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たれいらん 物理と指導言語の関係  /  投稿日時: 2006-3-21 21:58
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
オーバーハンドの飛ばし方から分岐したいと思います。

引用:
サブさんは書きました:

でも、指導言語は選手の動きを支配する選手のイメージに刺激を与えるものです。擬音の指導言語も含めて物理学に否定されようとよい動きにつながったものについては、その場面に於いて成果をもたらしたと考えていいと思います。
ただし、その指導言語がいつでも誰にでも通用すると考えるのは誤りだと思います。これは、指導者が心にとめておくべきです。

引用:
たれいらんwrote:
まさにおっしゃるとおりだと思います。太字の部分もまったくそのとおりだと思います。物理的におかしな指導言語でも、その結果あらわれる動作が物理的に理に適っていれば良い指導言語だったことになります。

それに自戒をこめて私の考えを付け加えれば、掲示板での動作の記述はできるだけ客観的であるよう気をつけるべきだと思います。
すぐれた指導言語とは、指導者が伝えたいイメージ・感覚を、多くの選手に誤解されずに理解してもらえる言葉だと思います。しかし、どんな指導言語も他の選手とは違ったイメージで捉える選手がいるはずです。指導の現場なら誤解していることがわかると思いますが、掲示板では出来るだけ客観的な言葉を補って議論していかなければ誤解していることが分からない場合もあり、話がかみ合わなくなりがちです。

たとえは、あくまでもたとえなので主観的に理解されるものです。トランポリンというたとえは比較的イメージを誤解されにくい優れたたとえだと思いますが、それでも注意して使わないと今回のように誤解が生じるわけですね。

引用:
オリビアさんwrote:
バレーボール学会の時に工学部の先生であるMさんとお話をした時に「なるほど」と思ったのは「学問は凡人のためにある」といった内容の言葉でした。物理学にしろ、なんの学問にしろ一握りの天才は直観的に真理がわかってしまうのですが、凡人にはわからない。それを凡人にわかるようにするために数式を使ったり、法則や原理を作り、体系化して凡百の人々に教えていくことこそが「学問」であるということです。

すぐれた指導者の経験に基づいた指導言語やユニークな練習法の中には多くの真理が宝の山のように隠されていると思います。しかし、凡人のわれわれにはその真意がなかなかわかりません。スポーツにおける物理学とはそのような優れた指導者のみが知っている真理を凡人にもわかるように翻訳する道具であると思います。

スポーツにおける科学は常に後追いであると思います。王選手の一本足打法や、イチロー選手の振り子打法、野茂投手のトルネード投法などがスポーツ科学が生み出したとは聞いたことはありません。必ずある選手が成功したあとに「○○打法は理にかなっている」と解説が出てきます。物理は天才的な選手や創造的な選手の動作を解説することはあっても生み出すことは難しいと思います。(これはなかなか覆せないと思います)

堺ブレーザーズがVリーグ男子を制しました。神奈川県出身ということもあってキャプテンの千葉新也選手(今回MVP!)は大学時代から注目しておりました。身長は低いのですが、今の男子の中じゃ、上手い選手の筆頭に挙げられると思います。千葉選手のどこが上手いのかを説明し、他の身長の高い選手がその技術を身につければ日本はもっと強くなるでしょうし、後世の人間にわかる形で残していけば選手にも指導者にも役に立つことだと思います。そのためには運動を客観的に説明し、(どの時代の人でも誰でもわかる言葉で)残して置く必要があります。それこそが運動における物理的な説明の存在意義だと思います。

オリビアさんと私のあいだに見解の相違は少ないと思いますが返信させていただきます。
オリビアさんのお話を伺って思い出しました。科学は先人の研究結果を利用して自分の研究を行うことができる点が優れていると思います。たくさんの人々によって、幾年にもわたって研究が積み重ねられるわけです。

そうやって積み重ねていくことができるのは、まさに科学が客観的だからこそです。この客観性のおかげで科学と言うものがここまで発展してきました。
客観的であることは、引用した私の発言のとおり距離の壁を越えるために役立ちますが、さらに時間の壁を超えるためにも役立つのです。

オリビアさんがおっしゃった「スポーツにおける物理学とはそのような優れた指導者のみが知っている真理を凡人にもわかるように翻訳する道具であると思います。」という言葉はもちろん正しいと思います。
指導の現場では主観的な指導言語で構わないのです。指導者は選手の様子を直接見て、適切な指導言語を選ぶことができるからです。
しかし直接指導していただく機会に恵まれない凡人にとっては、客観的な言葉で真理が記述されていなければ誤解の恐れが大きいのです。
ただ、客観的であれば誤解がないかというとそうとも言えません。そのあたりの詳細は新インナーゲームの書評に書いてみました。そして当然、科学的客観的な言葉がベストの指導言語ではない場合が多いでしょう。


これからの「へりくつバレーボール」のあり方は、

1)まず優れた指導者の指導言語や優れた選手のプレイを客観的に知り、

2)その次に客観的にベターなプレイを指導する上でどのような手段があるか模索する

という段階を踏んでいくのが良いと思います。そしてどの段階の議論をしているのかを意識し、むやみに話を混乱させないように各自で気をつけることが必要になってくると思います。(気にしすぎて発言しないのも良くありません。)

当サイト常連の方々は、皆さん意識的、または無意識にふたつの段階を区別して議論されていると思いますが、どちらの段階にどれくらい興味があるかはひとそれぞれです。お互いの興味の対象は尊重していけるサイトでありたいと思います。
とんと いつしか「古典的な」「基本」になった「指導言語」の再評価も重要か  /  投稿日時: 2006-3-21 23:23
へりくつ道場師範代
登録日: 2006-1-16
投稿: 238
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
たれいらんさんの意図した展開とは異なると思いますが・・・

私は指導言語の一人歩きが一番恐ろしい事だと思っています。直感的には、このサイトで様々な否定的意見を受けるような「古典的な」「基本」も、本当は優れた指導者が適切なタイミングで使った言葉が一人歩きした結果なのだろうと思います。それらの「基本」がどのような時には有効になるのかを「物理」の言葉を使って再評価する作業も重要かと思います。
たれいらん Re: いつしか「古典的な」「基本」になった「指導言語」の再評価も重要か  /  投稿日時: 2006-3-22 0:10
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
とんとさんご意見ありがとうございます。展開は意図していませんよ(笑)いろいろな考えをお聞きしたいと思っています。

引用:
とんとさんは書きました:
私は指導言語の一人歩きが一番恐ろしい事だと思っています。直感的には、このサイトで様々な否定的意見を受けるような「古典的な」「基本」も、本当は優れた指導者が適切なタイミングで使った言葉が一人歩きした結果なのだろうと思います。

私もそうだと思います。そして一人歩きした原因は、その指導言語の意図するところを理解しないまま次の指導者が使ったことではないでしょうか。ですから指導者にはできるだけ客観的な意味を理解してほしいと思います。

また、指導言語だけにたよらず、さまざまな種類のドリルによる指導方法もありますね。ドリルを正しく用いれば、それにより生み出される選手の動きは、指導言語をもちいるより意図どおりになりやすいと思います。

引用:
それらの「基本」がどのような時には有効になるのかを「物理」の言葉を使って再評価する作業も重要かと思います。

条件によっては古い「基本」も有効になるのでしょうね。価値のある取り組みになると思います。
司馬仲達 Re: いつしか「古典的な」「基本」になった「指導言語」の再評価も重要か  /  投稿日時: 2006-3-22 0:57
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
>私もそうだと思います。そして一人歩きした原因は、その指導言語の意図す>るところを理解しないまま次の指導者が使ったことではないでしょうか。です>から指導者にはできるだけ客観的な意味を理解してほしいと思います。

>また、指導言語だけにたよらず、さまざまな種類のドリルによる指導方法も>ありますね。ドリルを正しく用いれば、それにより生み出される選手の動き >は、指導言語をもちいるより意図どおりになりやすいと思います。


物理はちょっと苦手な分野ですが・・・(^^;)
言葉とか言語という部分で言えば、確か以前も同じ内容をざぶたさんのブログで書きましたが、現役で活躍されている指導者の方々が良く指導者講習会の講師をしたりしますが、自分でチームを持つ以上、所謂「本当に大事なこと」は省くと言うか意図的に教えないと言う所がありますよね〜。

電機屋の僕がそう言う事になることは絶対に有り得ませんが、仮に僕が講習会の講師を請け負うことになったチームを持つ監督であればやっぱり同じ様に「大事なところ」を口外したくないですからね。
逆を言えばそれを言うことによって自チームの弱点や攻略法のヒントを他の指揮者に与えかねませんし、講習会で教えたチームが自チームよりも強くなっちゃったらやっぱり困りますから(^^;)

そう言う意味では先日あったバレーボール学会やフジテレビのやっているコーチングキャラバンなどの企画はそう言うしがらみが無い分良い試みだと思ってます。

(ただ、コチキャラはたま〜に「え?何それ??^^;」って場合があるのと、どうも精神論的な面が前に出すぎているとも感じますが・・・)

まだ引用が巧く使えず読みづらくなってしまいました。すいませんm(_ _)m
TUBE Re: 物理と指導言語の関係  /  投稿日時: 2006-3-24 22:13
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-3-16
投稿: 159
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
おじゃまします。
私は、現在小学生の指導をしています。

今回のトランポリン発言から、
反響の大きさに少しびっくりしています。

いままで、指導ではトランポリンという表現は使ったことはありません。

パソコン上でニュアンスを伝えるのに考えて出てきたのが、この言葉でした。

頭に浮かんだ瞬間は、いい感じ!!と思ったのですが・・・。
難しいですね。

そういえば、椅子から立つときに膝から手を離す時がオーバーのタイミングとの発言に、私は素晴らしいと感動したのですが?

素人の私の妻に、この感覚だと話してみたのですが???

どうやら、感覚がわかる人には、とても納得できる表現ですが感覚の掴めていない人には、理解不能のようです。

また、本人が意識していることと現実は異なっていることも意外と多く、
更に混乱してしまいます。

また、複数の指導者で指導しているのですが、各々の指導者により考え方が異なり、生徒が混乱するのではと思うことがたまにあります。

例えば、スパイクでも左から1 ・ 2・3で飛ぶとか、
右足から1 . 2 .3.4で飛ぶとか?
こんな事でさえ、感覚が違います。

でも、最終的に目指してることは同じなんですけどね!

難しいですね!
たれいらん 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-25 2:54
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
司馬さん返事遅くなりました。

引用:
司馬仲達さんは書きました:
現役で活躍されている指導者の方々が良く指導者講習会の講師をしたりしますが、自分でチームを持つ以上、所謂「本当に大事なこと」は省くと言うか意図的に教えないと言う所がありますよね〜。

電機屋の僕がそう言う事になることは絶対に有り得ませんが、仮に僕が講習会の講師を請け負うことになったチームを持つ監督であればやっぱり同じ様に「大事なところ」を口外したくないですからね。

逆を言えばそれを言うことによって自チームの弱点や攻略法のヒントを他の指揮者に与えかねませんし、講習会で教えたチームが自チームよりも強くなっちゃったらやっぱり困りますから(^^;)

おっしゃるとおりですね。司馬さんのお師匠様の、何十種類もあるドリルとかとても知りたいですが、そういう機会はないでしょうね(笑)


引用:
そう言う意味では先日あったバレーボール学会やフジテレビのやっているコーチングキャラバンなどの企画はそう言うしがらみが無い分良い試みだと思ってます。

しがらみがない点ではコーチングキャラバンも信頼できますね。このサイトでもそういったものに縛られずにどんどん教えてくださる方が多くてうれしいです。


引用:
まだ引用が巧く使えず読みづらくなってしまいました。すいませんm(_ _)m

引用の使い方のどのあたりがわからないですか?慣れると楽しいですよ(笑)
たれいらん Re: 物理と指導言語の関係  /  投稿日時: 2006-3-25 3:05
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
TUBEさんこんばんは。盛んな書き込みに感謝しております。


引用:
TUBEさんは書きました:
今回のトランポリン発言から、
反響の大きさに少しびっくりしています。

それだけの内容があったのだと思います。


引用:
いままで、指導ではトランポリンという表現は使ったことはありません。

パソコン上でニュアンスを伝えるのに考えて出てきたのが、この言葉でした。

頭に浮かんだ瞬間は、いい感じ!!と思ったのですが・・・。
難しいですね。

とてもイメージしやすい言葉ですから、使い方に気をつければ有力な指導言語になりうると思います。どのような使い方が適切なのかこれからも一緒に考えてみませんか?


引用:
そういえば、椅子から立つときに膝から手を離す時がオーバーのタイミングとの発言に、私は素晴らしいと感動したのですが?

素人の私の妻に、この感覚だと話してみたのですが???

どうやら、感覚がわかる人には、とても納得できる表現ですが感覚の掴めていない人には、理解不能のようです。

バレー職人さんの提示されたドリルですね。奥様には話しただけなのでしょうか?機会がありましたら、ぜひ実際に試してみて、またお話いただけたらうれしいです。


引用:
また、本人が意識していることと現実は異なっていることも意外と多く、
更に混乱してしまいます。

これは名選手でもしばしば犯す間違いですね。


引用:
また、複数の指導者で指導しているのですが、各々の指導者により考え方が異なり、生徒が混乱するのではと思うことがたまにあります。

例えば、スパイクでも左から1 ・ 2・3で飛ぶとか、
右足から1 . 2 .3.4で飛ぶとか?
こんな事でさえ、感覚が違います。

日本ではそのあたり言葉が統一されていませんね。
アメリカ?では「ラストツーステップ」という言葉を用いるそうです。初めて聞いたとき、このわかりやすさに私は感動しました。


これからも宜しくお願い致します。
司馬仲達 Re: 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-26 1:40
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
引用:

おっしゃるとおりですね。司馬さんのお師匠様の、何十種類もあるドリルとかとても知りたいですが、そういう機会はないでしょうね(笑)


師匠の場合、ヘタすると僕が習っていたメニュー自体も変わってますからね・・・そう言う意味では僕も分からないです。
例えば合宿の内容なんぞ僕らの知ってる代のメニューと全くと言って良いほど違います。
それこそ殺人的な練習やトレーニングでした。5分休憩の時は師匠本人が「野戦病院」とか「子鹿がいっぱいいる」とか色々言ってました。思い出すだけで疲れます。

しかし、僕がコーチをやっているときはボールを使うメニューの方が沢山ありました。しかもボールを触っていない本当に数秒の間もスクワットしていたり腕立てしたり・・・一日恐らく1000回はしてますが、恐怖でやってます。
これを師匠は「ボールを使いながら野戦病院を作れるんだからこっちの方が能率が良い!」だそうですw

でもこれ自体は僕が知っている時の話なので恐らくは更に磨きが・・・恐ろしや。

しかし、ここまでやっていてもたれいらんさんの地区は師匠にとって鬼門中の鬼門です。沖縄・九州地区は更に強烈な指導者がいるのでしょうw

あと、引用の件ですが、要は“quote”と言うコマンドを[]左右に着けて文章の先頭に着けて、引用する部分を締めるには[]をつけた“/quote”で良いんですか??

内容が大分脱線してしまいました。申し訳ありません…
sofia 引用方法  /  投稿日時: 2006-3-26 10:12
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-2-2
投稿: 51
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
司馬さん、それであってます。

実際では、半角入力します。
[quote]引用したい文章[/quote]

ちなみに
[u]アンダーラインを引きたい文章[/u]
司馬仲達 Re: 引用方法  /  投稿日時: 2006-3-27 0:43
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
>sofiaさん

有り難うございます!アンダーラインのコマンドもあるんですね。
参考になります。

ところでこの様なコマンドってどこかに参考URLありますか??

またまた脱線・・・ご容赦を。
たれいらん Re: 引用方法  /  投稿日時: 2006-3-27 3:08
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
司馬仲達さんは書きました:
>sofiaさん

有り難うございます!アンダーラインのコマンドもあるんですね。
参考になります。

sofiaさんフォローありがとうございました。

引用:
ところでこの様なコマンドってどこかに参考URLありますか??

またまた脱線・・・ご容赦を。

もっと早くご紹介すべきでしたね。
このサイトにある程度載っています。これを活用して掲示板生活を豊かにしていきましょう(笑)
たれいらん Re: 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-27 3:13
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
司馬さん お師匠様の話どうもありがとうございました。大変参考になります。

メニュー自体もすごいはずですが、そういったたくさんのメニューを管理していくことや選手を手抜きさせないよう管理する能力にも強さの秘密がありそうですね。

話を元に戻して^^;指導法について伺いたいのですが、ある練習メニューを初めて導入するとき、どのように指導されていましたか?パスのフォームなども細かく指導されるのでしょうか?差し支えの無い範囲でいろいろ教えていただきたいです。
司馬仲達 Re: 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-27 23:47
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
引用:

指導法について伺いたいのですが、ある練習メニューを初めて導入するとき、どのように指導されていましたか?パスのフォームなども細かく指導されるのでしょうか?差し支えの無い範囲でいろいろ教えていただきたいです。


これは師匠の場合の話で良いですか?そうだと仮定して。

パスフォームやフットワークの特にレシーブステップに関しては各種ボールに合わせてかなり綿密にドリルとしてUP代わりにやっていますが、平日など練習時間が短い短縮メニューでやってます。
全てのメニューをきっちりやると1.5時間〜2時間かかってしまいますね。多分。
ドリルの内容は所謂女子チームの強い所がやっている様な内容ですね。
全般的には体で覚えるメニューはドリルになってます。

初めて導入する練習に関しては・・・・何というか、それこそ3日に一度はガラッと内容が変わっています。

なので「新メニュー導入!!」と構えて詳細を説明したりはしません。それ以前の1年生の初心者の頃からシステム的な説明を耳にタコができるほどしますので、余程複雑な事をしなければ口頭で例えば、

「セッターと他で3つに分かれてお前らはここからこっちにスタート。おまえらはここからツーマーク・クイックマークして打たれたらここに下がれ。レシーブは真ん中に上げてレフトに2段。チャンスはセッターに返してコンビで切り返し。ブロックカバーもだ。捕まったらフライングでコート1週。フェイント禁止。終わったら反対に入ってブロック。その後ボール拾って逆に入って待ってる間はスクワット。分かったか?やれ!」

みたいな感じです。この説明はチャンスボールと強打からの切り返しの練習ですが、多分言葉だけ聞いただけでは分からないでしょうね(^^;)でも、生徒は分かるんです。不思議と。

でも中には分からない生徒もいるのでそう言うときはチームメイトや先輩が手順と目的を説明します。
たれいらん Re: 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-28 2:31
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ああ、すみません!導入法を聞きたかったのはドリルの指導のことです。レシーブステップのドリルで「この距離この高さのボールはこういう足運びをしろ」など、フォームに関する決まりごとは多いんでしょうか?また、最初にそれを指導するのは上級生の仕事ですか?

それにしても丁寧に書いてくださりありがとうございました。知りたかった以上のことが聞けてものすごく得した気分です。システム的な説明を何度も繰り返すのもポイントかもしれませんね。これからもいろいろ勉強させてください。
司馬仲達 Re: 本当に大事なこと  /  投稿日時: 2006-3-28 21:59
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
引用:

たれいらんさんは書きました:
ああ、すみません!導入法を聞きたかったのはドリルの指導のことです。レシーブステップのドリルで「この距離この高さのボールはこういう足運びをしろ」など、フォームに関する決まりごとは多いんでしょうか?また、最初にそれを指導するのは上級生の仕事ですか?


たれいらんさん了解です。
師匠の場合は教える大前提が「何故これに意味が無いのか」「何故こうすべきなのか?」と言うスタンスですね。そこを前提に教えるので生徒も自然と合理的なステップを身につけます。
例えば、「何故クロスステップは必要なのか?」「上体の高いサイドステップは何故意味が無いのか?」と言う問いかけから始まり、それに対しての説明をします。
その事を口が酸っぱくなるまで言う事により、ステップや練習中に生徒が失敗をするとその本人自身が「間違えた」と言う認識を持ちますので師匠の指導上で正確なフォームを身につけて行きます。
なので、上級生が下級生に対して「ここはこうだよ〜ん」と指示・指導をする事が可能になります。生徒自身が練習の意味と効果を知って練習するのは効果的だとおもいます。

まぁ、学校の授業でも実社会に出た場合の業務の指示・指導でも同じですよね。

これで答えになりますでしょうか(^^;)
たれいらん 次から次へと質問ばかりですみません。  /  投稿日時: 2006-3-30 17:04
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
司馬さんありがとうございます。

やはり理由などを考えさせるんですね。当たり前かもしれませんが、お師匠様は体系化された優れた理論をお持ちだということですね。問いかけから始めて考えさせるというのがいいですね。

ところで、今の司馬さんから見て、お師匠様の理屈でちょっと違うんじゃないかな〜という部分はありますか?または、「お師匠さまの理屈も一理あるけど別の見方もいいのでは」という部分でもかまいません。
司馬仲達 Re: 次から次へと質問ばかりですみません。  /  投稿日時: 2006-3-30 21:08
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
引用:

たれいらんさんは書きました:
司馬さんありがとうございます。

やはり理由などを考えさせるんですね。当たり前かもしれませんが、お師匠様は体系化された優れた理論をお持ちだということですね。問いかけから始めて考えさせるというのがいいですね。

ところで、今の司馬さんから見て、お師匠様の理屈でちょっと違うんじゃないかな〜という部分はありますか?または、「お師匠さまの理屈も一理あるけど別の見方もいいのでは」という部分でもかまいません。


一杯ありますよ。正直言って(^^;)

例えばブロックは師匠自身あまり得意では無い様です。
基本的に師匠はコミットorマンツーマンブロックしか体系的に理解されてない様で、リードブロックのシステムをどうも理解していない様です。
師匠自身はコンビバレーは大好きなんですがね・・・多分自分で作ったコンビシステムをブロック対策出来ないのではないかとも思います。

でも、コミットとマンツーマンさえしっかり教えれば中学レベルでは大抵大丈夫なんですよね。これが。

但し、たれいらんさんの地区の佐良浜の様なハチャメチャなコンビをするチームには対応出来ないので、以前書いた様に師匠にとっては「鬼門」なんですよ。(_ _;)
たれいらん Re: 次から次へと質問ばかりですみません。  /  投稿日時: 2006-4-1 1:08
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
一杯ありますよ。正直言って(^^;)

へ〜そうなんですか。正直、安心しました(笑)

引用:
でも、コミットとマンツーマンさえしっかり教えれば中学レベルでは大抵大丈夫なんですよね。これが。

それはわかるようなきがします。

引用:
但し、たれいらんさんの地区の佐良浜の様なハチャメチャなコンビをするチームには対応出来ないので、以前書いた様に師匠にとっては「鬼門」なんですよ。(_ _;)

実は佐良浜の単独チームは見たことがありません。数年前に県選抜選考会を見学させていただいたときに思ったのは、佐良浜の選手も含めて「えらく遅い速攻だな」でした。リードブロックの餌食になりそうな気がするのですが、司馬さんはどう思われますか?
司馬仲達 Re: 次から次へと質問ばかりですみません。  /  投稿日時: 2006-4-1 1:37
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
>へ〜そうなんですか。正直、安心しました(笑)

まぁ、中には信者みたいな方も居ますがそれじゃあ中学時代から進歩が無いと言う事になりますから(^^;;;;;;A)

>佐良浜の選手も含めて「えらく遅い速攻だな」でした。

多分、佐良浜の攻撃はサイドと真ん中の速攻がほぼ同じタイミングなのでそれはそれで効果があるのではないかな???と考えます。

>リードブロックの餌食になりそうな気がするのですが、司馬さんはどう思われますか?

僕も同感です。さらにハイセットを打ち切れる選手が居れば手も足も出ないでしょうね。
実際、高校に上がった佐良浜の6人の選手と我が母校が春高で当たったのですが、サーブカットが乱れ始めた佐良浜がハイセットを打ち切れずにブロックに掛かってワンタッチをしっかり切り返されて何も出来なかったと言う展開でした。

ただ、マンツーマンorコミットではマークの受け渡しの間に打ち込まれる・・・ブロックの横を華麗に打ち抜かれると言う画が目に浮かびますねw
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