがあるの?無回転ボールはドライブボールに比べ力が綺麗に乗っているのだから、重いのはもちろん早いはず???

ただし、どうやら回転エネルギーがポイントでは?
無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!

ここにポイントが、ありそうです。
つまり、無回転のボールで心をはずしたときが相乗効果により、かなり重たいボールとなる。どうでしょう。

ドライブボールのエネルギーはボールのスピードと回転エネルギーに分かれて伝達されています。そのうち、回転エネルギーはレシーブで損失する事も無ければ増幅されることもないのではないでしょうか?

現実、スパイクのレシーブボールは、
多くの場合レシーバーから見ると逆回転が掛かっています。
すなわち、アタックの側から見ればドライブが掛かったまま。

つまり、レシーブでは、回転エネルギーに対抗しない(力を受けず)逃がしている。
たれいらん Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-29 2:00
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引用:
TUBEさんは書きました:

引用:
引用:
TUBEさんwrote:
たれいらんさんの予想より早いOR遅いも、これではないでしょうか

たれいらんwrote:
申し訳ありませんが私の仮説とは内容が全く違うと思いますよ。

そうですね、私が言いたかったのは、スピードや変化の違いはあるかもしれませんが、どちらにしても予想軌道をずれる。
つまり、心からずれる。と位置づけたかったんですが?

TUBEさんのご主張はわかりました。
やはり私の仮説とは違うわけですね。

引用:

引用:
ところでTUBEさんの仮説をまとめると「重いボールとは無回転ボール、または正反対に回転の著しく多いボールである」ということでよろしいでしょうか。もう少し説明していただけるとうれしいです。?

はい、私が予想したのは回転無回転もありますが、予想軌道からずれる。
すなわち、心からずれると衝撃が大きくなる。よって、レシーバーは重たいと感じる。

TUBEさんが最初におっしゃっていた通り、とんとさんの仮説とほぼ同じということでよろしいですよね。
私もそうではないかと考えたことはありますが、いまいち自分で納得できませんでした。後ほど(この投稿ではありません)そのあたりを述べたいと思います。

引用:

引用:

この現象は物理的に当然です。無回転ボールでも一度バウンドするとドライブ回転がかかっているはずです。これはスパイクを放たれたときに持っていた運動エネルギー(並進エネルギー)の一部がボールの回転エネルギーに変換されたということです。そのエネルギーの分ボールは並進エネルギーを失い、つまり速度が遅くなりバウンドの高さが低くなります。?


ん〜。ここだけとれば納得ですが、じゃ〜何故スパイクボールは、ドライブの掛かったボールのほうが早く切れがあるの?無回転ボールはドライブボールに比べ力が綺麗に乗っているのだから、重いのはもちろん早いはず???

ドライブの掛かったボールの方が速いというのはTUBEさんの主観でしかありません。私は逆のように感じると前の投稿でも述べました。もちろんそれも私の主観でしかありません。ですので「ドライブ(or無回転)ボールのほうが速いということは〜〜という結論を導くことができる」などという論理立ては無意味に近いと思います。


引用:

ただし、どうやら回転エネルギーがポイントでは?
無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!

必ずしもそういうわけではないと思います。無回転のボールを壁に垂直にぶつければ無回転で返ってきますが、ボールのエネルギーは壁にほとんど伝わりません。なぜなら壁は動かないので運動エネルギーはゼロのままだからです。
また、レシーバーが腕を手首から肩方向に引く、あるいは横アンダーで手を振り上げながらミートするなどすれば無回転のボールを上げるのも可能ですが、それはもはやボールの重さとは何の関係も無いのではないでしょうか。

引用:
ここにポイントが、ありそうです。
つまり、無回転のボールで心をはずしたときが相乗効果により、かなり重たいボールとなる。どうでしょう。

とんとさんの説にプラスαですね。大いに有り得ると思いますので仮説として面白いと思います。

引用:
ドライブボールのエネルギーはボールのスピードと回転エネルギーに分かれて伝達されています。そのうち、回転エネルギーはレシーブで損失する事も無ければ増幅されることもないのではないでしょうか?

損失されることはあまり無いと思いますが、増幅されることは良くあることだと思います。回転数が大きくなるのが普通だと思います。もちろん、増幅の度合いは無回転ボールに比べて少ないでしょう。TUBEさんのおっしゃりたいこともこういうことでしょうか。

引用:
現実、スパイクのレシーブボールは、
多くの場合レシーバーから見ると逆回転が掛かっています。
すなわち、アタックの側から見ればドライブが掛かったまま。

つまり、レシーブでは、回転エネルギーに対抗しない(力を受けず)逃がしている。

ここはおっしゃるとおりだと思います。腕とボールとの間で生じる摩擦力は無回転ボールの方が大きいということです。レシーブ前と後でボールの回転数が変わらない時は、摩擦力はゼロに近かったとも言えるでしょう。
TUBE Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-29 7:16
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ドライブの掛かったボールの方が速いというのはTUBEさんの主観でしかありません。私は逆のように感じると前の投稿でも述べました。もちろんそれも私の主観でしかありません。ですので「ドライブ(or無回転)ボールのほうが速いということは〜〜という結論を導くことができる」などという論理立ては無意味に近いと思います。
そうですね。

引用:

ただし、どうやら回転エネルギーがポイントでは?
無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!

必ずしもそういうわけではないと思います。無回転のボールを壁に垂直にぶつければ無回転で返ってきますが、ボールのエネルギーは壁にほとんど伝わりません。なぜなら壁は動かないので運動エネルギーはゼロのままだからです。
また、レシーバーが腕を手首から肩方向に引く、あるいは横アンダーで手を振り上げながらミートするなどすれば無回転のボールを上げるのも可能ですが、それはもはやボールの重さとは何の関係も無いのではないでしょうか。


ちょっと待ってください。壁のたとえは正論ですが、人間の感じ方を話しているのに質量がまったく違うものをたとえに出して、エネルギー変換に結びつけるのもナンセンスでは?

ここでいっているボールの重い・軽いは、なぜ質量的には変わらない同じボールが同じ様なスピードで飛んできても、軽かったり重かったりするのか?という話で、受け手の体格によって衝撃が違うといった話ではないでしょう?

私の意図していたことは、同じ力(10の力)でスパイクを打った場合、無回転の玉は10の力で飛んできます。ドライブボールはスピードに7・ドライブに3というパワーに変換されて飛んできている。そのうち、回転のパワーを受け流したとすると、レシーバーは7の衝撃しか受けないと言いたかった訳です。

また、スピードが10・ドライブに3が使われていた場合、
同じ距離?,鯣瑤个修Δ箸靴疹豺腓?7のスピードが必要だとします。
最初の無回転ボールは純粋に10のパワーのうち、3を受け流し7で対抗。

ドライブボールがスピードの10のうち6を受け流し4で対抗
ドライブの力3をそのまま利用して
あわせて7で飛ばせたとすれば

レシーバーの衝撃はドライブボールのほうが少なくなります。

さらに、たれいらんさんが言うように、回転を増幅させる事もあるとすれば、
更にスピードに対抗する力を弱くすることが出来ると思われます。

いかがでしょうか?
たれいらん Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-29 13:30
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引用:
引用:
引用:
TUBEさんwrote:
ただし、どうやら回転エネルギーがポイントでは?
無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!
たれいらんwrote:
必ずしもそういうわけではないと思います。無回転のボールを壁に垂直にぶつければ無回転で返ってきますが、ボールのエネルギーは壁にほとんど伝わりません。なぜなら壁は動かないので運動エネルギーはゼロのままだからです。
また、レシーバーが腕を手首から肩方向に引く、あるいは横アンダーで手を振り上げながらミートするなどすれば無回転のボールを上げるのも可能ですが、それはもはやボールの重さとは何の関係も無いのではないでしょうか。
TUBEさんwrote:
ちょっと待ってください。壁のたとえは正論ですが、人間の感じ方を話しているのに質量がまったく違うものをたとえに出して、エネルギー変換に結びつけるのもナンセンスでは?

TUBEさんの書かれた「無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!」のように単純ではないという具体例としてイメージしやすいものを挙げました。壁と腕の質量の違いが気になるようですから別の例をだします。腕を引いて無回転のボールをレシーブしたその場でポトリと落とします。TUBEさんのおっしゃるようにボールのエネルギーが損なわれずに腕に伝わるのはこの場合だけです。

余計な忠告かもしれませんが、TUBEさんのご投稿は「力」と「エネルギー」と「スピード」という物理的概念を表す言葉がごちゃまぜになっているように見受けられます。物理的に突き詰めて考えようとする場合、これらを明確に区別しないと結論がおかしなものになってしまいがちです。TUBEさんの頭の中でのイメージは物理的におかしなものとは思いませんが、言葉を丁寧に選んでいただいた方が誤解をさけることが出来ると思います。

引用:
ここでいっているボールの重い・軽いは、なぜ質量的には変わらない同じボールが同じ様なスピードで飛んできても、軽かったり重かったりするのか?という話で、受け手の体格によって衝撃が違うといった話ではないでしょう?

では同様に受け手の受け方によって衝撃が違うと言う話でもありませんよね。



引用:
私の意図していたことは、同じ力(10の力)でスパイクを打った場合、無回転の玉は10の力で飛んできます。ドライブボールはスピードに7・ドライブに3というパワーに変換されて飛んできている。そのうち、回転のパワーを受け流したとすると、レシーバーは7の衝撃しか受けないと言いたかった訳です。

ボールの総運動エネルギー(並進エネルギーと回転エネルギーの和)が等しい場合ですね。「ボールの重さ」を触覚で感じるものと限定した場合、並進運動の速さによってボールの重さがほぼ決定されるのは周知の事実だと思います。それなら、無回転ボールは運動エネルギーのすべてを並進エネルギーとして持つのですから並進運動の速さも速くなり無回転ボールのほうが重く感じられると言う結論になるのはあたりまえだと思います。TUBEさんもこんな当たり前のことがおっしゃいたかったわけではないでしょう。ですから次のコメントがあるのだと思います。

引用:
また、スピードが10・ドライブに3が使われていた場合、
同じ距離?,鯣瑤个修Δ箸靴疹豺腓?7のスピードが必要だとします。
最初の無回転ボールは純粋に10のパワーのうち、3を受け流し7で対抗。

ドライブボールがスピードの10のうち6を受け流し4で対抗
ドライブの力3をそのまま利用して
あわせて7で飛ばせたとすれば

レシーバーの衝撃はドライブボールのほうが少なくなります。

これはボールの持つ並進エネルギーが等しい場合の話ですね。並進エネルギーが等しいならドライブボールはそれにプラスして回転エネルギーを持つのですから総運動エネルギーはドライブボールのほうが大きくなります。それにもかかわらずレシーバーの衝撃がドライブボールのほうが少ないという驚きの結論(逆転現象)が導かれています。そこがこの説の大きなポイントですね。面白い発想だと思います。

ひとつ指摘させていただくと、「受け流す」の使い方が前回のご投稿と違っていますね。

さて、TUBEさんのおっしゃる状況を別の表現で表してみます。まず、全く同じ腕の使い方で両方のボールをレシーブするとドライブボールのほうが遠くまで飛んでしまいます。そうではなく、腕の使い方を工夫して同じ距離だけレシーブした場合の話だと理解しています。

腕の使い方の工夫とは、具体的には腕を引くということです。腕を引くことにより、ボールの持つ運動エネルギーが腕に伝達されやすくなる状況を作り出すわけです。TUBEさんのコメントの中でドライブボールのほうが「受け流す」量が大きいというのは、腕に伝達されるエネルギーの話だと理解できます。

ところで、TUBEさんは「最初の無回転ボールは純粋に10のパワーのうち、3を受け流し7で対抗。 ドライブボールがスピードの10のうち6を受け流し4で対抗」ということですので「対抗」量が無回転の時のほうが大きいからレシーブ時の衝撃が大きいと結論を導いているのだと思いますが、「対抗」量とは何の量なのでしょうか。それを明らかにしていただいた後、その量が果たして衝撃を表すのにふさわしいものなのか検討が必要だと思います。

ちなみに、骨屋さんもおっしゃっているように衝撃を表すのにふさわしい物理量は「力積」あるいは「力」だと私は思います。
TUBE Re: 続けてすいません。  /  投稿日時: 2006-8-29 20:32
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返答ありがとうございます。

表現が乏しく申し訳ありません。

ただ、私が言いたかったことはだいたい伝わったような気がします。

さて、たれいらんさんが言っていることで納得がいかないのは、
ボールのエネルギーが腕に全てが伝わるのは、
衝撃を吸収の動作として腕を引きポトンと落としたときだけということです。

確かに腕を引く動作で衝撃を吸収しているということは、運動エネルギーが腕に残り、跳ね返した分はボールに帰ったとするのは判りますが、
正解ではないと思います。

例えば腕の変わりに板を使い、その端で板を支えたとします。

ボールの勢いを失わないように板を支える時は、
かなりの力が要るのではないですか?
このとき、腕とボールに質量の差が大きい場合は、この限りではないでしょうが?

この、板を支える力が私の言うところの対抗する力です。

だって、同じ質量のものが当たったら、固定されてなければ当たったものが同じスピードで飛んでいくはずです。
つまり、ボールのスピードに対して対抗する力が、ここに発生しているわけです。

ボールの力を受け流したという表現も、
手を引く動作はボールの勢いに任せたと考えることもできませんか?

だいたいスパイクレシーブのように早いボールで、
当たった瞬間に意識的に、手を引くなんて難しくないですか?

つまり、私が言いたいのは
ボールの速度に負けないように腕を支える力が対抗力で、
この力のかけ方が強いほうが、重い。

ドライブボールは、はね方が大きい分
ボールの力を受け流しても勝手に飛んでいく。
つまり支える力は小さい。

いかがでしょうか?

慣性の法則では、質量が同じ場合。
運動エネルギーを打ち消すには同じエネルギーが必要です。
更に、反対方向に跳ね返すには倍のエネルギーが必要です。

ボールと腕の質量差を正確に表せませんが、少なくともレシーバーは腕を振らずにボールに対抗するわけですから、腕を支える力が必要です。

逆に、ポトンと落として衝撃を吸収できるのは、腕のほうが質量が大きく放っておいてもボールに対抗できるところを、あえてマイナスの付加をかけエネルギーを吸収していると思われます。

ですから、手には衝撃が強まるどころか、弱まっているわけです。

最後に、受け手の受け方によって、衝撃は違います。
たれいらん とんとさんの仮説への反論も試みてみます  /  投稿日時: 2006-8-30 2:38
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登録日: 2005-12-8
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TUBEさんこんにちは。またよろしくお願い致します。
(とんとさんの仮説への反論は一番最後です。)

引用:
TUBEさんは書きました:

表現が乏しく申し訳ありません。

ただ、私が言いたかったことはだいたい伝わったような気がします。

そうですね。だいたい理解できているつもりではあります。

引用:
さて、たれいらんさんが言っていることで納得がいかないのは、
ボールのエネルギーが腕に全てが伝わるのは、
衝撃を吸収の動作として腕を引きポトンと落としたときだけということです。

とのことですので頑張って説明してみます。

引用:
確かに腕を引く動作で衝撃を吸収しているということは、運動エネルギーが腕に残り、跳ね返した分はボールに帰ったとするのは判りますが、

まさにそのとおりなのです。しかし納得はされていないみたいですね。

引用:
例えば腕の変わりに板を使い、その端で板を支えたとします。

ボールの勢いを失わないように板を支える時は、
かなりの力が要るのではないですか?

この、板を支える力が私の言うところの対抗する力です。

ここでピンときました。TUBEさんは高校物理の知識はお持ちのようですので聞いたことがあると思います。物理には「仕事」という概念があります。これは一般的な言葉の感覚と真逆である場合が時々あるので注意が必要です。

この板を使ってボールをポトリと落としたとしましょう。そのためにはタイミング良く板を引くことが必要ですが、それはボールの勢いに押されることも前提として引き方を考えています。さらに、このとき板が吹き飛ばされないように手で支える必要があります。では、その手はどんな「仕事」をしたのでしょうか。

TUBEさんの誤解はそこにあると思うのです。「力」は当然かなり大きなものが必要ですが、結果的に行った「仕事」はとても小さなものです。なぜなら「仕事」は明らかにマイナスの「仕事」だからです。

高校物理の範囲では、
「仕事」=「力」×「移動距離」
という式を習います。上の場合に手の行った仕事がなぜマイナスなのかというと、能動的にしろ受動的にしろ、手を引いたからです。つまり、移動距離が力の向きと正反対、すなわちマイナスの移動だからです。


引用:
だって、同じ質量のものが当たったら、固定されてなければ当たったものが同じスピードで飛んでいくはずです。
つまり、ボールのスピードに対して対抗する力が、ここに発生しているわけです。

前半はおっしゃるとおりです。ビリヤードで手球を的球に真正面からぶつければ、手球はその場にピタリと止まり、的球は手球の元々のスピードと同じスピードで転がって行きます。
ボールをポトリと落とすためには同じようなことをしなければなりません。でも、腕はきちんと肩にくっついていますからぽとりと落としたあとならブレーキを掛けて構いませんので腕が飛んでいくことにはなりません。腕がボールと同程度の速さで引かれるのはボールと接触している時だけでかまわないのです。
とはいうものの、スパイクボールぐらいの速度だとこんなことほぼ不可能になってくるでしょう。つまり、ボールの運動エネルギーをレシーブですべて吸収するのは不可能だと言いたいわけです。ボールが持っていた運動エネルギーはボールに残り続けます。たとえば、ボールが持っていた運動エネルギーをいったん腕が受け止め、さらに押し返すなどというふうに考えないほうが良いと思います。
TUBEさんの前々回のご投稿中の引用:
ただし、どうやら回転エネルギーがポイントでは?
無回転のボールを、無回転であげれば腕にはボールのエネルギーが損なわれずに伝わることになりますね!
の部分が、そう簡単ではないということはご理解いただけるでしょうか。ボールのエネルギーが損なわれずに伝わったと言える条件はボールの運動エネルギーがゼロになることなのです。


引用:
ボールの力を受け流したという表現も、
手を引く動作はボールの勢いに任せたと考えることもできませんか?

だいたいスパイクレシーブのように早いボールで、
当たった瞬間に意識的に、手を引くなんて難しくないですか?

ボールをポトリと落とすというのは、タイミングを見計らって意識的に手を引かなければ絶対に出来ない芸当なので「手を引いて」と表現しました。当然ボールの勢いに任せる部分も考慮に入れてから手を引く速さなどを決めなければなりません。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
ところで、TUBEさんは「最初の無回転ボールは純粋に10のパワーのうち、3を受け流し7で対抗。 ドライブボールがスピードの10のうち6を受け流し4で対抗」ということですので「対抗」量が無回転の時のほうが大きいからレシーブ時の衝撃が大きいと結論を導いているのだと思いますが、「対抗」量とは何の量なのでしょうか。それを明らかにしていただいた後、その量が果たして衝撃を表すのにふさわしいものなのか検討が必要だと思います。
TUBEさんwrote:
つまり、私が言いたいのは
ボールの速度に負けないように腕を支える力が対抗力で、
この力のかけ方が強いほうが、重い。

ドライブボールは、はね方が大きい分
ボールの力を受け流しても勝手に飛んでいく。
つまり支える力は小さい。

私の引用部の問いに対するお返事は「腕を支える力」ということですね。これはこれでなるほど良いかもしれないと思いました。

ただ、この仮説にはドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。
ボールが重いと感じるぐらいですからスパイクのスピードはかなりのものでしょう。その上無回転なので触るのにも一苦労です。それなのに無意識に腕を支える力を大きく調節できるものでしょうか。手ごたえのわりにボールが飛ばなかったと考えるか、むしろボールが飛ばなくて相手コートに返らなくて良かったと思うのではないでしょうか。


引用:
慣性の法則では、質量が同じ場合。
運動エネルギーを打ち消すには同じエネルギーが必要です。
更に、反対方向に跳ね返すには倍のエネルギーが必要です。

ビリヤードの例を思い出していただければわかると思いますが、手球の運動エネルギーを0にするためには真正面に的球があれば良いだけです。必要な運動エネルギーはゼロということになります。
反対方向に跳ね返すためには真正面から同じ速さの的球をぶつければ良いのです。必要な運動エネルギーは倍ではなく、等しい量です。
TUBEさんがおっしゃいたいのは、「運動エネルギー」ではなく「運動量」の話ではないでしょうか。しかも跳ね返り係数がゼロの粘土などの物体でのお話だと思います。

引用:
ボールと腕の質量差を正確に表せませんが、少なくともレシーバーは腕を振らずにボールに対抗するわけですから、腕を支える力が必要です。

ボールと腕の質量比が重要なのはおっしゃるとおりです。ボールの勢いに対抗するために腕を支える力が必要かどうかはまさに質量比によって決まってくると思います。今のところ腕を支える力が必要な場合があると思いますのでそこは同感です。

引用:
逆に、ポトンと落として衝撃を吸収できるのは、腕のほうが質量が大きく放っておいてもボールに対抗できるところを、あえてマイナスの付加をかけエネルギーを吸収していると思われます。
ですから、手には衝撃が強まるどころか、弱まっているわけです。

もちろんそうです。

引用:
最後に、受け手の受け方によって、衝撃は違います。

主観的には衝撃が違って感じて当然ですが、それが「ボールの重さ」に関係はないと考えています。
たとえばレシーブで強い衝撃を受けたとき、その原因を人間は無意識に考えます。ここではその原因を2パターン挙げてみます。

パターンA「ボールが重いから衝撃が強いんだ。」

パターンB「ボールが速いから衝撃が強いんだ。」

さて、手の先っぽでボールを受けてしまい上手くレシーブできなかった場合、衝撃はものすごいでしょう。このとき果たしてどちらの結論に至るのでしょうか。

私なら上のどの結論にも至りません。パターンC「レシーブの受け方が悪かったんだ。」という結論になります。ボールが重かったとは思わないでしょう。もしくは、たとえボールが重いと感じても、「あのスパイカーは重いスパイクを打つ」という結論はありえないと思います。

以上はとんとさんの説に対する反論でもあります。
とんと 再反論、ではありませんが  /  投稿日時: 2006-8-30 3:19
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
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まず、たれいらんさんご自身は
引用:
たれいらんさん@2006-8-26 22:11
ところで、私はレシーブしていて「ボールが重い、軽い」と感じた覚えがありません。単純にスピードが速ければ重い、遅ければ軽いと、物理の法則に則った感じ方をしてきたように思います。

ということですよね。「重さ」の違いを感じないのであれば、「重さ」の違いを感じることを前提としてその原因を探る仮説はたれいらんさんにとっては最初から棄却されていませんか?

引用:
たとえばレシーブで強い衝撃を受けたとき、その原因を人間は無意識に考えます。


この辺りの感じ方は私とたれいらんさんさんでずいぶん違うようです。強い衝撃を受けたとき、私であれば「無意識に」「ボールが重かった」と感じ、そして「意識して」その原因を考えます。「意識して」原因を考えた結果が先の仮説(タイミングや位置のずれ)であり、それは結局言葉を換えれば「レシーブの受け方が悪かったんだ」ということと同じなのかもしれません。

蛇足ですが
引用:
さて、手の先っぽでボールを受けてしまい上手くレシーブできなかった場合、衝撃はものすごいでしょう。

このような場合、多分私は「重い」とは感じません。重く感じるボールの多くは実際にはベストより差し込まれている気がします。このあたりは漠然とした感覚だけですが。私の中では衝撃と重さは違うのかもしれません。

ついでに言えば、私の中では「重い」ボールほどレシーブ自体ははじかない(高くは上がらない)イメージです。
とんと さらに蛇足かも  /  投稿日時: 2006-8-30 3:32
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
議論を読み返してみると、私の仮説のうち、とらえる位置の違い(=芯をはずす)ばかりがクローズアップされてしまっていますが、レシーバー側のタイミングの違いも私の中でかなり重要です。

殴られるとわかっていて殴られるより不意に殴られた方が痛いと感じるのではないでしょうか?
たれいらん Re: 再反論、ではありませんが  /  投稿日時: 2006-8-31 2:33
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
とんとさんお返事ありがとうございます。
都合上、順番を前後してコメントさせていただきます。
以下、とんとさんへの直接的で端的なレスとなっていない部分もございますがお許しください。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
たとえばレシーブで強い衝撃を受けたとき、その原因を人間は無意識に考えます。

この辺りの感じ方は私とたれいらんさんさんでずいぶん違うようです。強い衝撃を受けたとき、私であれば「無意識に」「ボールが重かった」と感じ、そして「意識して」その原因を考えます。「意識して」原因を考えた結果が先の仮説(タイミングや位置のずれ)であり、それは結局言葉を換えれば「レシーブの受け方が悪かったんだ」ということと同じなのかもしれません。
(中略)
このあたりは漠然とした感覚だけですが。私の中では衝撃と重さは違うのかもしれません。

「重いボールとは」という定義が違うのでしょうね。引用したコメントから、とんとさんの定義はなんとなくわかりました。「衝撃と重さは違うかもしれない」ということは似ているのでしょうね。衝撃と同じようにダイレクトに知覚されるものなのだと思います。
ただ、その定義は「重いボールを打つにはどうしたらよいか」という課題にアドバイスするための定義としてはふさわしくないように思います。
なぜなら、とんとさんの定義から導かれるアドバイスは、たとえば「相手の胸元に差し込むように打ちなさい。」というのもその一つですが、それよりも「速いボールを打ちなさい。」というアドバイスが最も最初に思いつくべきものだということになるからです。
ればぁさんは
引用:
「球の重さ」は、「予測と実際のずれ」によって生じるに賛成です。でもそうであるなら、私が日頃指導していた【球の重さを増すために】という指導の仕方は、【球の速度を増すために】を変え、それが結果として【球の重さ】を生むとしなければいけませんね。

とおっしゃっていますが、これはこの議論の最初から出ていたアドバイス(指導言語)ではありません。とんとさんの「重いボール」の定義からはこれがまず最初に出てくるべきアドバイスということになると思うのですがいかがでしょうか。

「速いボール」という表現の他に「重いボール」という表現が生まれるのはなぜか。物理的には「ボールの重さ」は「ボールの速さ」の関数として単純な式の形(一次あるいは二次関数など)で表されそうにも思えます。もしそうなら「重いボール」というのは「速いボール」と同義であり、「重いボール」という表現は別に必要の無い、むしろ誤解を招く有害な表現とも思われます。

しかし現実にそういう表現は存在するので、「ボールの重さ」は「ボールの速さ」と深い関係にありながらも、プラスアルファの何かの要素も関わってくるはずだと思います。そのプラスアルファとしてこのスレッドで挙げられたものをひとくくりにすると、「予測と実際のずれ」とまとめられるのはればぁさんが書かれたとおりです。

私の仮説以外をおおざっぱにまとめると次のようになると思います(おおざっぱすぎてオリビアさんにツッコミのお手数をおかけするかもしれませんが)。『レシーブする前に、ボールを見てレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

この考え方からすると、とんとさんの書かれた
引用:
強い衝撃を受けたとき、私であれば「無意識に」「ボールが重かった」と感じ、
というのは認知メカニズムをだいぶはしょっているように思います。
まず衝撃を受けて感覚神経が興奮し、その原因を探した結果「速さのわりにボールが重い」「ボールが速いから衝撃が強かった」などという結論が導かれる、すなわち認知が起きるのではないでしょうか。

引用:
蛇足ですが
引用:
さて、手の先っぽでボールを受けてしまい上手くレシーブできなかった場合、衝撃はものすごいでしょう。

このような場合、多分私は「重い」とは感じません。重く感じるボールの多くは実際にはベストより差し込まれている気がします。このあたりは漠然とした感覚だけですが。私の中では衝撃と重さは違うのかもしれません。

ついでに言えば、私の中では「重い」ボールほどレシーブ自体ははじかない(高くは上がらない)イメージです。

とんとさんの感覚を理解するうえで大変参考になりました。「重い」ボールほどはじかないというのは野球のピッチャーの重い球と共通点がありますね。

引用:
とんとさんは書きました:
まず、たれいらんさんご自身は
引用:
たれいらんさん@2006-8-26 22:11
ところで、私はレシーブしていて「ボールが重い、軽い」と感じた覚えがありません。単純にスピードが速ければ重い、遅ければ軽いと、物理の法則に則った感じ方をしてきたように思います。

ということですよね。「重さ」の違いを感じないのであれば、「重さ」の違いを感じることを前提としてその原因を探る仮説はたれいらんさんにとっては最初から棄却されていませんか?

そうおっしゃるのも当然だと思います。私自身それを書いていてなにか矛盾しているようにも思っていました。
しかしこれはこういうことだと思います。
たとえばトスが悪くてスパイクをミスした時、ミスの原因をスパイカー自身と考えるか、セッターのせいにするかの違いです。それに対し客観的な立場の者は「たしかにトスは悪いけどちゃんと打てるはずだ」とか「今のはトスが悪すぎるから仕方ない」などと冷静に判断できるわけです。
おそらく私は自分の目をそれほど信頼してないのでしょう。だから予想より衝撃が強かった原因を「見た目よりボールが速かったんだな」と結論づけるわけです。しかしできるだけ客観的に考えると「ボールの速さ以外のプラスアルファの要素が働いて重く感じるんだな。」という認知の仕方もおおいにありえると今は思えるわけです。ですので、
引用:
「重さ」の違いを感じることを前提としてその原因を探る仮説はたれいらんさんにとっては最初から棄却されていませんか?
ともっともな疑問に対しては、最初から棄却するつもりはまったくないと答えさせていただきます。答えになっているでしょうか。
トッポジージョ Re: 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか?  /  投稿日時: 2006-8-31 3:54
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-8-19
投稿: 5
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バレー暦: 1〜5年
性別: 男性
最初からあまりちゃんと読んでいないので、ちゃんと読んでから発言しろと言われるかもしれませんが、少しでも皆様の御参考になるようにひよっ子が大先生方が発言されてる中、実体験を書かせていただきます。

半年ぐらい前のある日の練習後に先輩(エースですがパワーのエースではなく高さのエース)がコンビの練習でフリースパイク(ライトから周りこんでセミ)を打っていました。僕はレシーブの練習になると思いレシーブをしました。そして、先輩が肘が少し曲がった状態で打ったスパイクをレシーブする時、僕が読んでいた軌道よりも上に来て肘に近い部分でレシーブしました。その時、僕の短いバレーボール人生の中で初めて『このスパイク重いな』と感じました。その後も先輩が普通に打ったスパイクは重いと感じずレシーブできたんですが、肘が曲がった状態で打ったスパイクはイメージよりも上に来て、肘に近い部分でレシーブし、重いと感じました。

僕は時々、全国大会に出るようなチームと練習試合させて頂く機会があります。また、僕は少し低いスパイクでも低い体制でオーバー(手のひらではありません)でレシーブする事が多々あります。全国大会に出るようなチームのエースのスパイクを数回オーバーでレシーブした時、他の選手は普通のレシーブであのスパイク重いと言っていたんですが、僕はオーバーでスパイクを重いと感じた事はありません。もし、先輩のあのスパイクをオーバーでレシーブしてたら…と思います。もし、してたら皆様のお役に少しでもたてたかもしれません。

こんな夜中に高校生が経験を書いただけですいません。何を書いてるんだ?と思いながら、読み流してください。
とんと Re: 再反論、ではありませんが  /  投稿日時: 2006-8-31 3:58
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
私のいい加減な書き込みで多少誤解を招いているようで、まずその点をお詫びします。

引用:
「重いボールとは」という定義が違うのでしょうね。引用したコメントから、とんとさんの定義はなんとなくわかりました。「衝撃と重さは違うかもしれない」ということは似ているのでしょうね。衝撃と同じようにダイレクトに知覚されるものなのだと思います。
ただ、その定義は「重いボールを打つにはどうしたらよいか」という課題にアドバイスするための定義としてはふさわしくないように思います。


この点ですが、(私が原因ですが)私の感覚が正しく伝わっていないようです。そもそも私が「物理的な意味での衝撃」を「自らの感覚としての衝撃」(=本来これを「重さ」と呼ぶべきか?)とごっちゃにして曖昧に使ったことが原因だとおもわれます。「衝撃と重さは違うかもしれない」というコメントに関しては無視してくださって結構です。私としては「予想より速い球」「予想より差し込まれた球」は重いと感じる、あたりです。「重い」の定義はそれ以上はなかなか言葉にできません。

上記の通りですのでそれ以下の「なぜなら、とんとさんの定義から導かれるアドバイスは、」から「アドバイスということになると思うのですがいかがでしょうか。」までについては私から述べる必要がないと思われます。

引用:
私の仮説以外をおおざっぱにまとめると次のようになると思います(おおざっぱすぎてオリビアさんにツッコミのお手数をおかけするかもしれませんが)。『レシーブする前に、ボールを見てレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

このまとめについてですが、「ボールを見て」だとちょっと限定しすぎかもしれません。アタッカーの動きなんかも含まれてくると思います。その点を含めばこのまとめで必要十分だと私は思います。

引用:
この考え方からすると、とんとさんの書かれた
引用:

強い衝撃を受けたとき、私であれば「無意識に」「ボールが重かった」と感じ、

というのは認知メカニズムをだいぶはしょっているように思います。
まず衝撃を受けて感覚神経が興奮し、その原因を探した結果「速さのわりにボールが重い」「ボールが速いから衝撃が強かった」などという結論が導かれる、すなわち認知が起きるのではないでしょうか。


うーんそうですけね?はしょっていると言われればはしょってるかもしれませんが・・・いずれにしても「はしょっているかどうか」は本筋に余り関係ないのでこれ以上はコメントしません。

引用:
ともっともな疑問に対しては、最初から棄却するつもりはまったくないと答えさせていただきます。答えになっているでしょうか。

この部分については(その前の段落を含め)理解しました。
TUBE Re: とんとさんの仮説への反論も試みてみます  /  投稿日時: 2006-8-31 5:54
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
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バレー暦: ウン十年
性別: 男性
たれいらんさんへ
引用:
。反対方向に跳ね返すためには真正面から同じ速さの的球をぶつければ良いのです。必要な運動エネルギーは倍ではなく、等しい量です。

恥ずかしいその通りですね!勘違いしてました。

引用:

このとき板が吹き飛ばされないように手で支える必要があります。では、その手はどんな「仕事」をしたのでしょうか。

TUBEさんの誤解はそこにあると思うのです。「力」は当然かなり大きなものが必要ですが、結果的に行った「仕事」はとても小さなものです。なぜなら「仕事」は明らかにマイナスの「仕事」だからです。

高校物理の範囲では、
「仕事」=「力」×「移動距離」
という式を習います。上の場合に手の行った仕事がなぜマイナスなのかというと、能動的にしろ受動的にしろ、手を引いたからです。つまり、移動距離が力の向きと正反対、すなわちマイナスの移動だからです。


ここが間違っています。たれいらんさんが、おっしゃっているのは
ボールの仕事量です。

慣性の法則では、質量の違いはあれどボールの力は全て当たったものに伝わるはずです。逆に言えば、どんな質量の差があっても同様です。

先に出てきた、壁もそうです。
ボールが跳ね返るのは、壁が支えられているからに他なりません。
このことは、「仕事」=「力」×「移動距離」で示されます。


引用:
レシーブですべて吸収するのは不可能だと言いたいわけです。ボールが持っていた運動エネルギーはボールに残り続けます。たとえば、ボールが持っていた運動エネルギーをいったん腕が受け止め、さらに押し返すなどというふうに考えないほうが良いと思います。


ここが、違いです。
腕が吸収して跳ね返すのではありません。
腕が差し込まれるのを防ぐために、支える力が必要なのです。

腕は、肩についてるだけで摩擦抵抗力を持っていますが、人間は肩に力をいれ、腕を固定することでボールを跳ね返しているわけです。
前回の板のたとえで言えば、板を支える物をスプリングに変えて考えていただければよいのではないでしょうか?

強く返すには、強めのスプリングを、スピードを殺すには弱めのスプリングを。

実際におきる動作は腕を引いているのですが、受動と能動ではまったく意味が違います。、

たれいらんさんの言うようなポトンと落とす場合は、手を引く動作は、腕を支える力を抜き、腕の位置エネルギーにまかせ腕を下ろす+負の筋力を使うことになります。そして、更にブレーキをかける。これが吸収。

そして更に、そのボールを跳ね返す。そんなことは言ってません。

いかがですか?


えっと、物理の討論をしているわけではありませんので、本題に戻ります。
答えは、たれいらんさんが書いてます。
引用:
ただ、この仮説にはドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。
ボールが重いと感じるぐらいですからスパイクのスピードはかなりのものでしょう。その上無回転なので触るのにも一苦労です。それなのに無意識に腕を支える力を大きく調節できるものでしょうか。手ごたえのわりにボールが飛ばなかったと考えるか、むしろボールが飛ばなくて相手コートに返らなくて良かったと思うのではないでしょうか。


手ごたえの割にボールが飛ばなかった。
これが、重たいボールです。

野球でも同じです。
打った感じは、いつもと同じなのに飛ばないボール。
これを重たいボールと呼びます。

逆に軽いボールは、手ごたえ以上に飛ぶボール。

では。。。
たれいらん とんとさんへ  /  投稿日時: 2006-8-31 14:11
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
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引用:
とんとさんは書きました:
この点ですが、(私が原因ですが)私の感覚が正しく伝わっていないようです。
(中略)
私としては「予想より速い球」「予想より差し込まれた球」は重いと感じる、あたりです。「重い」の定義はそれ以上はなかなか言葉にできません。

よく理解できました。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
この考え方からすると、とんとさんの書かれた
引用:
強い衝撃を受けたとき、私であれば「無意識に」「ボールが重かった」と感じ、

というのは認知メカニズムをだいぶはしょっているように思います。

とんとさんwrote:
うーんそうですけね?はしょっていると言われればはしょってるかもしれませんが・・・いずれにしても「はしょっているかどうか」は本筋に余り関係ないのでこれ以上はコメントしません。

に関して。私は投稿日時: 2006-8-30 2:38で
引用:
たとえばレシーブで強い衝撃を受けたとき、その原因を人間は無意識に考えます。ここではその原因を2パターン挙げてみます。

パターンA「ボールが重いから衝撃が強いんだ。」

パターンB「ボールが速いから衝撃が強いんだ。」

パターンC「レシーブの受け方が悪かったんだ。」

と書きました。しかし考え直してみると、パターンAとCは並存可能ですね。とんとさんがおっしゃったことも含めて記述してみると、まず物理的衝撃を受け、そこからまず「ボールが重い(パターンA)」と無意識に認知し、その原因を意識的に探った結果「レシーブの受け方が悪かった(パターンC)」という結論を導くというプロセスは大いにありえるものだと思いました。

引用:
上記の通りですのでそれ以下の「なぜなら、とんとさんの定義から導かれるアドバイスは、」から「アドバイスということになると思うのですがいかがでしょうか。」までについては私から述べる必要がないと思われます。

了解いたしました。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
私の仮説以外をおおざっぱにまとめると次のようになると思います(おおざっぱすぎてオリビアさんにツッコミのお手数をおかけするかもしれませんが)。『レシーブする前に、ボールを見てレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

とんとさんwrote:
このまとめについてですが、「ボールを見て」だとちょっと限定しすぎかもしれません。アタッカーの動きなんかも含まれてくると思います。その点を含めばこのまとめで必要十分だと私は思います

そうですね。おっしゃるとおりです。
『レシーブする前に、ボールの速度など視覚を中心として得た情報を元にレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』
としたほうが良さそうです。聴覚も影響しているかもしれないですからね。
たれいらん Re: 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか?  /  投稿日時: 2006-8-31 14:25
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
トッポジージョさんこんにちは。

引用:
トッポジージョさんは書きました:
最初からあまりちゃんと読んでいないので、ちゃんと読んでから発言しろと言われるかもしれませんが、

いえいえ、そんなことはありませんよ。かなり長文もありますし、ちゃんと読んでから発言すべきとなるとなかなか発言できません。

引用:
そして、先輩が肘が少し曲がった状態で打ったスパイクをレシーブする時、僕が読んでいた軌道よりも上に来て肘に近い部分でレシーブしました。その時、僕の短いバレーボール人生の中で初めて『このスパイク重いな』と感じました。

なるほど、トッポジージョさんご自身で重いスパイクと感じた原因として思い当たるのは「肘が少し曲がった状態で打った」という点と、「肘に近い部分でレシーブ」という二点あるのですね。後者はとんとさんの「差し込まれた時」と共通しているので原因としてかなり有力な候補だと言えるでしょう。
前者について、ここまでそういう説は挙がっていません。しかし面白い材料になると思います。ちょっと考えただけでも、「肘が曲がる」→「ボールが無回転に近くなる」→「ドライブが少ないので軌道が予想より上を通る」→「レシーバーが差し込まれる」という因果関係が想像できます。

また投稿してくださいね。
たれいらん 物理の話  /  投稿日時: 2006-8-31 15:54
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
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物理の話が続いているきっかけは
引用:
TUBEさんwrote:
さて、たれいらんさんが言っていることで納得がいかないのは、
ボールのエネルギーが腕に全てが伝わるのは、
衝撃を吸収の動作として腕を引きポトンと落としたときだけということです。

だと思います。それに関係する部分はこちらのレスにまとめます。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
このとき板が吹き飛ばされないように手で支える必要があります。では、その手はどんな「仕事」をしたのでしょうか。

TUBEさんの誤解はそこにあると思うのです。「力」は当然かなり大きなものが必要ですが、結果的に行った「仕事」はとても小さなものです。なぜなら「仕事」は明らかにマイナスの「仕事」だからです。

高校物理の範囲では、
「仕事」=「力」×「移動距離」
という式を習います。上の場合に手の行った仕事がなぜマイナスなのかというと、能動的にしろ受動的にしろ、手を引いたからです。つまり、移動距離が力の向きと正反対、すなわちマイナスの移動だからです。

TUBEさんは書きました:
ここが間違っています。たれいらんさんが、おっしゃっているのは
ボールの仕事量です。

まさか私が間違っていると指摘されるとは思っておりませんでしたのでちょっとびっくりいたしました。
間違っていませんよ。TUBEさんが間違っています。私は引用箇所で「手の行った仕事はマイナス」だと述べております。「移動距離」がマイナスなので掛け算の結果マイナスになるのだと。TUBEさんはそれを「ボールの仕事量」だとおっしゃいますが、ポトリと落としたときのボールの仕事量はマイナスなのですか?決してそうではありませんよ。
ボールを基準に考えれば、ボールは元々運動エネルギーを持っていて、つまりプラスの仕事をする能力を持っていて、そして実際にプラスの仕事をすることによって運動エネルギーを消失していくわけです。
腕を基準に同じことを別の表し方で説明すると、腕がボールに対してマイナスの仕事をしたからこそボールは運動エネルギーを失い、ポトリと落ちるわけです。

引用:
慣性の法則では、質量の違いはあれどボールの力は全て当たったものに伝わるはずです。逆に言えば、どんな質量の差があっても同様です。

と突っ込みどころが多すぎて困ってしまいます。

まず、「ボールの力」という表現がまずいです。物理において「力」というのは複数の物体間の相互関係のことです。「AがBに及ぼす力」というように使います。ボールひとつだけが存在していては、そこに「力」を観念することはできません。
ちなみにAがBに力を及ぼしている場合、Bは必ず同じ大きさの力を反対向きでAに及ぼしています。これを「作用反作用の法則」と言います。

次に、慣性の法則の意味が全く違います。検索すればすぐわかりますからご自分でお調べください。というか、次で述べますが類似した法則すら思い当たりません。TUBEさん何か物理法則を発見されましたか?

上記の通り「ボールの力」が指すものが実際は何なのかわからないのでTUBEさんが伝えたい事柄が何なのか推測するほかありませんが、「ボールの力は全て当たったものに伝わるはずです。」の部分がまったく理解不能です。「ボールの力」とは「ボールの運動量」あるいは「ボールの運動エネルギー」を指すのかとも思いましたが、そう考えてもそれらが「必ず」「全て」伝わるという法則を寡聞にして聞いたことがありません。TUBEさんがおっしゃる「慣性の法則」とは「運動量保存則」のことかとも思いましたが、「質量の違いがあっても」「全て」ではありませんし・・・(かろうじて「質量が等しく」かつ「はねかえり係数が1」の場合にのみ、「ボールの運動量は相手のボールにそのまま伝わる、移動する」ということが言えます)。まして運動エネルギー保存則でもありません。この箇所でTUBEさんがおっしゃいたいことが全くわかりません。お手上げです。


引用:
先に出てきた、壁もそうです。
ボールが跳ね返るのは、壁が支えられているからに他なりません。
このことは、「仕事」=「力」×「移動距離」で示されます。

二行目までは確かにそうとも言えます。
しかし三行目がまったく的外れです。高校物理では壁は動かないものと仮定されます。どんなに「力」が強くても「移動距離」はゼロなのです。すなわち「仕事」もゼロ。ですからこの三行目でTUBEさんが何を指摘しようとされているのか、理解できません。


引用:
引用:
たれいらんwrote:
レシーブですべて吸収するのは不可能だと言いたいわけです。ボールが持っていた運動エネルギーはボールに残り続けます。たとえば、ボールが持っていた運動エネルギーをいったん腕が受け止め、さらに押し返すなどというふうに考えないほうが良いと思います。

TUBEさんwrote:
ここが、違いです。
腕が吸収して跳ね返すのではありません。
腕が差し込まれるのを防ぐために、支える力が必要なのです。

最後の行はたしかにそうです。
そして「腕が吸収して跳ね返すのではありません。」というのも確かですが、TUBEさん自身は本当にこのことを理解されているのでしょうか。
さきほど取り上げた「ボールの力は全て当たったものに伝わるはずです。」からは、「TUBEさんのおっしゃる"力"」が腕に移動し、それがもう一度ボールに伝わってボールが飛んでいくと勘違いされているのかと思いました。またその勘違いは次の箇所からも推測されます。
引用:
引用:
TUBEさんwrote:確かに腕を引く動作で衝撃を吸収しているということは、運動エネルギーが腕に残り、跳ね返した分はボールに帰ったとするのは判りますが、
たれいらんwrote:
まさにそのとおりなのです。しかし納得はされていないみたいですね。

TUBEさんがもう少し物理を理解されていると思っておりましたので、表現のおかしさには目をつぶってまさにそのとおりだと言ってしまいましたが、「跳ね返した分はボールに帰った」というのは少しおかしいです。もともと腕に伝わっていないのです。行って帰ってきたのではなく、もともと行っていません。「力」も「運動量」も「運動エネルギー」も、接触した物体に「必ず」「全て」伝わるというのは絶対に間違いです。


引用:
腕は、肩についてるだけで摩擦抵抗力を持っていますが、人間は肩に力をいれ、腕を固定することでボールを跳ね返しているわけです。
前回の板のたとえで言えば、板を支える物をスプリングに変えて考えていただければよいのではないでしょうか?

強く返すには、強めのスプリングを、スピードを殺すには弱めのスプリングを。

おっしゃいたいことはわかります。多少の不正確さに目をつぶれば、おっしゃるとおりだと思います。


引用:
実際におきる動作は腕を引いているのですが、受動と能動ではまったく意味が違います。、

どうちがうのですか?

引用:
たれいらんさんの言うようなポトンと落とす場合は、手を引く動作は、腕を支える力を抜き、腕の位置エネルギーにまかせ腕を下ろす+負の筋力を使うことになります。そして、更にブレーキをかける。これが吸収。

そして更に、そのボールを跳ね返す。そんなことは言ってません。

前段はそのとおりですね。
後段はTUBEさんのコメントの内容からそう勘違いされていると判断したわけです。上記の通りです。理解されているのなら良いのですが。


以上から、TUBEさんは物理の先生や工学者などの専門家ではないと私は確信しております。素人だから物理の話をするななんてさみしいことは申しませんが、素人なら素人なりに謙虚さを併せ持つべきではないでしょうか。自戒の意味も込めて苦言を申し上げます。

付け加えますと、言語化された物理の法則などなにも知らなくとも物理的直感のすぐれた人間というのは存在します。TUBEさんも物理的直感に優れた一人だと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。
TUBE Re: 物理の話  /  投稿日時: 2006-8-31 18:51
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ん〜。確かに私の言語が悪いようで、申し訳ありません。
私が言いたかったのは、どうやらエネルギー保存の法則のようですね。
あとは作用反作用かな、ずいぶん昔のことなので・・・申し訳ありません。

ここからは質問です。
例えばボールaの質量が1・速度が2の場合、エネルギーは2でよいですよね。
このボールが、質量が2の静止したボールbに正面から当たった場合、
ボールaは静止し、ボールbには、速度が1になって、伝わる。

つまり、エネルギーはこちらも、2ということで良いですか?

あくまで、これは宇宙空間のように、空気抵抗が無く・無重力状態の場合ですが?(すいません、ボールのように弾力のある物の場合、どのように作用するのか知識がないので判りませんが、鉄球などはこれで良いとおもいますがいかがでしょう。)

そして、この現象は質量の差が大きくとも変わらないと思うのですが?

私は以前、宇宙空間での作用反作用については勉強したことがあるのですが、この場合は固定されたものという概念は何一つ無いので、腕に対しての考え方が違うようです。

私が言っているのは、力を完全に抜いた場合、腕はボールのスピードで無意識にボールの進んでいた方向に動くはずだということです。

つまり、たれいらんさんの言うところのマイナスの仕事。
私は、ボールの力が、そのまま伝わったのならプラスと考えていますが・・・


地球上では、重力が働くため、位置エネルギーが発生すること、腕が肩に固定されている事などから、
上記の鉄球の話のように単純ではありませんが、ボールの勢いで自然と腕が押されることは同じと思いますが如何でしょう。

そして、腕に負荷が掛かってなかったとすれば、ボールは当たってからポトンと落ちる。ただし、先ほども書きましたが、腕が何らかの形で固定されている以上は、そこに抵抗力が働きますので質量によっては完全にボールは静止しないかもしれませんが?

ここら辺が、私と話がかみ合わないところです。
私は腕を固定していないのが前提で、固定するための力を訴えたい。

たれいらんさんは、完全固定されているのが前提で、腕が動くことはマイナスと考えている。

だから、無意識でも故意でも関係ないのです。
しかし、故意の場合は作用反作用から言うと、ボールの速度がプラスされ腕は加速するはずです。
それを止めるときにかかるブレーキの力は、無意識に手を引く場合と比較すると大きくなっているはずですが?

手を固定するための力を考えている私にとっては、無意識か故意かは大きな問題です。


ただそれだけだと思いますが?


壁の話にしてもそうです。壁は動かないのが前提。
私のは、壁も質量・固定方法によっては動くのが前提。

高校の物理では、壁が動かないのが前提なんですか?
ひょっとすると、その問題には壁は動かないものとするとか何んとか
書いてませんか?

実際には、壁の素材(質量)にもよりますが、ボールの当たった衝撃で振動。
この振動分だけボールに帰る力は減少します。

よっては跳ね方が悪い壁もあるでしょ?

余談ですが、建築で言えば、振動をゴムの伸縮に変え、熱エネルギーにして放散するなんてものもあります。

ところで、私の考えた重いボールは、どう思われたのでしょうか?

たれいらんさんも、噛み合わない話に疲れたことでしょう。
すいません。

私も疲れました。
また、新たな考えが思い浮かべば、書き込みます。

お騒がせいたしました。
とんと ナイスまとめ  /  投稿日時: 2006-8-31 23:13
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
うまくまとめて頂いて感謝します。

引用:
とんとさんがおっしゃったことも含めて記述してみると、まず物理的衝撃を受け、そこからまず「ボールが重い(パターンA)」と無意識に認知し、その原因を意識的に探った結果「レシーブの受け方が悪かった(パターンC)」という結論を導くというプロセスは大いにありえるものだと思いました。

代弁ありがとうございます。まさにそういう事が言いたかったわけです。

引用:
『レシーブする前に、ボールの速度など視覚を中心として得た情報を元にレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

私にとっては過不足無い説明です。
Re: 物理の話  /  投稿日時: 2006-8-31 23:24
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
みなさま、こんばんは
横から失礼します。
引用:
TUBEさんは書きました:

例えばボールaの質量が1・速度が2の場合、エネルギーは2でよいですよね。
このボールが、質量が2の静止したボールbに正面から当たった場合、
ボールaは静止し、ボールbには、速度が1になって、伝わる。


残念ながら、そうはなりません。
質量の違うボールに衝突したボールaは、静止しません。
自分より質量の大きなボールに衝突した場合は、反対方向に動きます。
その時動く速度を求めるには、運動量保存の法則を用いることになります。

計算は省きますが、ボールbは速度4/3で、aが動いていた方向に動き、ボールaは速度2/3で、反対方向に動きます。

運動量=質量×速度 は、
衝突前が aの質量1×速度2=2 
衝突後が、(bの質量2×速度4/3)+(aの質量1×速度−2/3)=2

ただし、ボールbとボールaの遠ざかる速度=4/3+2/3=2
であって、これは衝突前にボールが近づく速度と反対向きで同じ大きさになります(鉄球のような場合の話ですが)。

運動エネルギーも保存されますが、
衝突後は、
aの運動エネルギー=1/2×1×(2/3の2乗)=2/9
bの運動エネルギー=1/2×2×(4/3の2乗)=16/9
で合計2となります。

そうは言っても、
引用:
私は腕を固定していないのが前提で、固定するための力を訴えたい。

ということにはあまり影響しないとは思いますが、物理学の用語を使われたことが、かえって混乱の原因になってしまったように思います。

後はどうフォローすればいいか分かりませんが、

TUBEさんの書かれた
『手ごたえの割にボールが飛ばなかった。これが、重たいボールです。』と

たれいらんさんの書かれた
『レシーブする前に、ボールの速度など視覚を中心として得た情報を元にレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

との対比が面白いと思います。
「刺激=手応え」と考えれば、一方がそれを入力ととらえ、他方はそれを出力ととらえているということですね?
TUBE Re: 物理の話  /  投稿日時: 2006-9-1 0:27
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
すいません
ありがとうございます。

そうなんですか?
いやはや、情けない。

私のような、独学レベルではダメですね!!
反省しております。

私の勘違いでした。失礼いたしました。

よーくわかりました。

Tさん、まとめていただいて、ありがとうございます。

あと、重たいボールの感じ方は入力・出力の違いはあれど、
重たいボールは、思ったほど飛ばなかったという事象では???

やっぱり違うかな?
でも、差し込まれた感はあるんですけどね?

だいたい、スパイクレシーブって当てさえすれば簡単に上がる感じなんですが?

それにたいして無回転ボールのサーブレシーブ等は、慎重にボールを懐に入れてコントロールしないと負けちゃう感じですが、

あっ、ひょっとしてドライブ回転がジャイロのような役割をして意外とはじかないのかな?

だめだめ、こんなことを言ってると墓穴を掘りそう!?気をつけよう!

そういえば、対抗する力という考えは、以前のトランポリン発言でも使って、
判らないと言われましたね。

個人的には、人間の筋肉は対するものによって、
筋肉の強弱をコントロールできる能力が、機械に比べて優れたところだと思ってまして、

とまっていても筋肉の張り具合を変えられると思っています。

いわゆる、身構えるってやつです。

今回の件でも、ボールの勢いと返球位置を予想して身構えていたら、予想に反してボールが飛ばなかった。


あっ、またつまらないことを書いてしまいましたね?

失礼します。
たれいらん Re: 物理の話  /  投稿日時: 2006-9-1 1:52
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
TUBEさんこんばんは。

前回の私のコメントには感情的な書き方をしてしまった部分もあり、ご気分を害されたことと思います。まずお詫び申し上げます。
それにもかかわらず冷静なコメントをいただき感謝しております。

引用:
私が言っているのは、力を完全に抜いた場合、腕はボールのスピードで無意識にボールの進んでいた方向に動くはずだということです。

つまり、たれいらんさんの言うところのマイナスの仕事。
私は、ボールの力が、そのまま伝わったのならプラスと考えていますが・・・

前段は良く理解しています。腕が受動的に動くということですよね。
後段について、ボールのした仕事はプラスです。腕のした仕事はマイナスです。その絶対値は等しくなります。

引用:
地球上では、重力が働くため、位置エネルギーが発生すること、腕が肩に固定されている事などから、
上記の鉄球の話のように単純ではありませんが、ボールの勢いで自然と腕が押されることは同じと思いますが如何でしょう。

そして、腕に負荷が掛かってなかったとすれば、ボールは当たってからポトンと落ちる。ただし、先ほども書きましたが、腕が何らかの形で固定されている以上は、そこに抵抗力が働きますので質量によっては完全にボールは静止しないかもしれませんが?

後段はTUBEさんが誤解されていた部分ですね。Tさんのおかげで誤解されていたものがなんなのか分かりました。
ということで、これ以降のコメントに対するレスは控えさせていただきます。もう一度お考えになってまたお聞かせください。

引用:
高校の物理では、壁が動かないのが前提なんですか?
ひょっとすると、その問題には壁は動かないものとするとか何んとか
書いてませんか?

省略と言いつつレスいたします。特に高校程度の物理では、現実世界の物理現象を非常に単純化(抽象化)して捉えます。単純でないと高校範囲の知識では解けないからです。
ですからほとんどの大学入試問題では空気抵抗を無視します(註が書かれる場合も書かれない場合もあります)し、「なめらかな斜面をすべり落ちる」という表現なら摩擦はゼロと考えます。
同じように、壁にボールをぶつけるという設定の場合、壁は動かないものとして考えます。もし壁が動くなら壁の質量や壁と地面の間の摩擦係数などの情報が必要になってくるはずですから、それらの情報が無いということは壁は動かないとみなして良いということです。

引用:
実際には、壁の素材(質量)にもよりますが、ボールの当たった衝撃で振動。
この振動分だけボールに帰る力は減少します。

よっては跳ね方が悪い壁もあるでしょ?

余談ですが、建築で言えば、振動をゴムの伸縮に変え、熱エネルギーにして放散するなんてものもあります。

「ボールに帰る力」という表現以外はおっしゃるとおりです。ボールの持っていた運動エネルギーの一部が壁の振動エネルギーに変換されるので跳ね返った後のボールの運動エネルギーは減少しているはずですね。

引用:
ところで、私の考えた重いボールは、どう思われたのでしょうか?

こちらが本題でしたね。

私は「無回転ボールのほうが重い」という結論はおおいにありえると思っています。
これは
引用:
たれいらんwrote:投稿日時: 2006-8-28 2:48
ただ、TUBEさんへのレスで出てきたバウンドの仕方と絡めると面白そうです。ちょっと考えてみましたがまとまりませんでしたので、また後日書き込ませていただきます。

と関係があり、私の物理力ではまだまだ結論を出すのに時間がかかる問題です。

引用:
引用:
たれいらんwrote:
ただ、この仮説にはドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。
ボールが重いと感じるぐらいですからスパイクのスピードはかなりのものでしょう。その上無回転なので触るのにも一苦労です。それなのに無意識に腕を支える力を大きく調節できるものでしょうか。手ごたえのわりにボールが飛ばなかったと考えるか、むしろボールが飛ばなくて相手コートに返らなくて良かったと思うのではないでしょうか。

TUBEさんwrote:
手ごたえの割にボールが飛ばなかった。
これが、重たいボールです。

野球でも同じです。
打った感じは、いつもと同じなのに飛ばないボール。
これを重たいボールと呼びます。

逆に軽いボールは、手ごたえ以上に飛ぶボール。

「手ごたえのわりに」と書いてしまいましたが、「スパイクのスピードのわりに」のほうが正確ですね。失礼致しました。

今さら訂正するのはまるでTUBEさんに対しいじわるをしているようにも見えると思いますが、そういうわけではございませんのでお気になさらないようお願い致します。
もう少し考えさせてください。その結果「手ごたえのわりに」と言い切れるかもしれません。大いにその可能性はあると思います。

ただし、「手ごたえのわりに」と言い切れたとしても、それは重いボールの定義が「手ごたえのわりに飛ばないボール」の場合の結論になります。重いボールの定義としてそれがふさわしいのか、検討は必要だと思います。

引用:
たれいらんさんも、噛み合わない話に疲れたことでしょう。
すいません。

正直申せばそうですね(^^;)。TUBEさんもお疲れ様でした。


引用:
また、新たな考えが思い浮かべば、書き込みます。

はい、どうぞよろしくお願い致します。
ZERO11 Re: 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか?  /  投稿日時: 2006-9-1 17:04
へりくつ道場入門したばかり
登録日: 2006-4-20
投稿: 1
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はじめまして、よろしくお願いします。

難しい物理の事等は分かりませんが
昔から球質の重い、軽いについて
自分なりに感じていたことがあったので
勇気を出して初書き込みです。

まずは、ればぁさんのおっしゃっていた「体重を乗せる」ですが
この言葉良く耳にするのに、その本当の意味って理解してないんだなぁと
気づかされました。こういう言葉って他にもたくさんあるんでしょうね。

自分は高校生の時に、センターをやっていたせいか
とにかくコンパクトに振りぬけと教えられました。
これって、「体重を乗せる」とは反対に近いんじゃないでしょうか?
ここに何か糸口があるような気がしますが…
気がするだけでそれ以上何も出てきません、すいません。

球質の重い、軽いについては
自分も、レシーバーが芯を外された時に
重く感じるんだと考えています。
そして、芯を外しやすいスパイク(スパイクに限らないでしょうが)は
やはり、回転の少ないスパイクなんじゃないでしょうか。

回転の少ないサーブはご存知の通り不規則な動きをしますよね。
では、どれくらい回転すれば軌道が安定するのか…
これをすこし違った考え方をすると
回転が速くなるほど安定するが、常に少しはブレている
と考えられないでしょうか?

こう考えると、同じスピードでも回転の少ないボールの方が
芯を外れやすい、つまり重く感じやすい となります。

かなり強引な考え方ではあるんですが
実際にブレはあると思ってます。
問題は、どれくらいブレているか、レシーバーの芯を外すほど
ブレているのかどうかだと思います。







サブ 入射角、反射角だけでは、レシーブの腕の角度は決まらない。  /  投稿日時: 2006-9-3 7:32
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-2-8
投稿: 126
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たれいらんさんから返信して頂きながら気がつくのが遅れていました。

引用:
たれいらんさんは書きました:
レシーブ時の腕の角度は反射角から自動的に決まってしまうように思います。


レシーブ、パスの眼目はいかにセッターに届けるかです。
入射角、反射角に加えてボールの持つエネルギーが大きく影響します。
それによってレシーブ、パスの放物線が変わります。
さらに、アタックがドライブ回転なのか、無回転なのかもレシーブ、パスの放物線軌跡に大きく影響を与えます。
また、コートのどの位置でのレシーブかによっても角度の調整が必要です。

結論としてアタックの質、レシーバーの位置、セッターの位置によって必要な角度が変わるものだと思います。
余談ですが、よく、「レシーブの基本は太ももと腕が平行に」と教えていますが、応用の利かない考え方だと思います。

スレッドの話題に戻せば、腕の角度を誤り、ネットに突き刺さるようなレシーブとなった時は、かなり重く感じます。その逆は軽く感じます。軽いところでとり、かつ、セッターに入る角度を発見するために選手達は努力するべきだと思います。
たれいらん Re: 入射角、反射角だけでは、レシーブの腕の角度は決まらない。  /  投稿日時: 2006-9-6 2:23
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
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サブさんお返事ありがとうございます。
おっしゃる意味が理解できました。

引用:
サブさんは書きました:
引用:
たれいらんさんは書きました:
レシーブ時の腕の角度は反射角から自動的に決まってしまうように思います。


レシーブ、パスの眼目はいかにセッターに届けるかです。
入射角、反射角に加えてボールの持つエネルギーが大きく影響します。
それによってレシーブ、パスの放物線が変わります。
さらに、アタックがドライブ回転なのか、無回転なのかもレシーブ、パスの放物線軌跡に大きく影響を与えます。
また、コートのどの位置でのレシーブかによっても角度の調整が必要です。

結論としてアタックの質、レシーバーの位置、セッターの位置によって必要な角度が変わるものだと思います。

もちろんそうですね。私の言った内容と同じだと思います。私が「自動的に決まってしまう」と発言したのは、サブさんが挙げられた諸条件から自動的に決まるという意味です。サブさんも「必要な角度」とおっしゃっていますね。角度は自由ではありませんよね。その必要な角度が私の言う自動的に決まる角度だということです。

引用:

余談ですが、よく、「レシーブの基本は太ももと腕が平行に」と教えていますが、応用の利かない考え方だと思います。

同様の記事が月刊バレーボール8月号のP70にありますね。サブさんに同感です。もっと言えばあまり意味の無さそうな教え方だと思います。

引用:
スレッドの話題に戻せば、腕の角度を誤り、ネットに突き刺さるようなレシーブとなった時は、かなり重く感じます。その逆は軽く感じます。軽いところでとり、かつ、セッターに入る角度を発見するために選手達は努力するべきだと思います。

セッターに返すことを前提に考えてみましょう。サブさんのおっしゃるネットに突き刺さるようなレシーブのほかに、天井に付きそうなぐらい高く上げても腕に対する衝撃は大きいですね。セッターに返すという条件下でも、返すボールの高さはいろいろ有り得るので、自動的に決まるとは言ってもある程度腕の角度に幅はあります。

そしてサブさんのおっしゃる「軽いところ」とは、ネットに突き刺さるような角度(腕は鉛直に近い)と天井に付きそうな角度(腕は水平に近い)の間にその角度が存在するはずです。

サブさんのご主張はセッターに返すことを第一に優先し、第二に「軽いと感じるような腕の角度」を優先させる、と言えると思います。

しかし私はセッターに返すことを第一と出来るようなボールなら、第二にはセッターがトスしやすい「高さ」を基準にすべきだと思いました。セッターに返せるならボールがちょっとぐらい重く感じたって気にすることではありません。

もしかするとサブさんは「軽いと感じる」ようにレシーブすればそれがちょうどトスしやすい高さであると主張されているのかもしれませんね。


ところで、そもそもセッターを狙えるようなボールは重くても軽くてもどうでも良いと私は思います。重いスパイクを打つとはどういうことか科学的に納得できる理由を探すのがこのスレッドの目的だと思っています。そしてその理由を探す意義は、重くて満足にレシーブできないようなスパイクを打つことだと思います。

ですので、セッターに返すことを前提とされているように思えるサブさんの議論は少しピンとを外しているようにも思えるのですが、いかがでしょうか。またご意見お聞かせください。
サブ Re: 入射角、反射角だけでは、レシーブの腕の角度は決まらない。  /  投稿日時: 2006-9-6 7:59
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-2-8
投稿: 126
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バレー暦: ウン十年
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引用:
たれいらんさんは書きました:
私が「自動的に決まってしまう」と発言したのは、サブさんが挙げられた諸条件から自動的に決まるという意味です。サブさんも「必要な角度」とおっしゃっていますね。角度は自由ではありませんよね。その必要な角度が私の言う自動的に決まる角度だということです。


そうですか、私のイメージでは戦術によって高めのトスを出すのと相手コートに帰ってしまうようなトスを出すので角度は変わってくる。そんなイメージを抱えていましたので微妙ですね。

引用:
引用:
余談ですが、よく、「レシーブの基本は太ももと腕が平行に」と教えていますが、応用の利かない考え方だと思います。

同様の記事が月刊バレーボール8月号のP70にありますね。サブさんに同感です。もっと言えばあまり意味の無さそうな教え方だと思います。


 ネットとの距離によっても腕の角度が変わることも同時に教えてほしいと思います。基本の形が有効な領域もたしかにあるし、それが多いのは認めますが、そのことについても言及してほしいと思います。
 腕と下肢が平行に見えることはあっても、下肢は下肢としての役割を果たさせ腕には腕の役割を果たさせると考えるべきだと思います。


引用:
セッターに返すことを前提に考えてみましょう。サブさんのおっしゃるネットに突き刺さるようなレシーブのほかに、天井に付きそうなぐらい高く上げても腕に対する衝撃は大きいですね。


うーん、角度が足りなかった時の方が衝撃が大きいと思います。
腕が体の方に戻されるのは、衝撃を大きくする角度に思えます。


[qu0te]セッターに返すという条件下でも、返すボールの高さはいろいろ有り得るので、自動的に決まるとは言ってもある程度腕の角度に幅はあります。


そうですね。

引用:
もしかするとサブさんは「軽いと感じる」ようにレシーブすればそれがちょうどトスしやすい高さであると主張されているのかもしれませんね。


主張はしていませんが、実は、もしかしたら、「そんなこともあるのかもしれない」なんて思っています。

引用:
ところで、そもそもセッターを狙えるようなボールは重くても軽くてもどうでも良いと私は思います。重いスパイクを打つとはどういうことか科学的に納得できる理由を探すのがこのスレッドの目的だと思っています。そしてその理由を探す意義は、重くて満足にレシーブできないようなスパイクを打つことだと思います。

ですので、セッターに返すことを前提とされているように思えるサブさんの議論は少しピンとを外しているようにも思えるのですが、いかがでしょうか。またご意見お聞かせください。


私もピントは大いに外していると思います。たいへん失礼しています。

どんなにすごいスパイクでも簡単にあがるのもバレーだと考えているので横やりを入れさせて頂きました。

スレッドの枝葉としてご容赦願います。
たれいらん Re: 入射角、反射角だけでは、レシーブの腕の角度は決まらない。  /  投稿日時: 2006-9-7 3:29
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
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バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
サブさんは書きました:
引用:
たれいらんさんは書きました:
私が「自動的に決まってしまう」と発言したのは、サブさんが挙げられた諸条件から自動的に決まるという意味です。サブさんも「必要な角度」とおっしゃっていますね。角度は自由ではありませんよね。その必要な角度が私の言う自動的に決まる角度だということです。


そうですか、私のイメージでは戦術によって高めのトスを出すのと相手コートに帰ってしまうようなトスを出すので角度は変わってくる。そんなイメージを抱えていましたので微妙ですね。

あ、もちろん戦術によって角度は変わりますよね。でも「諸条件」のひとつとして戦術が先にあるわけで、戦術が決まっていれば角度は自動的にひとつに決まるということです。


引用:
引用:
たれいらんwrote:
セッターに返すことを前提に考えてみましょう。サブさんのおっしゃるネットに突き刺さるようなレシーブのほかに、天井に付きそうなぐらい高く上げても腕に対する衝撃は大きいですね。
サブさんwrote:
うーん、角度が足りなかった時の方が衝撃が大きいと思います。
腕が体の方に戻されるのは、衝撃を大きくする角度に思えます。

「天井に付きそうなぐらい高く上げ」た場合より「角度が足りなかった時の方が衝撃が大きい」かどうか、一概には言えないと思いますが、結論を導くためにはどちらでも良いことです。
高校物理の問題で、同じ速度でボールを投げる場合に最も遠くまで届く角度は何度か?という問題があります。これを空気抵抗などを無視して考えると答えは45度になります。
そこから考えると、同じ距離を飛ばす場合に投げ上げ角度が45度より大きくなればなるほど必要なボールの速さは速くなりますし、同様に45度より小さくなっても必要な速さは速くなっていきます。
サブさんのおっしゃる衝撃の大きさについても、類似の関係があるということを言いたかったわけです。
TUBE Re: 入射角、反射角だけでは、レシーブの腕の角度は決まらない。  /  投稿日時: 2006-9-7 4:36
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
私も、高く上がったボールは、軽く・感じます。
飛ばない時に、重く感じます。

以前にも書いていましたが、重いボールとは見た目いじょうに、
衝撃の強いボールで、
どんなに衝撃が強くても、目測と衝撃が同じであれば重くはありません。

このへんが、たれいらんさんの書き込みには全体的に掛けているのではありませんか?

たれいらんさんは、あまり重い・軽いを感じたことが無いと書いてましたよね?

また、同じ速度のボールは、同じエネルギーだと結論が出ているんですよね?

そしたら、答えは『ボールの重さは変わらない』という結論が先にあります。

きっと、この答えは数字上は正しいと思います。


だけど、現実的に感覚としてあるわけです。
私が考えたように、ドライブ回転時は同じ速度なら、
無回転より跳ねる。

だから軽いは、あまり間違ったものではないと思っています。

私は、たれいらんさんの、重さを感じたことが無いというのは、
経験が豊富で、ボールのスピード・回転から予測される衝撃が一致したものと考えます。

逆に、意表を尽かれた時に、重い軽いを使うでしょう?

例えば、サーブカット。
ドライブサーブを見た目は派手だけど、意外と軽く、レシーブも簡単。

スパイクではどんなに、鋭いドライブ回転のスパイクが来ても、軽いスパイクという表現は見当たりません。逆に、無回転で打ち付けてくるようなタイプのボールは重たいと表現されます。

これは、サーブでは無回転・スパイクはドライブボールという常識や既成概念から来るものと思います。

私の以前の書き込みに対して、
ドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。とあります。

レシーブをする際、同じ位置にボールを運ぶという意識があるのは当たり前のこと、ドライブボールの対処と無回転のボールの対処・またはサーブの対処・スパイクの対処は、経験を重ねれば無意識に反応してます。

また、重い・軽いを凄いスピードボールと思っているようですが、ボールの速度はソコソコでもあると思いますよ。

この感覚は、ある一定レベルに達した人にしかない感覚では?

また、上級者でも感じるのは、回転の有無を判断できないような速度のボールが来たときでは?




たれいらん TUBEさんへ  /  投稿日時: 2006-9-7 14:22
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
TUBEさんは書きました:
私も、高く上がったボールは、軽く・感じます。
飛ばない時に、重く感じます。

以前にも書いていましたが、重いボールとは見た目いじょうに、
衝撃の強いボールで、
どんなに衝撃が強くても、目測と衝撃が同じであれば重くはありません。

このへんが、たれいらんさんの書き込みには全体的に掛けているのではありませんか?

たれいらんさんは、あまり重い・軽いを感じたことが無いと書いてましたよね?

最後の「掛けている」は「欠けている」ですよね。はっきり言ってまったく理解に苦しむ指摘です。腹が立ってきます。

私の書き込み「とんとさんの仮説への反論も試みてみます / 投稿日時: 2006-8-30 2:38」以降の私ととんとさんのやり取りをTUBEさんは全く読まれていないように思えてしまいます。とんとさんには納得していただいたのですが。

また、「とんとさんへ / 投稿日時: 2006-8-31 14:11」の中で『レシーブする前に、ボールの速度など視覚を中心として得た情報を元にレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』とまとめたのは私です。

私にTUBEさんのおっしゃるような視点が欠けているとは全く思いません。以上のようなくだらないコメントをさせないで頂きたい。時間の無駄です。

[追記]
サブさんとのやり取りの中でその視点が欠けているとおっしゃっているのかもしれませんが、やはり的外れだと思います。
サブさんの最初の書き込みから引用いたします。
引用:
 実際にスパイクの重さを感じるのはレシーバーだと思います。
レシーブ時の腕の角度で体感は変わると思います。
 スパイクの衝撃を抜くことができる角度があると思ってます。
これは、スパイクのヒットポイントに対して
レシーブポイントと言ってもいいものだと思います。

 物騒な話ですが、軍人のヘルメットは単に頭の沿って丸いのではなく「跳弾」を期待した丸さなのです。
 例えば、銃撃を垂直に受けると貫通する厚めのベニヤも角度をつけると衝撃が分散し貫通することがなくなります。
 レシーブにその理論を応用することで重さが変わると思います。

ここからわかると思いますが、サブさんのおっしゃる「重い」とは物理的衝撃の話です。サブさんご自身が意識されているかはわかりませんが。「重い=物理的衝撃が大きい」という定義を前提にしているので「重い=予測と実際の差」説は議論に入り込む余地がありません。的外れな指摘です。
[追記終わり]

引用:
また、同じ速度のボールは、同じエネルギーだと結論が出ているんですよね?

ついでに言葉遣いの不正確さにまで腹が立ってきます。同じ速度ならドライブ回転しているほうが回転エネルギーの分だけ運動エネルギーは大きいです。
もしかするとTUBEさんは言葉遣いが不正確というよりも、まったく物理を理解されていないのかもしれません。そう思えてきます。

引用:
そしたら、答えは『ボールの重さは変わらない』という結論が先にあります。

きっと、この答えは数字上は正しいと思います。

TUBEさんのおっしゃる「重さ」が何を指しているのか不明です。衝撃の大きさのことでしょうか。それとも質量のことでしょうか。「衝撃の大きさ」ならそう書くべきです。「重さ」はこのスレッドでいろんな意味で使われているのでここでは不適切でしょう。
ちなみに運動エネルギーにかかわらず「質量」は変わりませんよね。さすがにこれは常識ですからこんなことをおっしゃっているのではないと思いますが、念のため確認しておきます。

引用:
だけど、現実的に感覚としてあるわけです。

そんなことTUBEさんに指摘されるまでもありません。十分理解しているつもりです。

引用:
私が考えたように、ドライブ回転時は同じ速度なら、無回転より跳ねる。

持っている運動エネルギーが違うのですからあたりまえです。
「Re: 続けてすいません。 / 投稿日時: 2006-8-28 2:48」では別の説明方法を用いましたが、結局は同じことを意味しています。

引用:
Re: 続けてすいません。 / 投稿日時: 2006-8-28 2:48
引用:
TUBEさんwrote:
実際、床に当たってからもドライブボールは音もバンと大きく・派手にはじけます。

無回転ボールは、ドンという感じであまり跳ねません。

たれいらんwrote:
この現象は物理的に当然です。無回転ボールでも一度バウンドするとドライブ回転がかかっているはずです。これはスパイクを放たれたときに持っていた運動エネルギー(並進エネルギー)の一部がボールの回転エネルギーに変換されたということです。そのエネルギーの分ボールは並進エネルギーを失い、つまり速度が遅くなりバウンドの高さが低くなります。



引用:
私は、たれいらんさんの、重さを感じたことが無いというのは、
経験が豊富で、ボールのスピード・回転から予測される衝撃が一致したものと考えます。

そういう面もあるでしょうし、「Re: 再反論、ではありませんが / 投稿日時: 2006-8-31 2:33」で書いたように
引用:
たれいらんwrote:
おそらく私は自分の目をそれほど信頼してないのでしょう。だから予想より衝撃が強かった原因を「見た目よりボールが速かったんだな」と結論づけるわけです。しかしできるだけ客観的に考えると「ボールの速さ以外のプラスアルファの要素が働いて重く感じるんだな。」という認知の仕方もおおいにありえると今は思えるわけです。

という面もあるでしょう。


引用:
逆に、意表を尽かれた時に、重い軽いを使うでしょう?

私は使いません。意表を突かれた場合に衝撃が大きく感じますが、それはボールが重いからではなく意表を突かれたからだと私は解釈します。
ただし、もちろん「重い」と表現される方もいらっしゃるでしょうね。TUBEさんはその一人だということです。ただそれだけのことです。


引用:
スパイクではどんなに、鋭いドライブ回転のスパイクが来ても、軽いスパイクという表現は見当たりません。逆に、無回転で打ち付けてくるようなタイプのボールは重たいと表現されます。

軽いスパイクという表現は見当たらないというのはどういうことでしょうか?全バレーボーラーの発言をお調べになったのですか?また、「無回転で打ち付けてくるようなタイプのボールは重たいと表現されます。」というのもいかがでしょうか。まだ議論中の話なのにいきなり結論付けられていますね。これではTUBEさんと意見交換する意味がありません。TUBEさんの中ではこれが正しいものという結論が出ているんですから。

引用:
私の以前の書き込みに対して、
引用:
たれいらんwrote:
ドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。
とあります。

レシーブをする際、同じ位置にボールを運ぶという意識があるのは当たり前のこと、ドライブボールの対処と無回転のボールの対処・またはサーブの対処・スパイクの対処は、経験を重ねれば無意識に反応してます。

急に話が変わりますね。
そのあたりはTUBEさんの間違った物理的思い込みからでた理論の話だと判明しましたので、お答えするモチベーションが全く湧きません。物理の問題集を一通り終わらせてから理論を再構築して頂きたいと思います。

引用:
また、重い・軽いを凄いスピードボールと思っているようですが、ボールの速度はソコソコでもあると思いますよ。

この感覚は、ある一定レベルに達した人にしかない感覚では?

また、上級者でも感じるのは、回転の有無を判断できないような速度のボールが来たときでは?

「思っている」というのもものすごい語弊がありますよね。私がまるでそう思い込んでいるような。視野が狭いような。
どの程度からスピードボールだと感じるかは、レシーバー次第でしょう。ソコソコのスピードのボールを「重い」「軽い」と感じるのはレシーバーの経験が浅い場合に考えられますよね。ボールが速いか遅いかは人それぞれ相対的なものです。明示はしていませんが、当然相対的であることが前提です。私が絶対的なスピードを前提にしていると勝手に決め付けないで頂きたい。
mizo Re: 球質・・・重さ、軽さの違いは何が原因なのか?  /  投稿日時: 2006-9-7 17:06
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-8-28
投稿: 10
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
重いボールに関しての色々な論議を大変興味深く読ませていただきました。初心者ですが、私の経験から一言言わせていただきます。

初心者のコーチをしていると、スパイク練習のはじめから強いボールを打てる人がいます。他の人と比べて運動能力が高く、ジャンプ力があります。男子ではジャンプ力がある運動神経の良い選手はすごいスパイクが打てるようになりますが、重いスパイクというわけではありません。
女子では、男子と比べて上半身の筋肉量と筋力が少ないため、スパイクの威力の優劣がはっきり出ます。スパイクの上達が早い選手は男子と同じように運動神経が良く、上半身に力があります。
しかし、重いスパイクを打てる選手は、スパイクが速い選手と少しだけ違いがあります。昔は体型が違うと思っていましたが、今年の選手に、体型は一般的だが重いスパイクを打つ選手が出てきました。

その選手は、手に当たる音からして違います。女子の初心者は、ボールをたたくとパチンと小さな音がしますが、その選手は最初からドスンという音がします。体型は一般的なスリムなタイプです。
他にもう一人重いスパイクを打てる新人がいますので、二人を比べてみました。
その選手はからだが大きく、筋力があるタイプで、いかにも重いスパイクを打てそうだという選手です。

だが、注目の新人は筋力がありそうですが、腕力は少し運動神経が良いくらいの選手と同じくらいなので、重いボールを打てそうには見えません。
しかし、打ち方を見ると、一つの特徴がありました。右手でボールを打つときに右足が出ます。左足前に直そうとしてもすぐに右足が前に出ます。試合の様子を見ると、ボールを強く打とうとすると右前になりました。練習をしすぎたときに、右の背筋が痛いと訴えてきました。そこで、合点がいきました。
腕だけでなく、体の後ろの筋肉を強く使っていました。右半身の前と後ろを勢いよく使うために右足前になっていたのでした。

もう一人のいかにも重いボールを打つ選手の背中を見ると、他の人達と比べて背筋が大きく盛り上がっていました。
ボクシングでは、ハードパンチャーは肩の裏側の筋肉が盛り上がっていると言います。
プロ野球のピッチャーとアマの違いは、ボールの重さだといわれています。同じ135kmのボールを投げても、プロのボールは重く前に飛びません。プロの体は通常の人と比べて筋肉の質が違い、「一目見てプロ向きの体だね。」と専門家が判断しています。

以上のことから、重いボールは腕を振る速度以外に、肩の裏の筋肉と背筋が関わっていると思います。

物理の法則には p=mv [kgm/s] とありますが、私はスパイクの場合にはこれを単純に当てはめることはできないと思っています。
一般には、ボールをヒットするときに作用・反作用の法則が働き、スピードがあるアタックを当てた手に同じ力の反発が生じ、筋力のない腕はその勢いに負けて、力を全てボールに伝えられないと考えられます。反発力に対してさらに反発する力を発揮できる筋力を持つ選手がボールに力を伝えられるのではないでしょうか。
つまり、スイングスピードがあまり変わらない選手でも、筋力が強いことでボールに強い力を与えられる状態を重いボールと言うのではないかと考えています。
この仮説に無理がありますか?
TUBE 荒らして、ごめんなさい。  /  投稿日時: 2006-9-7 21:37
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
あの、たれいらんさん
ごめんなさい。怒らせる気は無いんですが、

ただ、私に結論があるというのなら
たれいらんさんも、なんか否定的では???

引用:

『レシーブする前に、ボールの速度など視覚を中心として得た情報を元にレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』とまとめたのは私です。

と書きつつ
引用:

引用:
逆に、意表を尽かれた時に、重い軽いを使うでしょう?


私は使いません。意表を突かれた場合に衝撃が大きく感じますが、それはボールが重いからではなく意表を突かれたからだと私は解釈します。
ただし、もちろん「重い」と表現される方もいらっしゃるでしょうね。TUBEさんはその一人だということです。ただそれだけのことです。

???
「予想に反して」・「意表をつかれて」何が違うんでしょう?
※すいません、意表という表現が不意打ちのニュアンスを持っていると自覚しましたので、この文だけ編集機能を使って入れます。

こんな感じが、何度か出てきます。

このスレを通じて、書き込んでいる方の多くは、
直感的に無回転を重たく感じると思い

予想よりも飛んだボールを軽い
予想よりも飛ばないボール重いと感じています。

それで、思ったより跳ねなかった事を引き合いに出せば
『むしろ飛ばなくて良かったと思うはず』となります。

それで
引用:
以前にも書いていましたが、重いボールとは見た目いじょうに、
衝撃の強いボールで、
どんなに衝撃が強くても、目測と衝撃が同じであれば重くはありません。

このへんが、たれいらんさんの書き込みには全体的に掛けているのではありませんか?


となるわけです。

というのも、理解されていると思うのですが、
全体を通して

引用:
物理的には「ボールの重さ」は「ボールの速さ」の関数として単純な式の形(一次あるいは二次関数など)で表されそうにも思えます。もしそうなら「重いボール」というのは「速いボール」と同義であり、「重いボール」という表現は別に必要の無い、むしろ誤解を招く有害な表現とも思われます。

というような考えが、何か見え隠れします。

ですから、とんとさんも最初から否定しているのでは?と書かれたのではないでしょうか?(とんとさん、ごめんなさい)

ここからは、いやみではありませんのであしからず、

私なりに、感じたことは、
たれいらんさんは経験豊富なので、私達のずれがないのでは?

感じたことが無ければ、
どんなこといっても、目測を誤っただけと一蹴されてしまいそうです。

現実は、目測を誤っているのですが。

ただ、私の意見は、何故?錯覚を起こすのか?
この問題に対して、

同じ速度なら、
跳ね方の大きいドライブボールが軽く感じられる。

スパイクはドライブボールが比較的多く、
ドライブボールに対して身構えている。
ところが、無回転に近いボールが意に反してくると
飛びにくいので重く感じるのでは?
という仮説です。

ここで間違ったのは、腕の衝撃の違いに固執して議論してしまったことですね?

物理の現象は、得意な方に任せて終わればよかった。

ドライブの掛かったボールの方が、跳ね方が激しいのは当然ということですから、飛び方を抑制する分ボールが軽く感じられるのは私がムキになることは無かった。失敗。

私も腕を支える力に固執しすぎた。ダメですね〜

引用:
TUBEさんのおっしゃる「重さ」が何を指しているのか不明です。衝撃の大きさのことでしょうか。それとも質量のことでしょうか。「衝撃の大きさ」ならそう書くべきです。「重さ」はこのスレッドでいろんな意味で使われているのでここでは不適切でしょう。


重さがわからないので議論してましたね?スイマセン。

ここで言う内容は、上記のボールの速度と衝撃は関数として〜の話です。

引用:
ドライブボールの場合と同じ位置にレシーブを運ぶ意識を持つという前提があり、そのためには腕を支える力を無回転ボールの時は大きくしなければならないとレシーバーが無意識にわかっていることも前提です。
そこがネックだと私は思います。


この事象における、私の勘違いは関係有るでしょうか?
跳ね返る力が違っていたこと、引くという動作が正しいかは別として
同じ速度の時に跳ね返る量が違うのであれば、
同様の力が働くのでは?違いますか?

設定の問題だとされたので、問題ないと思うという話ですが???
予測には何所にボールを返すという設定があって、初めて成り立つのでは?

また、重い・軽いを凄いスピードボールと思っているようですが、ボールの速度はソコソコでもあると思いますよ。
と書いたのには根拠があります。

引用:
ボールが重いと感じるぐらいですからスパイクのスピードはかなりのものでしょう。その上無回転なので触るのにも一苦労です。それなのに無意識に腕を支える力を大きく調節できるものでしょうか。手ごたえのわりにボールが飛ばなかったと考えるか、むしろボールが飛ばなくて相手コートに返らなくて良かったと思うのではないでしょうか。

全てはココにあります。

調節できない。または調節を誤ったからボールが飛ばなかった。
だから、重いと思っているのですが、
何か否定的な感じを受けました。

ごめんなさいね。今後このスレには立ち寄りませんのでご安心を。





たれいらん Re: 荒らして、ごめんなさい。  /  投稿日時: 2006-9-8 4:12
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
あれだけ挑発になるようなことを書いたのに冷静な返信をいただき、しかも別で直接丁寧なメールまで頂いてしまいました。これじゃあ私がまるで悪者になってしまいます。まいりました。

互いの顔も知らない同士、掲示板越しのやりとりですから、面と向かっていればおのずと通じ合うようなこともなかなか理解されず行き違いになってしまうことがあるのは仕方ないのかもしれません。
しかし、そんな行き違いを減らし、言いたい事を理解し理解されるために「論理」と「礼儀」いうものがあります。

今回、私の方が礼儀を欠いてしまい、ご気分を害されたと思います。申し訳ありません。

一方、「論理」面において、失礼ながらTUBEさんに対して注文をつけさせて頂きたいのです。

論理的な文章を書くためには、まず言葉をしっかり選ばねばならないと思います。たとえばオリビアさんも言葉にはこだわられる方ですよね。私も見習って行きたいといつも思っている点です。

TUBEさんのご発言では、たとえば
引用:
このへんが、たれいらんさんの書き込みには全体的に掛けているのではありませんか?

というものがありました。このへんというのは視点のことだと解釈いたしましたが、視点が欠けているというのはそのことを考えようとしないという意味ですよね。なので私はTUBEさんが書き込みをまったく読まれてもいないとしか思えなかったわけです。

TUBEさんの真意は、
引用:
TUBEさんwrote:
全体を通して
引用:
たれいらんwrote:
物理的には「ボールの重さ」は「ボールの速さ」の関数として単純な式の形(一次あるいは二次関数など)で表されそうにも思えます。もしそうなら「重いボール」というのは「速いボール」と同義であり、「重いボール」という表現は別に必要の無い、むしろ誤解を招く有害な表現とも思われます。


というような考えが、何か見え隠れします。

ですから、とんとさんも最初から否定しているのでは?と書かれたのではないでしょうか?(とんとさん、ごめんなさい)

の部分にあったようですね。
つまり私がとんとさんへレスした内容である
引用:
たれいらん(投稿日時: 2006-8-31 2:33)wrote:
そうおっしゃるのも当然だと思います。私自身それを書いていてなにか矛盾しているようにも思っていました。
しかしこれはこういうことだと思います。
たとえばトスが悪くてスパイクをミスした時、ミスの原因をスパイカー自身と考えるか、セッターのせいにするかの違いです。それに対し客観的な立場の者は「たしかにトスは悪いけどちゃんと打てるはずだ」とか「今のはトスが悪すぎるから仕方ない」などと冷静に判断できるわけです。
おそらく私は自分の目をそれほど信頼してないのでしょう。だから予想より衝撃が強かった原因を「見た目よりボールが速かったんだな」と結論づけるわけです。しかしできるだけ客観的に考えると「ボールの速さ以外のプラスアルファの要素が働いて重く感じるんだな。」という認知の仕方もおおいにありえると今は思えるわけです。ですので、
引用:
「重さ」の違いを感じることを前提としてその原因を探る仮説はたれいらんさんにとっては最初から棄却されていませんか?

ともっともな疑問に対しては、最初から棄却するつもりはまったくないと答えさせていただきます。答えになっているでしょうか。

に関して、この答えでは納得できないということですよね?
もしそうなら、最初からそう言っていただければ私の方も過剰反応しなくて済んだのに、と思ってしまいます。それならそれでもう一度別の言葉で説明を試みるだけで良いのですから。

ついでにもう一つ指摘させていただきます。
上の引用文を再掲いたしますが、
引用:
TUBEさんwrote:
全体を通して
引用:
たれいらんwrote:
物理的には「ボールの重さ」は「ボールの速さ」の関数として単純な式の形(一次あるいは二次関数など)で表されそうにも思えます。もしそうなら「重いボール」というのは「速いボール」と同義であり、「重いボール」という表現は別に必要の無い、むしろ誤解を招く有害な表現とも思われます。


というような考えが、何か見え隠れします。

国語教科的には、「表されそうに『も』思えます」「表現と『も』思われます」の二箇所の『も』は大事だと思います。このような表現があれば続くのは「しかし」などの逆接の接続詞なのが普通です。そして逆接の接続詞の前後で強調したいのは接続詞より後ろなのです。ですから、私の言いたいことがTUBEさんの引用箇所かというと、そうではありません。むしろ逆のことを主張しているつもりです。
せっかくですので後ろも含めて再掲させて頂きます。

引用:
たれいらん(投稿日時: 2006-8-31 2:33)wrote:
「速いボール」という表現の他に「重いボール」という表現が生まれるのはなぜか。物理的には「ボールの重さ」は「ボールの速さ」の関数として単純な式の形(一次あるいは二次関数など)で表されそうに思えます。もしそうなら「重いボール」というのは「速いボール」と同義であり、「重いボール」という表現は別に必要の無い、むしろ誤解を招く有害な表現と思われます。

しかし現実にそういう表現は存在するので、「ボールの重さ」は「ボールの速さ」と深い関係にありながらも、プラスアルファの何かの要素も関わってくるはずだと思います。そのプラスアルファとしてこのスレッドで挙げられたものをひとくくりにすると、「予測と実際のずれ」とまとめられるのはればぁさんが書かれたとおりです。

私の仮説以外をおおざっぱにまとめると次のようになると思います(おおざっぱすぎてオリビアさんにツッコミのお手数をおかけするかもしれませんが)。『レシーブする前に、ボールを見てレシーバーは触覚に関する刺激の大きさを予測し、その予想より刺激が上回った場合に「ボールが重い」と認知する。』

TUBEさんに対し指摘しておきたいと言うのは、話者の意図をゆがめるような引用はアンフェアだということです。

それから、私自身の挙げた仮説は「視覚と視覚のずれ」説ですが、みなさんのおっしゃる「視覚と触覚のずれ」説についても昔から考えたことはありますし、明確に分けて議論しているつもりです。私以外はほとんど「視覚と触覚のずれ」説なので議論もそれについての議論がほとんどとなっていますが、それに参加するときは「視覚と触覚のずれ」説の論者になりきって議論しているつもりです。ですので、
引用:
このへんが、たれいらんさんの書き込みには全体的に掛けているのではありませんか?

のように「全体的」と言われましても返答には困ります。そんなつもりはありませんからね。どこと指摘していただければ返事のしようもあるのですが。

さて、以上で返答させていただいた以外の部分については、「Re: 物理の話 / 投稿日時: 2006-9-1 1:52」で以下のように書いたとおりです。
引用:
今さら訂正するのはまるでTUBEさんに対しいじわるをしているようにも見えると思いますが、そういうわけではございませんのでお気になさらないようお願い致します。
もう少し考えさせてください。その結果「手ごたえのわりに」と言い切れるかもしれません。大いにその可能性はあると思います。

ただし、「手ごたえのわりに」と言い切れたとしても、それは重いボールの定義が「手ごたえのわりに飛ばないボール」の場合の結論になります。重いボールの定義としてそれがふさわしいのか、検討は必要だと思います。

TUBEさんの仮説である
引用:
ただ、私の意見は、何故?錯覚を起こすのか?
この問題に対して、

同じ速度なら、
跳ね方の大きいドライブボールが軽く感じられる。

スパイクはドライブボールが比較的多く、
ドライブボールに対して身構えている。
ところが、無回転に近いボールが意に反してくると
飛びにくいので重く感じるのでは?
という仮説です。

という仮説が間違っていると言った覚えはありません。上記引用のとおり十分可能性はあると思います。
私とTUBEさんでは、この仮説の正しさを証明しようとする過程で意見が食い違っていたわけです。私から言わせればTUBEさんは単純な論理でこれを証明しようとしているように見え、私の言いたいのは物理的に考えてもそう単純ではないですよということです。

ではこの仮説は物理的にありえるの?ありえないの?と言われると、まだ検討していきたいというのが私の現在の答えです。仮説に対しては否定も肯定もしていません。ご理解いただけたでしょうか。

今回も長文になってしまいましたが、最後にもう一度お詫びを申し上げます。失礼な事を書いて申し訳ありませんでした。
TUBE Re: 荒らして、ごめんなさい。  /  投稿日時: 2006-9-8 9:55
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
最後と書いたので
メールで真意をとも思ったのですが、
ココでのやりとりにしました。

アンフェアと書かれた部分ですが

最初は後半部も書いていました。

最初は、というのもタイムアウトをくらって
ガックリ

一から、書き直し

疲れた私は、できるだけ短く簡略化

してしまいました。

悪意はありませんでしたので、
あしからず。
たれいらん Re: 荒らして、ごめんなさい。  /  投稿日時: 2006-9-11 1:08
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
お返事遅くなりました。

つまらないツッコミをしてしまったようで失礼致しました。状況は良く分かりました。

タイムアウトになる時間が短すぎるのは以前から把握しておりますが、なかなか解決のめどが立ちません。申し訳なく思っております。
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